トヨタ F1 中国GP
トヨタは、F1中国GP予選で、ヤルノ・トゥルーリが6番手、ティモ・グロックが14番手だった。

午前中のフリー走行で、問題が発生したギアボックスを交換したグロックは、5グリッド降格のペナルティを受け、決勝では19番手からのスタートとなる。

ヤルノ・トゥルーリ (6番手)
「厳しい予選セッションだった。午前のフリー走行後、上位につけると信じていたので、予選の結果は少し残念だ。オーストラリアGPの時のように、午前と午後で、グリップの感じが変わってしまった。その後は、調子が戻らず、Q3に進むために、必死にプッシュしなければならなかった。ただ、最終ラップには満足しており、6番手は妥当だと思う。明日は、雨が降るかもしれず、総合力が問われるので良いレースにしたい」

ティモ・グロック (14番手)
「午前中のフリー走行の3、4周を走り終えたころ、ギアボックスのトラブルが出て、予選に向け、あまり走り込めなかった。昨日のクルマの調子と違い、Q1ですでに手こずり、コーナーに上手く対処できず、Q3に進むのは難しいと思った。クルマが不安定で、最後の周回では自分がミスを起こした。ギアボックス交換のペナルティを受け、後ろの列からのスタート。雨の予想もあるので、前方を狙いたい」

パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー)
「今年のいつもの結果からほど遠く、期待が外れた。午前中にティモのクルマに出たギアボックスのトラブルを修復できず、予選の前に交換せざるをなかった。ティモにとっては、ペナルティで後列スタートになるし、大変な一日、厳しい予選になってしまった。19番手スタートになる明日に向け、戦略を練り直す。ヤルノは比較的、上手くいった。スーパーソフトは特に思っていたほど悪くなかったが、それでもやはり難しいので、決勝ではタイヤが重要になってくる。明日は、スリーストップの戦略を試みるチームもあると考えられ、レースがどう展開するか興味深い」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「予想外に苦戦したというのが正直な気持ちだ。まず午前のフリー走行でティモのギアボックスにトラブルが発生、ギアボックスを交換。ヤルノは午前中こそ順調だったが、予選に入ると路面温度が高くなったためか、思うようにグリップを得る事が出来ず、最終予選で6番手に留まってしまった。ティモはギアボックス交換によるペナルティもあり、後方からのレーススタートなる。しかし明日は雨の予想もあり、最後の最後まで諦めることなく、積極的なレースを展開したい」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1中国GP