トロロッソ・ホンダ:F1ロシアGP 決勝レポート
トロロッソ・ホンダは、F1ロシアGPの決勝レースで、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにスタート早々にメカニカルトラブルによりリタイアした。
第16戦ロシアGP、決勝レースが午後2時10分より行われた。ソチは朝から厚い雲に覆われ、時折り降雨に見舞われる天候だったが、決勝レースは気温23℃のドライコンディションでスタートを迎えた。
トロロッソ・ホンダの2台は、パワーユニット(PU)交換によるペナルティでグリッド降格となり、ピエール・ガスリーが9列目17番手、ブレンドン・ハートレーが最後尾20番手からスタートした。
午後2時10分にフォーメーションラップがスタートし、53周のレースが幕を開けた。しかし、スタート直後から2台ともにブレーキ関連のトラブルに直面した。ブレンドン・ハートレーは1周を終え当初の戦略通りにピットインし、レースに戻るが、ブレーキの状態に変化はなく4周を走行しピットに戻りリタイア。ピエール・ガスリーもほぼ同タイミングでピットインし、リタイアとなった。
F1 第17戦 日本GPは、三重県鈴鹿サーキットで10月5日~7日に行われる。
ピエール・ガスリー (リタイア)
「レースがスタートしてすぐに、ブレーキペダルに違和感を感じました。ブレーキの戻りが悪く、その症状はすぐに悪化していきました。そして3周目の4コーナーでブレーキを踏み込んだとき、ブレーキが効かなくなり、フロントのブレーキを完全に失ってしまったため、リタイアせざる得ない状況となってしまいました。これからデータを見返し、なにが原因だったかをはっきりさせる必要があります。しかし、なにより、あまりにも早い段階で2台ともレースリタイアとなってしまったことが悔しくてたまりません」
ブレンドン・ハートレー (リタイア)
「スタートはうまく決まり、5コーナーでピエール(・ガスリー)を抜くことができました。ちょうどマクラーレンのマシンにアタックを仕掛けようとしていたとき、ブレーキがおかしいことに気づきました。無線でピットに報告し、当初からの予定通りにピットストップを行うことにしました。少し無茶ではありましたが、前日までの走行でタイヤの持ちとペースに手応えを感じていたので、決勝レースのほとんどをソフトタイヤで戦う作戦を立てていました。しかしピットアウトした瞬間にブレーキペダルが効かなくなり、リアがロックしてそのままスピンしてしまいました。チーム内で両マシンに同じ症状が同じタイミングで起こりましたが、次戦のために早急に原因をチームが解明してくれるはずです。 金曜日に使用した新しいPUのパフォーマンスにはみんながワクワクしていますし、鈴鹿でのレースを楽しみにしています」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「両マシンがリタイアという結果になり、トロロッソにとってとても悔しい日曜となってしまいました。原因は解明中ですが、フロントのブレーキが熱を持ってしまい、キャリパーのピストンの一つが戻らない現象に陥ってしまいました。これが原因でブレーキフルード(ブレーキオイル)がオーバーヒートを起こし、ブレーキペダルが戻らなくなってしまったようでした。よって、残念ながら両マシンともリタイアせざる得ない状況となってしまいました。マシンはパルクフェルメにて車両保管されていたので、もちろん昨日からなにもマシンへの変更は行っておらず、なにが原因だったのかを解明する必要があります。このレースウイークでのポジティブな面は、ホンダの新しくアップグレードされたPUですばらしい進化を見られたことです。 これから気持ちを切り替え、鈴鹿でのレースがいい一戦となるよう、チーム一丸となり万全に準備していきたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「週末を通してチームメンバー全員が懸命に作業してきただけに、スタート直後にトラブルにより2台ともがレースを終えなければいけなかったことは非常に残念でした。金曜には日本グランプリが迫っていますので、ここからは気持ちを切り替えて準備を進めます。日本のファンの前でいいレースができればと思っています」
関連:F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが今季8勝目!メルセデスが1-2!
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1ロシアGP
第16戦ロシアGP、決勝レースが午後2時10分より行われた。ソチは朝から厚い雲に覆われ、時折り降雨に見舞われる天候だったが、決勝レースは気温23℃のドライコンディションでスタートを迎えた。
トロロッソ・ホンダの2台は、パワーユニット(PU)交換によるペナルティでグリッド降格となり、ピエール・ガスリーが9列目17番手、ブレンドン・ハートレーが最後尾20番手からスタートした。
午後2時10分にフォーメーションラップがスタートし、53周のレースが幕を開けた。しかし、スタート直後から2台ともにブレーキ関連のトラブルに直面した。ブレンドン・ハートレーは1周を終え当初の戦略通りにピットインし、レースに戻るが、ブレーキの状態に変化はなく4周を走行しピットに戻りリタイア。ピエール・ガスリーもほぼ同タイミングでピットインし、リタイアとなった。
F1 第17戦 日本GPは、三重県鈴鹿サーキットで10月5日~7日に行われる。
ピエール・ガスリー (リタイア)
「レースがスタートしてすぐに、ブレーキペダルに違和感を感じました。ブレーキの戻りが悪く、その症状はすぐに悪化していきました。そして3周目の4コーナーでブレーキを踏み込んだとき、ブレーキが効かなくなり、フロントのブレーキを完全に失ってしまったため、リタイアせざる得ない状況となってしまいました。これからデータを見返し、なにが原因だったかをはっきりさせる必要があります。しかし、なにより、あまりにも早い段階で2台ともレースリタイアとなってしまったことが悔しくてたまりません」
ブレンドン・ハートレー (リタイア)
「スタートはうまく決まり、5コーナーでピエール(・ガスリー)を抜くことができました。ちょうどマクラーレンのマシンにアタックを仕掛けようとしていたとき、ブレーキがおかしいことに気づきました。無線でピットに報告し、当初からの予定通りにピットストップを行うことにしました。少し無茶ではありましたが、前日までの走行でタイヤの持ちとペースに手応えを感じていたので、決勝レースのほとんどをソフトタイヤで戦う作戦を立てていました。しかしピットアウトした瞬間にブレーキペダルが効かなくなり、リアがロックしてそのままスピンしてしまいました。チーム内で両マシンに同じ症状が同じタイミングで起こりましたが、次戦のために早急に原因をチームが解明してくれるはずです。 金曜日に使用した新しいPUのパフォーマンスにはみんながワクワクしていますし、鈴鹿でのレースを楽しみにしています」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「両マシンがリタイアという結果になり、トロロッソにとってとても悔しい日曜となってしまいました。原因は解明中ですが、フロントのブレーキが熱を持ってしまい、キャリパーのピストンの一つが戻らない現象に陥ってしまいました。これが原因でブレーキフルード(ブレーキオイル)がオーバーヒートを起こし、ブレーキペダルが戻らなくなってしまったようでした。よって、残念ながら両マシンともリタイアせざる得ない状況となってしまいました。マシンはパルクフェルメにて車両保管されていたので、もちろん昨日からなにもマシンへの変更は行っておらず、なにが原因だったのかを解明する必要があります。このレースウイークでのポジティブな面は、ホンダの新しくアップグレードされたPUですばらしい進化を見られたことです。 これから気持ちを切り替え、鈴鹿でのレースがいい一戦となるよう、チーム一丸となり万全に準備していきたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「週末を通してチームメンバー全員が懸命に作業してきただけに、スタート直後にトラブルにより2台ともがレースを終えなければいけなかったことは非常に残念でした。金曜には日本グランプリが迫っていますので、ここからは気持ちを切り替えて準備を進めます。日本のファンの前でいいレースができればと思っています」
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