トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 決勝レポート
トロロッソ・ホンダは、F1フランスGPの決勝レースでブレンドン・ハートレーが最後尾から粘り強く戦い、14位でフィニッシュ。母国GPのピエール・ガスリーは、1周目にアクシデントでリタイアに終わった。
2018年のF1世界選手権 第8戦フランスGPは、快晴の下、午後4時10分から決勝レースが行われた。気温は24度、路面温度は44度、ところどころに雲が広がり降水確率60%のコンディション。
予選14番手のピエール・ガスリーは7列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、パワーユニット交換のペナルティを科され最後列20番手からのスタート。トロロッソ・ホンダの2台は、ガスリーがスーパーソフトタイヤ、ハートレーがウルトラソフトタイヤでスタートした。
スタート後の3コーナーで、ピエール・ガスリーは他車と接触しスピン。マシンにダメージを負ったガスリーは、その場でマシンを止めてリタイアとなった。
1周目に複数のアクシデントが発生し、SCが導入された。ブレンドン・ハートレーは、この混乱を切り抜けポジションを上げた。6周目にレースが再開され、ハートレーはレース中盤まで14番手を走行。徐々にペースを上げていく。最後尾スタートということもあり、降雨の可能性も考慮した戦略でタイヤ選択をしたハートレーは、ウルトラソフトタイヤながら交換のタイミングを引き伸ばし38周目にピットイン。スーパーソフトタイヤに交換しコースに戻った。レース終盤の48周目、ハートレーは2台をパスし14番手にポジションを上げて、そのままフィニッシュを迎えた。
第9戦 F1オーストリアGPは、レッドブルリンクで6月29日~7月1日に行われる。
ブレンドン・ハートレー (14位)
「最後尾スタートとなりポジションアップが困難かと思われましたが、結果としてはいいレースができたと思います。序盤にエリクソン選手(Sauber)といいバトルができましたが、ピットストップの間に逆転されてしまいました。1周目のバトルの中で何台かシケインをカットするマシンもありましたが、僕は距離を置いてマシンの安全を第一に走行しました。もっと前進を見せられるレースにしたかったのですが、今日はうまくペースをつかむことができませんでした。最後尾からスタートし、難しいレースとなり2台のウィリアムズをオーバーテイクするのが精一杯でしたが、できる限りのことはやったと思います」
ピエール・ガスリー (リタイア)
「たったの3コーナーでレースを終えてしまい、とても悔しいレースになりました。インからオコン選手(Force India)をオーバーテイクしようとしたとき、彼から見えていたと思っていましたが、インを閉めてきた彼との接触を避けることができませんでした。フランスGPで私たちフランス人同士が接触を起こしてしまい、とても残念な一戦になってしまいました。せっかく母国で開催されるレースだったのでいい一戦にしたかったのですが、このような結果となってしまいまだ自分の中でうまく気持ちを整理できていません」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今回のフランスグランプリは、全体として難しい週末になりました。 初の母国グランプリとなったガスリー選手がスタート直後にクラッシュに巻き込まれ、レースを終えたことは、我々だけでなくフランスのファンにとっても残念な結果になりました。 PU交換によるペナルティの影響で最後尾からのスタートとなったハートレー選手は、いくつかのオーバーテイクを見せて順位を上げました。その後も最後まで堅実な走りを続けたものの、ポイントの獲得には至りませんでした。 来週にはまたすぐにオーストリアグランプリがやってきますので、気持ちを切り替えて準備を進めます」
関連:F1フランスGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで圧勝
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1フランスGP
2018年のF1世界選手権 第8戦フランスGPは、快晴の下、午後4時10分から決勝レースが行われた。気温は24度、路面温度は44度、ところどころに雲が広がり降水確率60%のコンディション。
予選14番手のピエール・ガスリーは7列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、パワーユニット交換のペナルティを科され最後列20番手からのスタート。トロロッソ・ホンダの2台は、ガスリーがスーパーソフトタイヤ、ハートレーがウルトラソフトタイヤでスタートした。
スタート後の3コーナーで、ピエール・ガスリーは他車と接触しスピン。マシンにダメージを負ったガスリーは、その場でマシンを止めてリタイアとなった。
1周目に複数のアクシデントが発生し、SCが導入された。ブレンドン・ハートレーは、この混乱を切り抜けポジションを上げた。6周目にレースが再開され、ハートレーはレース中盤まで14番手を走行。徐々にペースを上げていく。最後尾スタートということもあり、降雨の可能性も考慮した戦略でタイヤ選択をしたハートレーは、ウルトラソフトタイヤながら交換のタイミングを引き伸ばし38周目にピットイン。スーパーソフトタイヤに交換しコースに戻った。レース終盤の48周目、ハートレーは2台をパスし14番手にポジションを上げて、そのままフィニッシュを迎えた。
第9戦 F1オーストリアGPは、レッドブルリンクで6月29日~7月1日に行われる。
ブレンドン・ハートレー (14位)
「最後尾スタートとなりポジションアップが困難かと思われましたが、結果としてはいいレースができたと思います。序盤にエリクソン選手(Sauber)といいバトルができましたが、ピットストップの間に逆転されてしまいました。1周目のバトルの中で何台かシケインをカットするマシンもありましたが、僕は距離を置いてマシンの安全を第一に走行しました。もっと前進を見せられるレースにしたかったのですが、今日はうまくペースをつかむことができませんでした。最後尾からスタートし、難しいレースとなり2台のウィリアムズをオーバーテイクするのが精一杯でしたが、できる限りのことはやったと思います」
ピエール・ガスリー (リタイア)
「たったの3コーナーでレースを終えてしまい、とても悔しいレースになりました。インからオコン選手(Force India)をオーバーテイクしようとしたとき、彼から見えていたと思っていましたが、インを閉めてきた彼との接触を避けることができませんでした。フランスGPで私たちフランス人同士が接触を起こしてしまい、とても残念な一戦になってしまいました。せっかく母国で開催されるレースだったのでいい一戦にしたかったのですが、このような結果となってしまいまだ自分の中でうまく気持ちを整理できていません」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今回のフランスグランプリは、全体として難しい週末になりました。 初の母国グランプリとなったガスリー選手がスタート直後にクラッシュに巻き込まれ、レースを終えたことは、我々だけでなくフランスのファンにとっても残念な結果になりました。 PU交換によるペナルティの影響で最後尾からのスタートとなったハートレー選手は、いくつかのオーバーテイクを見せて順位を上げました。その後も最後まで堅実な走りを続けたものの、ポイントの獲得には至りませんでした。 来週にはまたすぐにオーストリアグランプリがやってきますので、気持ちを切り替えて準備を進めます」
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