F1フランスGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで圧勝
2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPの決勝が6月24日(日)にポール・リカール・サーキットで行われ、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝した。
トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが14位で完走。ピエール・ガスリーはオープニングラップのクラッシュでリタイアに終わった。
長い歴史を持つフランスGPが10年ぶりにカレンダーに復活。1991年以降のフランスGPはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年はさらにそれ以前にレースが開催されていたポール・リカール・サーキットで行われる。過去にピレリのタイヤテストなどで使用されていたものの、F1グランプリの開催は28年ぶりとなる。
ピレリは、F1フランスGPにソフト(黄)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)の3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。フロントローのメルセデス勢とレッドブル勢がスーパーソフト、フェラーリ勢がウルトラソフトでスタートとタイヤ戦略が分れている
現地時間16時10分。気温25.2℃、路面温度42℃のドライコンディションでレースはスタート。決勝はオープニングラップから波乱。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。ベッテルには5秒加算ペナルティが科せられる。また、後方ではエステバン・オコンとピエール・ガスリーが接触してリタイア。このインシデントでレースにはセーフティカーが導入された。
レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンが序盤から優位にレースを進める。ピットストップのタイミングで一瞬2番手に後退した以外は危なげないレース展開で優勝。今シーズン3勝目を挙げてランキング首位に返り咲いた。
2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いて表彰台を獲得。
以下、ダニエル・リカルド(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(ルノー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、シャルル・ルクレール(ザウバー)がポイントを獲得した。
【レース展開】
フロントローのメルセデス勢とレッドブル勢がスーパーソフト、フェラーリ勢がウルトラソフトでスタート。また、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとフォース・インディアのセルジオ・ペレスがソフトタイヤをチョイス。ドライバー間で戦略を分けてきた。
レースはオープニングラップから波乱。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。ベッテルには5秒加算ペナルティが科せられる。また、後方ではエステバン・オコンとピエール・ガスリーが接触してリタイア。このインシデントでレースにはセーフティカーが導入された。
これにより、トップはルイス・ハミルトン、以下にマックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、ケビン・マグヌッセン、シャルル・ルクレール、キミ・ライコネンの順で6周目にレースは再開。ライコネンがルクレール、マグヌッセンオーバーテイクして5番手に浮上する。
8周目にはリカルドがサインツを攻略して3番手に浮上。気付けば、後方ではベッテルが10番手、ボッタスが12番手まで挽回している。ベッテルは18周目にルクレール、20周目にサインツを抜いて5番手まで順位を上げ、ボッタスも入賞圏内の10位まで取り戻している。
トップではルイス・ハミルトンがファステスト連発してフェルスタッペンとの差を5秒以上に広げていく。
26周目に2番手を走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ソフトに交換して4番手でコースに復帰。28周目には7番手を走行していたカルロス・サインツがソフトに交換して14番手でコース戻る。
29周目にはダニエル・リカルドがソフトに交換してベッテルの後ろでコースに復帰。セルジオ・ペレスがエンジンに不具合が発生してピットでリタイアする。
32周目、8番手を走行していたシャルル・ルクレールがスーパーソフトに交換して15番手でコースに復帰。
33周目にはトップを走行していたハミルトンがソフトでまだピットインしていないライコネンの後ろの2番手でコース復帰。翌周にはリカルドがベッテルを攻略して4番手に浮上。ライコネンがスーパーソフトに交換してベッテルの後ろの5番手でコースに復帰する。
39周目、フェラーリがチームオーダーを発令。キミ・ライコネンがセバスチャン・ベッテルの前に出て4番手となる。
40周目、6番手を走行していたバルテリ・ボッタスがピットインしてスーパソフトに交換。ピット作業でのミスもあり9番手まで順位を落とす。それを見てセバスチャン・ベッテルもピットイン。5秒ペナルティを消化し、ウルトラソフトに交換して5番手のままコースに復帰する。
47周目、キミ・ライコネンがダニエル・リカルドヲオーバーテイクして表彰台圏内の3位に浮上する。
50周目、6番手を走行しているカルロス・サインツが無線で「ノーパワー」と訴え、マグヌッセンとボッタスに抜かれる。
51周目、ランス・ストロールのレース中盤からバイブレーションが出ていた左フロントタイヤがバーストしてリタイア。バーチャルセーフティカーが導入される。
最終ラップでバーチャルセーティカーは解除されてレースは再開。ルイス・ハミルトンがトップでチェッカーを受けて第5戦スペインGP以来となる今季3勝目を挙げた。タイヤに苦しんでいたフェルナンド・アロンソはピットに入ってレースを終えた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1フランスGP
トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが14位で完走。ピエール・ガスリーはオープニングラップのクラッシュでリタイアに終わった。
長い歴史を持つフランスGPが10年ぶりにカレンダーに復活。1991年以降のフランスGPはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年はさらにそれ以前にレースが開催されていたポール・リカール・サーキットで行われる。過去にピレリのタイヤテストなどで使用されていたものの、F1グランプリの開催は28年ぶりとなる。
ピレリは、F1フランスGPにソフト(黄)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)の3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。フロントローのメルセデス勢とレッドブル勢がスーパーソフト、フェラーリ勢がウルトラソフトでスタートとタイヤ戦略が分れている
現地時間16時10分。気温25.2℃、路面温度42℃のドライコンディションでレースはスタート。決勝はオープニングラップから波乱。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。ベッテルには5秒加算ペナルティが科せられる。また、後方ではエステバン・オコンとピエール・ガスリーが接触してリタイア。このインシデントでレースにはセーフティカーが導入された。
レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンが序盤から優位にレースを進める。ピットストップのタイミングで一瞬2番手に後退した以外は危なげないレース展開で優勝。今シーズン3勝目を挙げてランキング首位に返り咲いた。
2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いて表彰台を獲得。
以下、ダニエル・リカルド(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(ルノー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、シャルル・ルクレール(ザウバー)がポイントを獲得した。
2018年 第8戦 F1フランスGP 決勝 結果
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
3 | 6 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル |
5 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
6 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
7 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
8 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
10 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー |
11 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
12 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン |
13 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
14 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ |
15 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ |
16 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン |
17 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ |
11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | |
31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | |
10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ |
【レース展開】
フロントローのメルセデス勢とレッドブル勢がスーパーソフト、フェラーリ勢がウルトラソフトでスタート。また、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとフォース・インディアのセルジオ・ペレスがソフトタイヤをチョイス。ドライバー間で戦略を分けてきた。
レースはオープニングラップから波乱。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。ベッテルには5秒加算ペナルティが科せられる。また、後方ではエステバン・オコンとピエール・ガスリーが接触してリタイア。このインシデントでレースにはセーフティカーが導入された。
これにより、トップはルイス・ハミルトン、以下にマックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、ケビン・マグヌッセン、シャルル・ルクレール、キミ・ライコネンの順で6周目にレースは再開。ライコネンがルクレール、マグヌッセンオーバーテイクして5番手に浮上する。
8周目にはリカルドがサインツを攻略して3番手に浮上。気付けば、後方ではベッテルが10番手、ボッタスが12番手まで挽回している。ベッテルは18周目にルクレール、20周目にサインツを抜いて5番手まで順位を上げ、ボッタスも入賞圏内の10位まで取り戻している。
トップではルイス・ハミルトンがファステスト連発してフェルスタッペンとの差を5秒以上に広げていく。
26周目に2番手を走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ソフトに交換して4番手でコースに復帰。28周目には7番手を走行していたカルロス・サインツがソフトに交換して14番手でコース戻る。
29周目にはダニエル・リカルドがソフトに交換してベッテルの後ろでコースに復帰。セルジオ・ペレスがエンジンに不具合が発生してピットでリタイアする。
32周目、8番手を走行していたシャルル・ルクレールがスーパーソフトに交換して15番手でコースに復帰。
33周目にはトップを走行していたハミルトンがソフトでまだピットインしていないライコネンの後ろの2番手でコース復帰。翌周にはリカルドがベッテルを攻略して4番手に浮上。ライコネンがスーパーソフトに交換してベッテルの後ろの5番手でコースに復帰する。
39周目、フェラーリがチームオーダーを発令。キミ・ライコネンがセバスチャン・ベッテルの前に出て4番手となる。
40周目、6番手を走行していたバルテリ・ボッタスがピットインしてスーパソフトに交換。ピット作業でのミスもあり9番手まで順位を落とす。それを見てセバスチャン・ベッテルもピットイン。5秒ペナルティを消化し、ウルトラソフトに交換して5番手のままコースに復帰する。
47周目、キミ・ライコネンがダニエル・リカルドヲオーバーテイクして表彰台圏内の3位に浮上する。
50周目、6番手を走行しているカルロス・サインツが無線で「ノーパワー」と訴え、マグヌッセンとボッタスに抜かれる。
51周目、ランス・ストロールのレース中盤からバイブレーションが出ていた左フロントタイヤがバーストしてリタイア。バーチャルセーフティカーが導入される。
最終ラップでバーチャルセーティカーは解除されてレースは再開。ルイス・ハミルトンがトップでチェッカーを受けて第5戦スペインGP以来となる今季3勝目を挙げた。タイヤに苦しんでいたフェルナンド・アロンソはピットに入ってレースを終えた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1フランスGP