SUPER GT 鈴鹿1000km
SUPER GT 第6戦 鈴鹿1000kmの決勝レースが開催。ウェイトハンデに苦しんだLEXUS LC500勢は長いレースで徐々に追い上げ、終盤には表彰台争いを繰り広げたが、惜しくも届かず、関口 雄飛/国本 雄資/小林 可夢偉組 WedsSport ADVAN LC500 19号車が4位でフィニッシュ。ペナルティやタイヤバースト、クラッシュの多発する波乱のレースを走り抜いた平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車が6位、大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車が7位となった。

大波乱となった「最後の鈴鹿1000km」レース
関口雄飛/国本雄資/小林可夢偉組が4位フィニッシュ

27日(日)は朝から快晴。午後12時30分、気温30度、路面温度47度という暑さの中、三重県警の白バイ、パトカーによる交通安全啓発パレードラップ、フォーメーションラップに続き、173周、1000kmの長いレースへのスタートが切られた。

2番手グリッドの19号車は関口がスタートを担当し、序盤から激しい2位、3位争いを展開。

43周目、接触からスピンした車両がコース上に止まってしまったため、セーフティカーが導入。レースが4分の1ほどを終えたところでのセーフティカー導入により、それまでのマージンは帳消しとなった。

48周目に再スタートが切られ、55周目あたりから2度目のピットが開始されると、このチャンスを活かしたLEXUS勢が躍進。全車が2度目のピットを終えた時点で、3位の19号車だけでなく、14番手スタートのDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が5位、10番手スタートのau TOM'S LC500 36号車が7位、11番手スタートの6号車が9位へとポジションアップ。1号車のヘイキ・コバライネンは、その後ペースの上がらない19号車もかわし、LEXUS勢最上位の4位へと浮上した。

各所で展開される、激しい順位争いの中、タイヤのバーストやペナルティも続発する荒れたレースに。ZENT CERUMO LC500 38号車はピット作業違反のペナルティを科され、順位を落としてしまった。

全車が3度目のピットも終え、レースが折り返しを過ぎた95周目、プリウス31号車がクラッシュし、この日2度目のセーフティカー導入。

このセーフティカーからの再スタート後も19号車、1号車がトップ5圏内でLEXUS勢を引っ張る形となったが、最後となる5度目のピットをやや早めに終え、追い上げを図った関口の19号車は、ピットに入っていない首位の車両に引っかかる形となり、狙い通りにペースが上げられず。全車が最後のピットを終えた時点で1号車がLEXUS勢最上位に浮上。

トップ車両のタイヤバーストにより3位へとポジションを上げた1号車の平手晃平は、19号車をかわしてきたNSX-GT 100号車の猛追を受け、表彰台を賭け、10周以上に渡ってテール・トゥ・ノーズでの息の詰まるようなバトルを展開。

レースは2回のセーフティカー導入の影響もあり、予定の173周ではなく、時間制限で午後6時28分を過ぎた時点で終了することとなった。1号車と100号車は毎周ブレーキングで共に白煙を上げるような激戦を繰り広げていたが、残り10分となったところで、1号車の平手はシケイン進入で僅かにはらんだ隙を突かれ、4位へと後退。

1号車の平手は再逆転を狙い、アタックを続けたが、激しい攻防で予想以上に摩耗していたタイヤにより、デグナーカーブで曲がりきれずにクラッシュ。6時間にわたるレースの、残り2分でレースを終えることとなってしまった。

1号車のリタイアにより、LEXUS勢最上位は19号車に。こちらも関口がライバルからの猛追でバトルを繰り広げていたが、凌ぎきって4位でチェッカー。貴重な10ポイントを獲得した。

8番手スタートから、序盤若干順位を落とした37号車がその後着実な走りで6位、6号車が7位。ペナルティや接触でポジションを落とす不運な展開となった36号車が9位、38号車が10位でポイント獲得を果たした。

GT300

LEXUS RC F GT3の2台が1000kmを走り抜き、共にトップ6フィニッシュ

SUPER GT第6戦鈴鹿1000kmの決勝レースが行われ、飯田章/吉本 大樹組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が4位、中山 雄一/坪井翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が6位で2台揃ってのトップ6フィニッシュを果たした。

27日(日)快晴の下、午後12時30分に、約6時間にわたるレースのスタートが切られた。5番手、6番手からスタートを切った2台のLEXUS RC F GT3は、ピットタイミングで何度か首位に立つなど、レースを通してトップ10圏内でのバトルを展開。2度に渡ってセーフティカーが導入され、タイヤバーストやペナルティが多発した荒れたレースで着実に周回を重ねた。

終盤、60号車が最後までピットインを遅らせ、残り30分ほどの時点で最後のピットへ。8位を走行していた51号車の直前、7位でコースに復帰した。

終盤、首位を争っていた車両がクラッシュ。その直後、4位を争っていた車両のコースアウトもあり、60号車は4位でフィニッシュ。51号車も6位でチェッカーを受け、2台揃ってのトップ6フィニッシュを果たした。

プリウス勢は、15番手スタートの31号車が、序盤タイヤ選択が合わなかったために作戦を変え、一旦はポジションを落とすもハイペースでの追い上げを開始。上位を狙えるペースで周回を重ねていたが、プッシュを続けていた87周目にクラッシュ。無念のリタイアとなった。30号車は駆動系のトラブルに見舞われ113周でレースを終えた。

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カテゴリー: F1 / SUPER GT