【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:第5戦 オートポリス 予選レポート
スーパーフォーミュラ 第5戦の予選が九州・オートポリスで行われ、トヨタエンジン勢では国本雄資(P. MU / CERUMO・INGING)が最前列2番手グリッドを獲得。小林可夢偉(KCMG)が3番手、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)が4番手で2列目に並び、明日の決勝レースのスタートを切ることとなった。
9月9日(土)全日本スーパーフォーミュラ選手権の予選が大分県のオートポリスで行われた。
2年ぶりのオートポリス戦予選は、やや雲がかかり、風は気持ちよいものの、気温30度、路面温度44度とまだまだ残暑を感じるコンディション。
今大会の予選は、Q1はミディアムタイヤでのアタックが義務づけられ、Q2、Q3でソフトタイヤを使用可能という規則で実施された。
午後1時45分、Q1のセッションが開始され、19台が一斉にコースへと向かうと、一度アタックタイムを出してピットへ。タイヤを履き替え、残り6分くらいから本格アタックに入った。
まず小林可夢偉がトップに立ち、国本雄資が唯一1分27秒台に入れる速さでそれを塗りかえると、この2台の間に中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が割って入る形に。セッション終盤となり、更に他の車両もタイムアップを図った残り45秒、クラッシュ車両によりセッションは赤旗中断に。残り3分で再開されることとなった。
アタックを途中で止めた車両を含め、各車一発アタックに入ると、ここで速さを見せたのはルーキーのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。セクター1、セクター2でベストタイムをマークし、3番手へ。国本雄資のトップは変わらず、4番手以降に中嶋一貴、小林可夢偉、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)らが続いてQ1はチェッカー。トヨタ勢では大嶋 和也(SUNOCO TEAM LEMANS)が僅か0.017秒及ばず15番手、ニック・キャシディ(KONDO RACING)も大嶋に遅れること0.086秒という僅差の16番手でQ1敗退となってしまった。
ソフトタイヤが使用できるQ2は午後2時28分に開始。7分間のセッションの最初は誰も出ず、小林可夢偉が残り6分というところで最初にコースイン。他の車両が全車アウトラップの翌周にアタックに入ったのに対し、小林可夢偉のみ3周目のアタックという作戦に。
国本雄資が1分26秒台に入れてトップに立ったが、小林可夢偉がコンマ5秒以上も速い、コースレコードを更新するタイムでトップに浮上。国本雄資は3番手。アンドレ・ロッテラーが5番手、中嶋一貴が6番手、石浦宏明(P. MU / CERUMO・INGING)が7番手で上位8台で争われるQ3への進出を決めたが、ルーキーの山下健太(KONDO RACING)は0.08秒届かず9番手。フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)が10番手、関口雄飛、ヤン・マーデンボローもタイムが伸ばせず、それぞれ11番手、14番でQ2敗退となった。
Q3は午後2時45分から7分間で実施。ここでも小林可夢偉が先陣を切りコースイン。小林可夢偉のみが3周目のアタックとなった。ここでも国本雄資が速さを見せ、Q2の小林可夢偉のタイムには及ばないもののこれまでのコースレコードを塗り替えるタイムで2番手につけ、最前列グリッドを確保した。小林可夢偉はQ2のタイムを上回ることが出来ず、国本雄資に次ぐ3番手。ロッテラーが4番手、中嶋一貴が6番手、石浦宏明が8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。
国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
2番手でほっとしている。昨日からすごく車の調子が良く、本当はもう少しバランスを合わせていきたかったのだが、良い流れを断ち切ってまでチャレンジ出来ない部分があって、車を変えることが出来ないままQ1、Q2、Q3と行ってしまった。最後、まずまずの走りが出来たのだが、ポールを取ることが出来なかったので、少し残念だ。しかし、2番手グリッドということで明日は優勝できるチャンスがものすごくあると思うので、しっかりと明日もやりきりたい。
小林可夢偉(KCMG)
Q2が終わった時点で行けるかなと思ったのがあまり良くなかったのか、守りに入ってしまった部分があり、タイムを上げることが出来なかった。とはいえいずれにせよ野尻選手のタイムは抜けなかったと思うので、野尻選手がすごく良いタイムを出したということだ。ただ、僕自身、クルマは今週走り出しは調子が良くなくて、今週はダメかなと思っていたのだが、今日クルマのセッティングを変更したら改善され、予選が始まったら更に良くなった。上手くリカバリー出来たことをとりあえずほっとしていると同時に、このポジションに帰ってこられたというのは本当に力になると思う。
関連:【スーパーフォーミュラ】 第5戦 予選:野尻智紀がポールポジション
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ
9月9日(土)全日本スーパーフォーミュラ選手権の予選が大分県のオートポリスで行われた。
2年ぶりのオートポリス戦予選は、やや雲がかかり、風は気持ちよいものの、気温30度、路面温度44度とまだまだ残暑を感じるコンディション。
今大会の予選は、Q1はミディアムタイヤでのアタックが義務づけられ、Q2、Q3でソフトタイヤを使用可能という規則で実施された。
午後1時45分、Q1のセッションが開始され、19台が一斉にコースへと向かうと、一度アタックタイムを出してピットへ。タイヤを履き替え、残り6分くらいから本格アタックに入った。
まず小林可夢偉がトップに立ち、国本雄資が唯一1分27秒台に入れる速さでそれを塗りかえると、この2台の間に中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が割って入る形に。セッション終盤となり、更に他の車両もタイムアップを図った残り45秒、クラッシュ車両によりセッションは赤旗中断に。残り3分で再開されることとなった。
アタックを途中で止めた車両を含め、各車一発アタックに入ると、ここで速さを見せたのはルーキーのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。セクター1、セクター2でベストタイムをマークし、3番手へ。国本雄資のトップは変わらず、4番手以降に中嶋一貴、小林可夢偉、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)らが続いてQ1はチェッカー。トヨタ勢では大嶋 和也(SUNOCO TEAM LEMANS)が僅か0.017秒及ばず15番手、ニック・キャシディ(KONDO RACING)も大嶋に遅れること0.086秒という僅差の16番手でQ1敗退となってしまった。
ソフトタイヤが使用できるQ2は午後2時28分に開始。7分間のセッションの最初は誰も出ず、小林可夢偉が残り6分というところで最初にコースイン。他の車両が全車アウトラップの翌周にアタックに入ったのに対し、小林可夢偉のみ3周目のアタックという作戦に。
国本雄資が1分26秒台に入れてトップに立ったが、小林可夢偉がコンマ5秒以上も速い、コースレコードを更新するタイムでトップに浮上。国本雄資は3番手。アンドレ・ロッテラーが5番手、中嶋一貴が6番手、石浦宏明(P. MU / CERUMO・INGING)が7番手で上位8台で争われるQ3への進出を決めたが、ルーキーの山下健太(KONDO RACING)は0.08秒届かず9番手。フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)が10番手、関口雄飛、ヤン・マーデンボローもタイムが伸ばせず、それぞれ11番手、14番でQ2敗退となった。
Q3は午後2時45分から7分間で実施。ここでも小林可夢偉が先陣を切りコースイン。小林可夢偉のみが3周目のアタックとなった。ここでも国本雄資が速さを見せ、Q2の小林可夢偉のタイムには及ばないもののこれまでのコースレコードを塗り替えるタイムで2番手につけ、最前列グリッドを確保した。小林可夢偉はQ2のタイムを上回ることが出来ず、国本雄資に次ぐ3番手。ロッテラーが4番手、中嶋一貴が6番手、石浦宏明が8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。
国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
2番手でほっとしている。昨日からすごく車の調子が良く、本当はもう少しバランスを合わせていきたかったのだが、良い流れを断ち切ってまでチャレンジ出来ない部分があって、車を変えることが出来ないままQ1、Q2、Q3と行ってしまった。最後、まずまずの走りが出来たのだが、ポールを取ることが出来なかったので、少し残念だ。しかし、2番手グリッドということで明日は優勝できるチャンスがものすごくあると思うので、しっかりと明日もやりきりたい。
小林可夢偉(KCMG)
Q2が終わった時点で行けるかなと思ったのがあまり良くなかったのか、守りに入ってしまった部分があり、タイムを上げることが出来なかった。とはいえいずれにせよ野尻選手のタイムは抜けなかったと思うので、野尻選手がすごく良いタイムを出したということだ。ただ、僕自身、クルマは今週走り出しは調子が良くなくて、今週はダメかなと思っていたのだが、今日クルマのセッティングを変更したら改善され、予選が始まったら更に良くなった。上手くリカバリー出来たことをとりあえずほっとしていると同時に、このポジションに帰ってこられたというのは本当に力になると思う。
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カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ