角田裕毅は「レッドブルF1史上“最悪”のセカンドドライバー」とドーンボス
角田裕毅は現在、レッドブルで7戦連続ノーポイントとなっており、チーム加入以来の総得点に並んでいる。

彼は3月にレーシングブルズから移籍し、リアム・ローソンのシートを引き継いだが、その決断は結果に結びついていない。移籍後12戦で、ローソンが20ポイントを獲得したのに対し、角田裕毅はわずか7ポイントにとどまっている。

その7ポイントもレッドブルでの最初の5戦で記録したものであり、それ以降は7戦連続でトップ10圏外に沈んでいる。カナダGPの12位が最高リザルトで、レッドブルのドライバーとしてこれほど長く連続してノーポイントに終わった例は過去になかった。

この状況の中で、ヘルムート・マルコは角田裕毅の将来について夏休み後に決断すると明言した。彼の契約は今季末で終了し、レッドブルが延長する可能性は低い。

ロバート・ドーンボス「角田裕毅はレッドブル史上“最悪”のセカンドドライバー」
角田裕毅は2026年にレッドブルを去ると見られており、チームはレーシングブルズで走るF2ルーキーのアービッド・リンドブラッドを優先している。2006年にレッドブルで3戦を走った経験を持つロバート・ドーンボスは、角田自身が自分にはシートに値しないと認めていると考えている。

今季の彼のパフォーマンスは厳しい目にさらされている。予選で最後尾に沈むことが2度あり、Q1突破にも苦しむ状況が続き、その将来に対する疑念が強まっている。

「裕毅のセカンドシートでのパフォーマンスは、チームの歴史の中でセカンドドライバーとして最悪のものだ。これは非常に痛ましい現実だ。

僕は裕毅が素晴らしい人間だと思うし、F1での長いキャリアの中で本当に良い走りを見せたこともあったと思う。だが、レッドブルでは彼がそのマシンでやっていることは全く見ていられない。それはチーム全体にとって痛みだ。2026年にシートを得るに値しないし、彼自身もそれを理解していると思う」とドーンボスはモータースポーツ・ドットコムに語った。

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ロバート・ドーンボス、2026年のアイザック・ハジャー昇格を急がぬよう警告
角田裕毅が苦戦している一方で、ドーンボスはレーシングブルズの新人アイザック・ハジャーをまだ昇格させるべきではないと考えている。もし早すぎる段階でマックス・フェルスタッペンと組ませれば、容易に飲み込まれてしまうだろうと警告している。

ハジャーは早くも有望さを示しているが、ドーンボスはもう1年レーシングブルズで走ることが将来的にプラスになると見ている。

「アイザック・ハジャーはスーパータレントであり、予選の怪物だ。彼は将来のための大きなプロジェクトだ。でもマックスと組ませるのは早すぎる。マックスはチームメイトをすべて飲み込んでしまうからだ。

だから、ハジャーが今のようにもう1年レーシングブルズで走ることができれば、彼にとって大きな利益になるだろう。こう言っておこう。レッドブル・レーシングにとって、今すぐ別のセカンドドライバーを探すことは最優先事項ではないと思う」と語った。

それにもかかわらず、マルコは早ければ2026年にハジャーをレッドブルへ昇格させることに意欲的だ。フランス出身の新人はすでにレーシングブルズで印象的な走りを見せており、レッドブルファミリー内でフェルスタッペンに次ぐポイントを記録している。これまでの最高成績はモナコでの6位だ。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング