シャルル・ルクレール フェラーリF1の「転換点」を前に決意のメッセージ
シャルル・ルクレールは、2026年からの新レギュレーションに向けて、フェラーリが「正しい一歩を踏み出す」ことの重要性を強調した。

ルクレールはそれでもなお、マラネロを拠点とするチームが「正しい方向に進んでいる」と確信している。新世代のF1マシンには、変更されるシャシーや空力規則に加え、新しいパワーユニットが搭載されることになる。

グラウンドエフェクト時代においてフェラーリは決して戦闘力を欠いていたわけではないが、この4年間は主に表彰台や時折の勝利にとどまってきた。

昨年は2008年以来となるコンストラクターズタイトルにあと一歩まで迫ったが、今季はマクラーレンに後れを取り、開幕14戦でトップ4チームの中で唯一勝利を挙げられていない。

栄冠への長い待機が続く中で、跳ね馬チームとその中心人物──ルクレール、チームメイトのルイス・ハミルトン、そしてチーム代表のフレデリック・バスール──へのプレッシャーは高まっている。

それでも通算8勝のモナコ人ドライバーは、フェラーリが復活を果たすと信じ続けており、新時代の幕開けをうまくスタートすることが、この約20年にわたる苦境を終わらせる上で決定的に重要だと認めている。

27歳となりキャリアのピークを迎えつつも、マシンの戦闘力が自身の能力に見合っていないのではないかと問われたルクレールは、自らの才能を発揮できるマシンを近いうちに手にできると考える理由を説明した。

シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

「フレッド(バスール)がその一部を担っているのは間違いないけど、一番大きいのはチームの働き方を見ることだ」とルクレールはRacingNews365を含むメディアに語った。

「僕は、我々が正しい方向に進んでいると確信している。来年は大きな転換点になるだろう。新しい時代のマシンになるからね」

ルクレールはフェラーリでの未来を楽観視する一方で、出遅れの危険性を強調した。

「新しい時代が始まるとき、もし正しい一歩を踏み出せなければ、取り戻すのは常に難しくなる。他のチームもアップグレードに取り組んでいるからだ」と彼は続けた。

「差を埋めるのはとても難しい。だから最初の一歩が重要なんだ。そして、その後どうなるかを見ていくことになる」

「今の僕は、フェラーリを再び偉大なチームにし、再び勝利を挙げるために全力を尽くすことに集中している」

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ