F1シンガポールGP 予選:トップ10ドライバーコメント
2025年F1シンガポールGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月4日(土)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリの公式予選が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが今季2度目のポールポジションを獲得した。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンが僅差で続き、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスが上位に食い込んだ。

フェラーリ勢はルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがやや苦戦を強いられた一方、レーシングブルズのアイザック・ハジャーとハースのオリバー・ベアマンがトップ10入りを果たした。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも安定した走りでQ3進出を決め、混戦の中で着実に結果を残した。

1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分29秒158
「ここまでチャレンジングな週末だったので、マシンに対する自信を少しずつ築き上げる必要があった。けれどもQ2の終盤には、いい状態にあると感じていて、まだポケットにラップタイムの余裕があるとわかっていた。マシンの力を信頼できていたからこそ、Q3の両アタックで結果を出すことができた。金曜の挫折が週末全体に影響を与える必要はないという、いい教訓だと思う。明日は簡単ではないが、最高のポジションからスタートできる。自分のレースに集中して、良い結果を目指して戦うつもりだ。ロングランのペースはまだしっかり見られていないし、最近のレースではマックス(フェルスタッペン)が倒すべき存在になっている。さらにマクラーレン勢もタイヤマネジメントが重要なレースでは強いとわかっている。だから、明日何ができるか見てみよう。」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分29秒340
「このサーキットではいつも苦戦してきたけれど、今回はとても良い予選だった。2番手というのは本当に良い結果だと思うし、全体的な結果にも満足している。フロントロウを獲得できたのは嬉しい。ジョージはとても速かったし、我々もポール争いをしていたが、最終セクターで起きたことは残念で、あれでラップを失ってしまった。とはいえ、この結果には満足している。マシンのセットアップもとても良くできているし、ここはハイダウンフォースのトラックだから普段は得意ではないが、それでもこれだけの結果を得られたのは素晴らしい。マシンはより良いウインドウに入っていて、タイヤの扱いもうまくいっている。週末を通してとても安定していた。明日はロングレースになるけれど、良いレースペースを期待して全力でポイントを稼ぎたい。」

3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分29秒524
「もっと上を狙いたかったし、予選前はもう少し上の結果を出せると思っていた。でも最終的にポールを争うだけの速さがなかった。そういう意味では、今のポジションには満足している。週末全体を通して堅実だったし、いい形で積み上げてこられた。クリーンなセッションだったので、それ以上望むことはあまりない。明日、何ができるか見てみよう。」

4番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分29秒537
「P4で終えることになって少し残念だ。FP3は良かったし、Q1とQ2では強いラップをまとめることができた。残念ながらQ3では両ラップで少し攻めすぎてしまい、うまく噛み合わなかった。まだラップタイムを大きく削れる余地を残してしまい、それが悔しい。ポールポジション、あるいは少なくともフロントロウを狙えるチャンスがあったと思う。これまで走ったことのないトラックでここまで早くペースを掴めたのは嬉しいが、最終結果以上のものがあったのは確かだ。レースに向けては未知数の部分も多い。ロングランをしっかり走れているマシンはほとんどなく、明日のレースではそのペースとタイヤマネジメントが非常に重要になる。4番手スタートからなら、もし良いレースペースがあれば表彰台争いができると思う。いい結果を持ち帰れることを願っている。」

5番手:ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分29秒586
「良い日ではなかった。必要な限界まで攻めることができなかった。いくつか課題が残っているけれど、明日は前進できるよう頑張りたい。」

2025年のF1世界選手権 シンガポールグランプリ

6番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分29秒688
「今日はマシンにポテンシャルがあったけど、セッション全体がスムーズではなく、肝心なところで速さが出せなかった。週末を通してバランスの感触は良かっただけに、もっと上に行けなかったのは残念だ。終盤はタイヤを適切な温度ウインドウに入れるのに苦労して、それが限界を制限してしまった。ほとんどのチームと同様に、ロングラン走行をしていないから、データが少ない状態でレースに臨むことになる。今日の結果よりもこのパッケージには力があるし、ここではオーバーテイクが簡単ではないが、長いレースになるので前進を目指していく。」

7番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分29秒784
「本当に厳しい予選だった。金曜から続く流れを見る限り、残念ながらそれを引きずっている感じだ。マシンを限界までプッシュするのが難しく、ストリートサーキットではそれが特に厄介だ。すべてをまとめるのが難しい。今夜、データをしっかり分析して、明日に向けてできることを考えたい。ここはオーバーテイクが非常に難しいトラックだから、可能な限り良い結果を持ち帰れるように頑張る。」

8番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分29秒846
「今日は少しフラストレーションの残るセッションだった。再びQ3に進めたのは良いことだけど、同時にもっと上を狙えたと思う。Q3まで新品のソフトを2セット温存できたのは初めてで、最後のアタックでは特別なラップになる感覚があった。でもターン8でミスしてしまい、自分自身に腹が立っている。マシンはすごく良かったのにね。明日は8番グリッドからのスタートだけど、残念ながらダーティーサイドだ。前にはとても速いマシンが並んでいるし、このトラックではオーバーテイクがかなり難しいけど、ベストを尽くしてポイントを持ち帰れるように頑張る。」

9番手:オリバー・ベアマン(ハース) - 1分29秒868
「久しぶりにトップ10に戻れて嬉しい。ここまで何度か良い予選はあったけど結果に結びつかなかったので、今回は本当にいい気分だ。週末全体を通していい流れで、予選でも自信を持って走れた。とても僅差の戦いだったから、まとめたラップにはほとんど余力がなかった。差は本当に紙一重だから、明日はここからしっかりポイントを取りたい。」

10番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分29秒955
「Q3のラップには満足しているし、トップ10に入れたのも良かった。でも、それ以上の速さはなかった。セッション間でいくつか変更をしたけれど、FP3でも予選でもマシンはかなり扱いづらかった。ダーティーサイドからのスタートになるけれど、明日どうなるか見てみよう。ポイント争いができることを願っている。」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1シンガポールGP / F1ドライバー