F1シンガポールGP予選Q1:角田裕毅が10番手突破もガスリーの黄旗で審議

セッション終盤、残り5分時点ではヒュルケンベルグ、オコン、ガスリー、角田裕毅、アントネッリがドロップゾーンに位置。アントネッリはサインツとの接触でまだタイムを記録しておらず、新しいソフトタイヤでの一発勝負に臨んだ。
上位ではランド・ノリスが1分29秒932でトップに立ち、フェルスタッペン、ベアマン、ハミルトン、ルクレールが続いた。
オスカー・ピアストリは8分前に新品タイヤで再度コースイン。マクラーレンはQ2進出を確実にするためリスクを取らず、燃料を多めに積んで複数アタックを行う作戦を採用。6分時点で安全策を取って6番手タイムを記録したが、さらなるアタックに備えていた。
3分前にはアントネッリがセクター1・2でパープルを出し、ノリスに0.1秒差の2番手に躍進。ジョリオン・パーマー(F1TV解説)は「彼は週末を通して非常にアグレッシブで自信に満ちている」と評価した。
2分前、ボルトレト、ヒュルケンベルグ、オコン、ガスリー、角田が依然危険圏内。ここでハミルトンがトップに浮上し、フェラーリ勢はルクレールが3番手。ピアストリも再びアタックに出る。
終盤、ターン11でガスリーがマシンを止め、黄旗が掲示される。ステアリングの重さを訴える無線を入れたガスリーの影響で、角田の最終アタックにも支障が出た。ボルトレトは16番手にとどまり脱落。ストロールも14番手止まりで敗退。オコンもタイムを伸ばせずQ1で姿を消した。
この黄旗区間での走行について、FIAスチュワードは次のように発表している。
「FIAスチュワード:マシン5(ボルトレト)、27(ヒュルケンベルグ)、22(角田裕毅)、63(ラッセル)のQ1中のインシデントについて、セッション後に調査を行う予定。対象は黄旗区間での違反(Yellow Flag Infringement)」
結局、Q1を脱落したのは以下の5名となった。
■ 16位 ガブリエル・ボルトレト
■ 17位 ランス・ストロール
■ 18位 フランコ・コラピント
■ 19位 エステバン・オコン
■ 20位 ピエール・ガスリー
黄旗の影響で混乱したセッションとなったが、角田裕毅は10番手で突破し、Q2進出を果たしている。
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