サウジアラビア、F1チームを誘致してモータースポーツバレー形成を構想
サウジアラビアはF1と10年間の契約を結び、キディヤの真新しい複合施設が同国の恒久的なF1会場となるまで、チームはさらに数年間ジェッダでレースを行うことになる。
しかし、Saudi Automobile and Motorcycle Federationの会長であるハリド・ビン・スルタン・アル・ファイサル王子は、イギリスにあるレース中枢神経センターに似た真のハブを将来的に確立することにより、王国のモータースポーツへの関与を次のレベルに引き上げたいと考えている。
「ハブを作りたい」とハリド王子はMotor Sport magazineに語った。「我々には、モータースポーツの未来を助けることができる大企業がある」
現在、サウジアラビアの公共投資基金は、マクラーレンとアストンマーティンの自動車部門に多額の投資を行っており、これらのつながりを通じて、サウジアラビアは主要なF1チームを将来のハブに引き付けることができるとハリド王子は信じている。
「それが我々が望んでいることであり、我々が取り組んでいることだ」とハリド王子は語った。
「大きなメーカーの1つを連れてくることができることを期待している」
「我々が自動車に行っているすべての投資により、プライベート投資ファンドはマクラーレンとアストンマーティンの株を購入した。我々はその方向に向かっている」
「本社をサウジアラビアに開設して持ち込むか、自動車や技術の製造を手伝ってくれる人を雇って、独自のブランドを作成し、独自のIP（知的財産権）を取得できることを願っている」
主要なF1チームをサウジアラビアに移転するよう説得するのは難しいオーダーであり、すぐに実現する可能性は低いだろう。
ミッドランズとオックスフォードシャー地域に位置する英国のモータースポーツバレーは、現在、F1の10チームのうち7チームの本拠地であるだけでなく、モータースポーツのエコシステムの一部である4,300のサプライヤーの本拠地でもある。
マラネロのフェラーリ、ファエンツァのアルファタウリ、ヒンウィルのアルファロメオ/ザウバーのみが英国外で営業している。
サウジアラビアでは、F1に加えて、現在国内で進行中のダカールラリーレイド、フォーミュラE、エクストリームEが開催されている。また、MotoGPも間もなく同国を訪れる。
「2023年末から2024年初頭に開始されることを期待している20年間のプログラムがある。我々の目的は、国際的なイベントを開催することだけではなく、もっと関与したいと考えている」とハリド王子は付け加えた」
「我々はエンジニアを抱えたい、メカニックを抱えたい、車を作りたい、創造的になりたいと思っている」
「我々は、サウジアラビアでトラックを構築するためにインフラストラクチャに多くの投資を行っている。アカデミーを構築して、サウジアラビアのドライバーとサウジアラビアのチーム、またはサウジアラビアのチームでレースする他のドライバーなど、より関与できるようにしたいと考えている」
「まだ先は長いが、2030年、2035年、2040年までに目標を達成できることを願っている」
カテゴリー： F1 / F1サウジアラビアGP
