F1 ザウバー アルファロメオ フェラーリ
ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、チームがもはやフェラーリのジュニアチームに成り下がったとの見方に反論した。

昨年11月、ザウバーはアルファロメオとのタイトルスポンサー契約を締結。技術面とコマーシャル面の複数年契約を結んだ。アルファロメオは、フェラーリの会長を務めるセルジオ・マルキオンネがCEOを務めるフィアット傘下の自動車メーカーのひとつだ。

ザウバーの元テスト兼開発ドライバーであるギド・ヴァン・デル・ガルデは、チームが事実上のフェラーリのジュニアチームになったとの見解を述べている。

「アルファロメオとの契約のおかげで彼らは今、フェラーリのBチームになった。それは彼らにとってはいいことだ」とギド・ヴァン・デル・ガルデは述べていた。

実際、アルファロメオ・ザウバーは、メルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインを外し、フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールを起用しているが、フレデリック・バスールはその見方に反論。ザウバーは単なるBチームではないと語る。

「当面はフェラーリのエンジンに頼らなければならないが、会社のエグゼクティブは本格的なアルファロメオ・チームを求めている」とフレデリック・バスールは Auto Herbo にコメント。

「目標はフェラーリのBチームではなく、アルファロメオのAチームになることだ」

「それでもドライバー部門とトレーニング部門という2つの存在の間にはまだ橋渡しはある」

フレデリック・バスールは、数年間の不安定な財政状況の後、安定した財政を見い出すことはチームにとって重要だったと述べ、独立系チームの時代はほぼ終わったと推測した。

「個人的に、長期的にはF1でプライベートチームが生き残るとは思っていない」とフレデリック・バスールはコメント。

「フォース・インディアのようにいくつか素晴らしいシーズンはあるかもしれない。しかし、危機のわずかな兆しで全てが変わってしまう可能性がある」

「アルファロメオとのパートナーシップにとってチームは安定していく」

アルファロメオとの新しい契約にとって、ザウバーはオフシーズン中に人員を増強できるようになった。Auto Motor und Sport は、来月のプレシーズンテストまでにチームが20名の技術スタックを雇用する予定だと報じている。

「第一歩は11月1日に始まった」とフレデリック・バスールは認める。「他は段階的にスタートしていくだろう。多くの点で我々は2018年シーズン後半になってその恩恵を受けることになるだろう」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム