佐藤琢磨、今季初の表彰台となる2位フィニッシュ / インディカー
佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたインディカー 第8戦 デトロイトで今季初の表彰台となる2位でフィニッシュした。
日曜日に行われた第8戦は朝から雨が降り続け、気温も非常に低いコンディションとなった。午前中にスケジュールされた予選も、雨で2グループ目の走行が不可能なほどにコース上に水がたまったため、予選不成立となった。そのため、スターティンググリッドは第7戦終了時点のポイントスタンディング通りとなった。
レースのスタートは午後3時40分過ぎで、もう雨はほとんど止んでおり、レースは路面が乾いていく中で戦われるものと見られていた。ところが、予報に反してスタート後間もなく、雨が弱いながらも降り始めた。レースが30周目を迎える頃になって雨はようやく止んだが、路面は濡れたままの状態が長く続き、グリップの低い路面でドライバーたちはマシンを必死にコントロールし続けた。
佐藤琢磨は得意のウエットコンディションでの予選がキャンセルされたことを悔しがっていた。ポールポジションも狙えるはずだった予選がなくなり、ポイントスタンディングの15番手からスタート。序盤は雨、中盤からは徐々に乾いていく路面、そして終盤は完全に乾いていない路面ながら、ドライ用タイヤでの走行と、コンディションが大きく変化したレースを慎重に戦っていた。
佐藤琢磨はアクシデントに巻き込まれないよう細心の注意を払いながら、それでもウエットコンディションでの戦いを得意とする佐藤琢磨ならではの走りが見られ、ポジションを徐々に上げていった。
38周を終えた際に2回目のピットストップを行った時点で11番手につけていた佐藤琢磨は、41周目のリスタートで1台をパスし、次のリスタート後には3周で3台をオーバーテイクした。この後に先頭グループからピットインするドライバーが現れ、佐藤琢磨の順位は49周目に5番手、50周目には4番手に上がった。
この後、佐藤琢磨に対するブロッキングを行ったドライバーにペナルティーが科せられ、佐藤琢磨は3番手に浮上。そして、64周目に切られたリスタートの際に、佐藤はポイントリーダーのファン・パブロ・モントーヤ(シボレー)のマシンを豪快にオーバーテイクし、2番手に上がった。
もうゴールは目前だったたが、アクシデント発生でレースには赤旗が出され、いったんストップ。コースの清掃などがなされてリスタートが切られ、グリーンフラッグ下でゴールが迎えられることとなった。佐藤琢磨は最後の3ラップで残る1台を攻略すべく全力でアタックしたが、惜しくも届かず。それでも2位でチェッカーフラッグを受けた。今シーズンの佐藤琢磨にとってのベストリザルトであり、2013年のブラジル・サンパウロでの2位以来となる表彰台フィニッシュとなった。
佐藤琢磨(2位)
「本当に長いレースでした。しかし、ファンタスティックなバトルを戦えました。寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンの皆さんには、インディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思います。今日は路面に油が出ていたのか、オーバーテイクが難しいコンディションになっていました。しかし、チームの考え出したピットタイミングがよかった上に、クルーたちがすばらしいピット作業を繰り返し施してくれたことで、1つずつ着々と順位を上げていくことができました。今日は何回リスタートを行ったのかを覚えていないぐらいですが、どれもエキサイティングでした。特に最後の数回でいいダッシュを決めることができ、何台かをパスしました。優勝まであと一歩でしたが、チームにとって大変よい結果を今日は残せたと思います」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー
日曜日に行われた第8戦は朝から雨が降り続け、気温も非常に低いコンディションとなった。午前中にスケジュールされた予選も、雨で2グループ目の走行が不可能なほどにコース上に水がたまったため、予選不成立となった。そのため、スターティンググリッドは第7戦終了時点のポイントスタンディング通りとなった。
レースのスタートは午後3時40分過ぎで、もう雨はほとんど止んでおり、レースは路面が乾いていく中で戦われるものと見られていた。ところが、予報に反してスタート後間もなく、雨が弱いながらも降り始めた。レースが30周目を迎える頃になって雨はようやく止んだが、路面は濡れたままの状態が長く続き、グリップの低い路面でドライバーたちはマシンを必死にコントロールし続けた。
佐藤琢磨は得意のウエットコンディションでの予選がキャンセルされたことを悔しがっていた。ポールポジションも狙えるはずだった予選がなくなり、ポイントスタンディングの15番手からスタート。序盤は雨、中盤からは徐々に乾いていく路面、そして終盤は完全に乾いていない路面ながら、ドライ用タイヤでの走行と、コンディションが大きく変化したレースを慎重に戦っていた。
佐藤琢磨はアクシデントに巻き込まれないよう細心の注意を払いながら、それでもウエットコンディションでの戦いを得意とする佐藤琢磨ならではの走りが見られ、ポジションを徐々に上げていった。
38周を終えた際に2回目のピットストップを行った時点で11番手につけていた佐藤琢磨は、41周目のリスタートで1台をパスし、次のリスタート後には3周で3台をオーバーテイクした。この後に先頭グループからピットインするドライバーが現れ、佐藤琢磨の順位は49周目に5番手、50周目には4番手に上がった。
この後、佐藤琢磨に対するブロッキングを行ったドライバーにペナルティーが科せられ、佐藤琢磨は3番手に浮上。そして、64周目に切られたリスタートの際に、佐藤はポイントリーダーのファン・パブロ・モントーヤ(シボレー)のマシンを豪快にオーバーテイクし、2番手に上がった。
もうゴールは目前だったたが、アクシデント発生でレースには赤旗が出され、いったんストップ。コースの清掃などがなされてリスタートが切られ、グリーンフラッグ下でゴールが迎えられることとなった。佐藤琢磨は最後の3ラップで残る1台を攻略すべく全力でアタックしたが、惜しくも届かず。それでも2位でチェッカーフラッグを受けた。今シーズンの佐藤琢磨にとってのベストリザルトであり、2013年のブラジル・サンパウロでの2位以来となる表彰台フィニッシュとなった。
佐藤琢磨(2位)
「本当に長いレースでした。しかし、ファンタスティックなバトルを戦えました。寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンの皆さんには、インディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思います。今日は路面に油が出ていたのか、オーバーテイクが難しいコンディションになっていました。しかし、チームの考え出したピットタイミングがよかった上に、クルーたちがすばらしいピット作業を繰り返し施してくれたことで、1つずつ着々と順位を上げていくことができました。今日は何回リスタートを行ったのかを覚えていないぐらいですが、どれもエキサイティングでした。特に最後の数回でいいダッシュを決めることができ、何台かをパスしました。優勝まであと一歩でしたが、チームにとって大変よい結果を今日は残せたと思います」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー