佐藤琢磨 インディ500 優勝
佐藤琢磨のインディ500での日本人初優勝という歴史的快挙の裏で、差別的な意見をTwitterに投稿したアメリカ人のスポーツ記者が解雇されるという事件が起こった。

アメリカでは、インディ500は米国4大スポーツと同じくらい人気があり、インディ500での優勝したドライバーは、その日から全米、全世界に名前が知れ渡る。

デンバーポスト紙の記者テリー・フレイは、佐藤琢磨の優勝が決まった直後に「メモリアルウィークエンドに日本人のドライバーがインディアナポリス500で勝ったのは、私にとって不快感を覚える」とツイート。

この投稿はSNS上で人種差別発言だとして炎上。「受け入れられない発言。デンバーポスト紙はただちになんどかするべき」「最低の行為であり、人種差別的態度。フレイをクビにしろ」など、テリー・フレイを批判する投稿が殺到した。

その後、テリー・フレイは、第2次世界大戦の沖縄戦で、父親とともに日本と戦って戦死したアメリカンフットボールの選手について、大々的に取り上げて書いたものだったと説明。「感動的な週末に愚かな投稿をしてしまった。誤りを犯してしまった。佐藤琢磨に謝罪する。自分自身に憤っている」などと謝罪し、当該ツィートを削除した。

だが、デンバーポスト紙「フレイ記者はもはやデンバーポストの記者ではない」とする声明を発表。テリー・フレイを解雇したことを明らかにした。

「当社の記者の一人が書いた無礼で容認できないツイートについて謝罪します」とコメント。

「テリ-・フレイはすでにデンバーポストの従業員ではありません。我が社の規定に基づき、これ以上の社員に関するコメントはいたしません。あのツイートは、我が社の信念でもなく、我々を表すものでもありません。我々の心からの謝罪をみなさんに受け入れていただけることを望んでいます」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー