元F1ドライバーのティモ・グロック 「ドイツはフェルスタッペンにひざまずくべき」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ニュルブルクリンク24時間レースでの圧倒的な存在感によって、停滞していたドイツ・モータースポーツ界に再び熱狂をもたらしている。

元F1ドライバーのティモ・グロックは、満員となった2026年ニュルブルクリンク24時間レースを例に挙げ、「ドイツはフェルスタッペンにひざまずくべきだ」とまで語り、その影響力を絶賛した。

フェルスタッペンが“消えかけた熱”を呼び戻した
ドイツは2020年以降F1開催を失い、現在のF1グリッドにいるドイツ人ドライバーもニコ・ヒュルケンベルグのみとなっている。かつてミハエル・シューマッハやベッテルの時代に巨大な人気を誇ったドイツ・モータースポーツ界は、近年大きく存在感を失っていた。

そうした中、ニュルブルクリンク24時間レースへのマックス・フェルスタッペンの参戦は、かつてない注目を集めた。

「誰もこのことについて話していなかった。でもマックス・フェルスタッペンが来てから変わった」とティモ・グロックは語った。

「ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、ニコ・ロズベルグ、誰もがドイツ・モータースポーツから重要な影響を受けて育った。でも今のドイツにはそれがない」

「これは本当に深刻だ。不幸なことにドイツの政治の結果でもある」

「我々にはもうドイツGPすらない」

今回のニュルブルクリンク24時間レースは、史上初の完全ソールドアウトとなった。

「ここが完全満員になったのはマックスのおかげだ」

「24時間レース史上初めて、すべてが完売した」

「これは本当に美しいことだ。僕にとって、これはモータースポーツの象徴だ」

“映画よりレース” フェルスタッペンの異常な情熱
グロックは、現在のF1ドライバーたちとの姿勢の違いについても言及した。

「最高の例は、他のF1ドライバーたちがニューヨークで『F1/エフワン』のプレミアに出席していた時、マックスはスパでGT3カーを走らせていたことだ」

「それが彼のモータースポーツへの向き合い方を示している。彼はすべてに対して非常に深く向き合っている」

「24戦ものF1を戦いながら、どうやってこれをやっているのか分からない」

さらにGT3経験者たちも、フェルスタッペンの速さに驚かされたという。

「彼は本当に細部まで作業する。どうすればマシンが良くなるかを追求している」

「そしてここに来て、ばかげた速さを見せる」

「トラフィックの読み方も完璧だ。本当に素晴らしい」

“ドイツはフェルスタッペンに感謝すべき”
グロックはRTLの取材で、フェルスタッペンがニュルブルクリンクとノルドシュライフェを再び世界的な存在へ押し上げたと強調した。

「ドイツの我々は、彼にひざまずかなければならない」

「ここ数か月で、ノルドシュライフェやニュルブルクリンクという名前が世界中でどれだけ語られているか見てほしい」

「このイベントがどれだけ注目を集めているか。我々はドイツでこんな光景を長い間見てこなかった」

そしてグロックは、シューマッハやベッテル以降、ドイツ・モータースポーツを再び世界へ押し出した存在として、フェルスタッペンを位置づけた。

「ミハエル・シューマッハとセバスチャン・ベッテル以降、ドイツ・モータースポーツを再び注目させることに成功しているのは、マックスだけだ」

皮肉にも、グロック自身は黄旗区間での速度違反により、今回のニュルブルクリンク週末でノルドシュライフェ・ライセンスを失う結果となった。

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カテゴリー: F1 / ティモ・グロック / マックス・フェルスタッペン