ダニエル・リカルド 2024年をRB F1で終えるかに「家を賭けることはできない」
ダニエル・リカルドは、2024年F1シーズンの残りのレースをRBで走り切れるだろうと楽観視しているが、その見通しに「家を賭ける」ことはできないと認めている。

レッドブルがリカルドの残留か、リアム・ローソンを昇格させて角田裕毅のパートナーとするかを検討しているため、今シーズン以降のリカルドの立場は依然として未定である。

レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは今週初め、2人目のRBドライバーに関する発表が今後の秋休み中に予定されていることを明らかにした。

しかし、リカルドは今シーズンが終了する前に解雇され、ローソンが来季に先んじる可能性もあるという憶測が流れている。

ダニエル・リカルドは現実となった噂を認めながらも、今シーズンのニュースよりも先に、2025年の展望に関する結果が出ることを期待している。

「最初の予想は来年のことだ」とリカルドはメディアに語った。「つまり、今僕が考えているのはそこだ。それが今の僕の状況だ」

「契約の面で詳細をあまり多くは話せないが、僕たちの日程はほぼこの時期に決まる。基本的には、2025年の契約についてイエスかノーかの答えを期待している」

「今シーズンの残りの期間については、当然ながら、いくつかの噂や憶測があることは知っている。でも、今のところ、僕にはわからない」

「僕が期待しているのは来年の決定だ。このスポーツでは、明らかに狂気じみたことが起こっている」

「また、ここで自慢げに自信満々に『ああ、そうさ』などと言うつもりもない。グリッドに並ぶことになるだろうと思っているが、もちろん、見てみようじゃないか」

昨シーズン途中でニック・デ・フリースと交代したリカルドは、レッドブルの非情な評判から、2024年までチームにいられる保証はないことを認めている。

これが最後のレースになる可能性があるかと尋ねられたリカルドは、「ないと思うけど、ここで弁護士の真似事はしたくない」と答えた。

「僕はノーだと言うだろう。でも、このスポーツがどんなものか僕たちは知っている。シーズンが終わる前にみんなが気づくことはない。ある意味では、何も目新しいことではない」

「だから、僕も『100%間違いない、自分の家をすべて賭ける』なんて言いたくない。僕はあまりにも長くこの世界にいるからね」

ダニエル・リカルド RB F1ダニエル・リカルドは、RBチームの一員としてF1での地位を確保するために戦っている。

しかし、リカルドは、今週末のシンガポールで好成績を収めることができれば、F1での将来に対する周囲の見方が変わる可能性があると主張している。

来月ブラジルで行われる予定の引退ツアーをキャンセルして、残りの3レースを欠場できるかと尋ねられたリカルドは、「ありがたいことだ」と答えた。

「でも正直なところ、わからない。何が起こるのか本当にわからないんだ」

「いいかい、このスポーツの狂気じみたところは、今週末に表彰台に上れば、おそらく自分がこのスポーツで最もホットな存在になるということだ」

「つまり、僕たちはある意味でそういうメリーゴーランドに乗っているということだ。状況はすぐに変わる可能性がある」

「状況が熱を帯びていることは承知しているが、とにかく今週末は自分の仕事に集中するだけだ。そうだ、全力を尽くす!」

一方、8回のレース優勝経験を持つリカルドーは、レッドブルの親チームがセルジオ・ペレスを解雇する場合には、夢の復帰も選択肢のひとつであると主張している。

「正直に言って、8月の休暇中に彼らが『変更はない。後半戦に向けて頑張れ。夏休み前の2レース、つまり直近の2レースは、君が望むように戦った。次の数レースも同じように戦え』と言った。本当にその通りだ」とリカルドは振り返った。

「来年については、中間的な位置づけになる可能性もある。ある意味で、一方へ行く可能性もあれば、他方へ行く可能性もある」

「だからこそ、僕はただひたすらに自分のやるべきことに集中し、何が起こるかを見守っている。彼らは僕にそれを気づかせた。物事は素晴らしいものになる可能性もあるし、違ったものに見える可能性もある。だから、何が起こるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / F1シンガポールGP / ビザ・キャッシュアップRB