ダニエル・リカルド 2024年F1シーズン残り10戦は「ラストチャンスのアプローチ」
ダニエル・リカルドは、2024年F1シーズン最後の10戦を、F1での最後のレースであるかのように戦っていると明かした。レッドブルへの復帰を強く望みながらも、結局リカルドはチーム残留を争うという異例のシーズンを過ごしている。

6月初旬にセルジオ・ペレスが1プラス1の契約延長を勝ち取った後も、メキシコ人ドライバーの悲惨な成績によりレッドブルのドアが再び開いたが、チームは夏休み明け後もペレスが残留することを発表し、多くの人を驚かせた。

特に、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコが、テスト兼リザーブドライバーのリアム・ローソンの決定は9月に発表されると発表したことで、リカルドは再び将来に疑問を抱いている。

状況はともかく、リカルドはマクラーレンでの2シーズン目(そして、これが最後となった)に迷いと喪失感を抱えていた頃とは別人であり、ドライバーとしても別人だ。

レーシングニュース365とのインタビューで、リカルドは、まだ成功を渇望するドライバーであり、自分に必要なものを持っていると自信を持っていると示唆した。

「本当に、それが私の気持ちだ」とリカルドは語る。

「マクラーレンでの結果が良くないのは分かっていた。苦労しているのも分かっていた。それでも、『今週末こそはうまくやれる』『やれる』と思っていた」

「自分はまだ最高の自分であると思っているけど、実際にはそうではないとわかっていた。そう言えるのは、昨年オフの時間を過ごしたことで、自信に満ち溢れていたわけではないとはっきりわかったからだ。自分自身を本当に信じていたわけでもなかったし、そういったことすべてだ」

「疑念や疑問を抱いていたし、それがオフを過ごしたいという気持ちにもつながっていた」

リカルド「全力を尽くす」
ダニエル・リカルドは1年ちょっと前に当時のアルファタウリからF1に復帰したが、復帰3戦目で指をひどく骨折し、5レースを欠場せざるを得なかった。

今シーズンは新たな目的を持って臨んだにもかかわらず、リカルドは14レース中12ポイントしか獲得できず、チームメイトの角田裕毅に10ポイント差をつけられている。

しかし、リカルドは「1年前のここでのような気分だ」と主張している。

レースに集中するためにメディアやマーケティング関連の仕事から手を引いたことについてリカルドは「ワクワクしているし、やる気も満々だ。本当に多くのことを切り捨てて、これが最優先事項であることを確実なものにした」と付け加えた。

「もちろん、副業も少しはあるが、もし気が散るようなことがあれば、それを否定するだろう」

「今は、他のことにもずっと気を配っている。もし何かが度を越していると感じたら、それは度を越していると言うし、やらない」

「やる気も集中力も十分にある。あと1年なのか、あと5年なのかわからないけど、本当に最後のチャンスだと思って取り組んでいる」

「ヘルメットを片づけて『しまった、もっと早くに発言すべきだった、もっと違ったやり方をすべきだった』などと思いたくない」

「だから、今の自分はいい状態にある。自分自身に満足しているし、自分がとっているアプローチにも満足している。全力で取り組んでいるからね」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB