ダニエル・リカルドのホーナーからの“保護”はレッドブルF1内のマルコの失脚の象徴
ダニエル・リカルドは、今シーズンここまで期待外れの状況が続いているが、レッドブルF1のちーむ代表であるクリスチャン・ホーナーによって「保護されている」と報じられている。

リカルドは昨年のシーズン半ば、クリスチャン・ホーナーの支持を得て、印象的なテスト結果により、ニック・デ・フリースに代わって、姉妹チームのアルファタウリでF1グリッドにフルタイムで復帰することができた。

リカルドは今年、レッドブルとの契約が今年で切れるセルジオ・ペレスの後任の有力候補として参戦した。しかし、彼は今年のRBでは期待外れの結果に終わり、F1ランキングではチームメイトの角田裕毅から4つ後ろの14位に留まっている。

BBCは 、角田裕毅が過去6回のグランプリのうち5回でポイントを獲得するなど好調を維持しているにもかかわらず、レッドブルの「考えを変えた」わけではないと報じている。

そのため、角田裕毅は2025年にマックス・フェルスタッペンとともにペレスの代わりを務める候補ではないかもしれないが、チームメイトのリカルドのパフォーマンスが振るわない現状で、彼を支えるキーパーソンは変わらない。

BBCの報道によると、リカルドはレッドブルでクビになる心配は「今のところない」状態であり、リアム・ローソンに交代させられることもないという。

しかし、リカルドもまた、同僚からの告発によりホーナーの潔白が証明された調査後に露呈したレッドブル内部の諸問題の一因となっている。

レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、リカルドを犠牲にして「おそらくローソンを昇格させたい」と考えている。

しかし、ホーナーをめぐる論争の余波で、マルコは「権力と影響力を失った」。

ローソンは来シーズン、RBのフルタイムドライバーになる可能性もあるが、それはリカルドの代役ではなく、リカルドのチームメイトとしてとなるだろう。

角田裕毅は、RBからレッドブルに昇格することはなさそうなので、他チームに移籍する可能性がある。

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB