ダニエル・リカルド F1アブダビGP 「短かったけど楽しいシーズンだった」
ダニエル・リカルドが、2023年F1第23戦(最終戦)アブダビGPへの意気込みを語った。

今年、ニック・デ・フリースと交代でシーズン途中にスクーデリア・アルファタウリに加入したダニエル・リカルド。彼の復帰は左手の骨折で妨げられたが、チームに有益な影響を与えてきた。

アブダビグランプリは、長年チーム代表を務めてきたフランツ・トストの最後のレース。通常のレッドブルドライバーとは違い、リカルドのF1デビューはフランツ・トストの元ではなくHRTだったが、そトストさんの姿勢には敬服せなるを得ないと語る。

「ラスベガスではタイヤがうまく機能せず、週末を通してフラストレーションのたまる時間を過ごした。アブダビはミディアムダウンフォースのトラックなので、最終戦に向けて楽観的になれる」とダニエル・リカルドはコメント。

「前戦の異常なタイムテーブルのあと、僕たちはより普通の週末に戻りつつある。でも、ナイトレースのスケジュールのため、FP2は予選と決勝に向けた唯一の代表的なセッションだ。FP1とFP3はちょっとしたテストセッションのようなものだけど、頭の中ではFP2と予選に向けて何をするかはすでに決まっている。ある意味、週末が少し危うくなるような気もするけど、いろいろなことをテストするいい機会だから大丈夫だと思うし、楽しみにしている。シーズン最後のレースはいつも楽しいし、シーズンを締めくくるにはいい場所だ」

「数年前にトラックレイアウトが変更され、ドライビングエクスペリエンスは以前より少し良くなったけど、オーバーテイクの機会には影響しなかった。つまり、実際のレースは改善されていない」

「今週末はアップデートが行われる。今年ずっとチームと一緒にいたわけではないけど、マシンの効率を上げ、ドラッグの影響を受けにくくすることが主なテーマのひとつであることは分かっている。今回のアップデートの中には、こうした部分をターゲットにしたものもあるし、来年に向けて改善したいことだとわかっている。シーズン終盤にアップデートを行うことで、シーズン序盤よりも僕たちにとって妥協が少なくて済むはずだ」

ダニエル・リカルド F1 アブダビグランプリ

「今年を振り返ってみると、僕にとっては短いシーズンでハードルもあったけど、本当に楽しかった。この短期間でクルマに慣れ、チームに馴染むことができたという点では、思っていた以上にうまくいったと思うし、満足している。それは来年への意欲を与えてくれる。

「フランツにとってはこれがチームでの最後のレースとなる。彼は初日からチームにいたので、これはかなりのことだ。今年の初めに初めてファクトリーを訪れたとき、僕が最後にファクトリーでレースをしたときとはずいぶん変わっていたけど、フランツの存在感は相変わらずだった。彼と一緒に仕事ができるのはいつも楽しみだし、彼の献身的な姿勢と勝利への意志には敬服せざるを得ない。2012年に僕がこのチームで働き始めたときと変わらず、今日も強い」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / F1アブダビGP / スクーデリア・アルファタウリ