ダニエル・リカルド 角田裕毅との接触は「目に余るほどではない」
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71周中51周目に角田裕毅に追いついたダニエル・リカルドは、ターン6のインサイドで11位を奪おうとしたが、角田の右側のサイドポッドにぶつかり、空中に飛ばしてランオフに追い込んだ。
ダニエル・リカルドが走行を続けている間、角田裕毅は車をピットに戻し、レースからリタイアした。リカルドは10秒ペナルティを受けたが、第2スティントのソフトタイヤでによって7位を獲得した。
レース後、ダニエル・リカルドは「リプレイを見たばかりだけど、目に余るほどではなかった」とコメント。
「突っ込んで、ロックアップして、彼に激突した。かなりタイトなラインを保っていたように感じている。ブラインドスポットがたくさんあるけど、必要なのはお互いにあと30センチメートルを与えることだけだった。そこからの僕たちは良かった」
「実際、コーナーで彼を突進しようとしていたわけではなく、そこにとどまり、彼を少しワイドに抑えて、よりフレッシュなタイヤで出口にたどり着こうとしただけだった。とにかく、10秒ペナルティはそれを正当化するのに十分すぎるほどだった。でも、僕はカムバックを果たした」
「トム(スタラード/レースエンジニア)が『君に10秒(ペナルティ)が出た』と言ったとき、実際には応答しなかった。僕は『ペースはあるレースだ!』と思っていた。どにかく、頭を下げて、最終的に他の人に十分に大きな差をつけることができたので満足している」
角田裕毅は、オースティンでの10位リザルトの後、連続ポイントを目指していたが、何が原因だったのかを考え、ダニエル・リカルドのホイール・トゥ・ホイールのアプローチに疑問を呈した。
「本当に残念です。それまでは本当によかった。僕たちはレースをうまく管理し、ソフトタイヤで最初のスティントをプッシュし、ポジションを獲得していました」
「彼がオーバーテイクした方法はとても衝撃的でした。ほぼ不可能でした。彼がダメージを負ったかどうかはわかりませんが、かなり衝撃的でしたし、とてもイライラしています」
角田裕毅とのインシデントにもかかわらず、ダニエル・リカルドは、その後、10秒のペナルティを跳ねのけて、7位を獲得するためにオーバーテイクを連発し、ドライバー・オブ・ザ・デイの栄誉を獲得した。
マクラーレンとの契約を1年早めてチームを退団することに同意したダニエル・リカルドは、あと2レースしか残っていない。チームメイトのランド・ノリスより2つ上位でフィニッシュした猛烈なパフォーマンスを見せたリカルドにはほろ苦い雰囲気が漂っていた。
「とても良かった」とダニエル・リカルドはパフォーマンスについて語った。
「なぜこのようなレースがもっと頻繁に行われなかったのか説明ができればいいのにね。とにかく車に寄りかかって好きな場所に置くことができるレースだった」
「もちろん、残りわずかだし、遅くなりはしたけど、まったくないよりはましだ。攻撃的なレースができたことを嬉しく思う。僕たちがポイント圏内にてミラーを見ているのはノーマルな感覚だし、フィールドを通過するのは気分がいい。チームもきっと満足しているだろうし、ペナルティを受けた後なので安心している」
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