F1バーレーンGP FP3レポ:ピアストリ首位 ハジャーがレッドブル最上位 角田裕毅は最下位
2025年F1 バーレーンGPの3回目で最後のプラクティスセッションで、マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップタイムを記録した。ランド・ノリスに0.5秒以上の差をつけてトップに立ち、シャルル・ルクレールが3番手となった。

サヒールではこの日も暑い晴天となり、気温は33度に達した。ドライバーたちは現地時間15時30分に最後の走行を行い、土曜日に予定されている予選に向けてマシンを微調整し、準備を進めた。

グリーンライトが点灯すると、静かなスタートとなった。まず、オリバー・ベアマンがハードタイヤを履いてコース上での走行を開始し、ノリスやマックス・フェルスタッペンなどはピットレーンでチームメンバーと談笑しているのが見られた。

オリバー・ベアマンとチームメイトのエステバン・オコンは、ソフトコンパウンドを履いたルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリに続いてサーキットに姿を現した。 ベアマンは、デイ・ナイトセッションとのグリップの違いが「クレイジー」だったと報告しており、金曜日のFP1で経験したトリッキーなコンディションが再び現れたようだった。

大半のドライバーがソフトタイヤかハードタイヤで最初の走行を行った中、アルピーヌはミディアムタイヤを選択するというトレンドに逆らった。しかし、セッションの半ばまでにソフトタイヤで最速のペースを刻んだのはピアストリで、1分33秒324のラップタイムを記録し、チームメイトのノリスにコンマ4秒の差をつけてトップに立った。3番手にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが入った。

一方、フェルスタッペンはコースアウトしたため、走行を中断し、レッドブルのセットアップ変更のためピットに戻った。ジョージ・ラッセルは、気温がやや下がるのを待ってから走行を開始したようで、残り30分で走行に参加した。

ニコ・ヒュルケンベルグは、アンチストールに入った後、ターン8でキック・ザウバーを停止せざるを得なくなり、イエローフラッグが振られ、バーチャルセーフティカーが導入された。 グリーンフラッグが振られ、走行が再開されると、コース上でのわずかなワイド走行があったにもかかわらず、フェルスタッペンは2番手に浮上した。

一方、ルクレールは珍しい問題に直面した。フェラーリのウイングミラーが飛んでいくのが見えたのだ。一方、リアム・ローソンは、チームメイトのラッセルにオーバーテイクされたことに不満を漏らし、エンジニアに「すごく腹が立つ」と伝えた。

ラッセルについて言えば、ターン10でスピンしたため、一瞬イエローフラッグが出されたが、その後、F1マシンで経験した中で「最もグリップが低い」コンディションだったと語った。

バーレーンGP 2025年のF1世界選手権ヒュルケンベルグはキック・ザウバーをコース上で止めることを余儀なくされ、短いバーチャルセーフティカー導入のきっかけとなった。

時間が経過するにつれ、注目はフリー走行に移り、次々と更新される好タイムによりタイムシートの順位が目まぐるしく入れ替わった。 ピアストリが1分31秒646という素晴らしいベンチマークを記録し、他のドライバーたちがこれを破ろうとする中、チームメイトのノリスが2番手で0.668秒差の2番手につけた。

ルクレールは、ピアストリから1秒以内の唯一ノマシンとして3番手。メルセデスは、ラッセルとキミ・アントネッリがそれぞれ4番手と5番手と、さらに後退した。アルピーヌのピエール・ガスリーは目を引く6番手、レーシングブルズのアイザック・ハジャー、フェルスタッペン、ウィリアムズのカルロス・サインツ、ハミルトンがトップ10を締めくくった。

11番手にはオコンが入り、アルピーヌのジャック・ドゥーハン、ローソン、アロンソ、ウィリアムズのアレックス・アルボンが続いた。ベアマンは16番手、アストンマーティンのランス・ストロールとボルトレトが17番手と18番手につけた。一方、ヒュルケンベルグはレースに復帰できず19番手となった。一方、レッドブルの角田裕毅は20番手で最後尾となった。

週末最後のプラクティスセッションが終了し、ドライバーとチームは現地時間19時より予選が行われる前に作業報告を行う最後の機会を得ることになる。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP