F1 イギリスGP 決勝
2010 FORMULA 1 SANTANDER BRITISH GRAND PRIX

1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「シルバーストンで優勝できるなんて素晴らしいね。多くの歴史があるし、ここやモナコのようなビックレースで勝つことはとても価値のあることだ。スタートは理想的だった。1コーナーで僕は前にいたし、『このまま行こう』と思った。特別な一日だったし、チームはとても努力してくれた。努力をしなければこのレベルの結果を手に入れることはできない。彼らは今日の結果に値する。昨日は独特な状況だったけれど、今後に向けてすべてを解決できると確信している。これからも僕はベストを尽くすつもりだ。今日は信じられないような一日だったし、今夜は楽しみたいね」

2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「驚くべき週末だった。フィニッシュとしてはほぼ完璧な結果だ。とても満足している。プラクティスでどれくらい離されていたかを考えれば、今日はこんなに上位は期待していなかった。いつものようにチームと彼らの努力をとても誇りに思っている。スタートで、フェルナンド(アロンソ)を追い抜いて、ポジションをあげることができた。そのあとレース全体でマーク・ウェバーを追いかけていたけど、レッドブルは僕たちのクルマより1周でコンマ4〜5秒くらい速かったので、彼の近くにいるのはとても難しかった。それでも、最も重要なことは再びたくさんのチャンピオンシップを獲れたということだ。僕たちにとっては、今回も最高なレース結果になった。これまで見てきたなかで最大の観客数だった。ファンのみんなの応援は信じられないほどだった。これ以上は望めないよ。クルマの中では彼らの声援を聞くことができないけど、感じることはできる。彼ら1人1人と一緒にクルマを走らせた。彼らは全てのラップで大きな自信を与えてくれた。次のグランプリまでアップデートに取り組むために2週間ある。2008年のホッケンハイムでの前回のレースで僕は勝っているし、そこで新しいフロアを投入できれば、かなり力強くなるだろう。僕たちはプッシュし続けている。今年の世界選手権はまだ勝ち目はあるよ」

3位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日はスタートが良かった。オープニングラップ終了時点で4番手にポジションを上げられた。ロバート(クビカ:ルノー)に頭を抑えられ、後ろからはフェルナンド(アロンソ:フェラーリ)につつかれていたので、ポジションを維持するのは容易ではなかった。今日は戦略も良かった。コマンドポストの面々に感謝したい。特にオプションタイヤのまま、ピットストップを遅らせるという判断が素晴らしかった。インラップもうまく行ったうえに、ピット作業も素早かったので、ロバートの前でコースに復帰できた。表彰台に立てたのは、そのおかげだと思っている。チームが一丸となった結果、バレンシアの直後に状況を変えることができた。我々は一歩前進し、何が悪かったかを冷静に分析したからこそ、表彰台に立てたと思う。これが転機になりそうだ。今後はもっと戦えるという自信が溢れている」

4位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「素晴らしいレースだったし、10もポジションを上げてとても満足している。でも、ここはオーバーテイクが難しいので、スタートで大きくポジションを上げなければならないのはわかっていた。6つポジションを上げたけど、その後の第1スティントでははオプションタイヤで本当にハードにプッシュしなければならなかった。その戦略がうまくいって、ドライブスルーを受けたフェルナンドの後ろで戻れたので、4位を獲得できた。ニコ(ロズベルグ)を抜けなかったのは残念だけど、それでも僕にとっては素晴らしい結果だ。週末ずっと本当に素晴らしかった母国ファンの前で表彰台を獲得できなかったのは残念だ。ここのファンを忘れることなんてできない。今日は本当に彼らがルイスと僕の良い結果を出すための手助けしてくれたと思う。彼らは表彰台でルイスに声援を送ることもできたので、彼らにとっては悪い週末ではなかったことを思っている。金曜日のあと、今日2位と4位に入れたのは大きいね。僕はまだドライバーズ選手権で2位だし、唯一のダメージはルイスに少し差をつけられたことだ。でも、次のレースで取り戻すよ。ホッケンハイムではもっと強いクルマで望めると思う。だから、週末のスタートから戦うようなことはないだろう。良いレースをして、レッドブル勢に戦えることを願っている」

5位 ルーベンス・バリチェロ (ウィリアムズ)
「今日は良いレースだった。オープニングラップでうまくスタートして、特に問題もなくポジションを勝ちとることができた。ピットストップとセーフティカーでアロンソからポジションを得て、ジェンソンにポジションを奪われたけど、全体的に5位で終えるには安全なポジションにいられた。2レース連続でトップ5フィニッシュを達成できたのはチームの努力の賜物だ。純粋な結果だけでなく、改善の方向性もいい。チームはまだあるべき場所には到達してはないけど、今日のパフォーマンスにはかなり満足している。ポジティブに考えて作業を続けて、前進し続けるよ」

6位 小林可夢偉 (ザウバー)
「6位入賞は非常にうれしいですが、正直今日はあまり話すことがないです。12番 グリッドからいいスタートを決めて、チームもすばらしいピット作業をしてくれた。レースペースも思っていたとおりよかったです。クルマが一歩一歩よくなっ ているのを感じていたので、レース前から自信はありました。今日は誰かをオーバーテイクするチャンスがありませんでしたが、それでもレースを楽しむことが できました。ただ今日のレースは特別ハードなものではなく、汗もかいていません」

7位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「スタートが良くなかった。クラッチをアグレッシブに扱いすぎてかなりホイールスピンしてしまった。そのあとパンクしたけど、何も感じなかったし、何が起きたのかわからなかった。最初のターンのあと何かがおかしかったし、右リアがパンクしているのがわかった。残念ながら、パンクしたあとクルマに少しダメージを負ってしまい、若干パフォーマンスを失ってしまった。でも、リカバーできたし、ポイントを獲ることができた。重要なことだ。最初の30周の間は、追いくことしか考えていなかったけど、セーフティーカーの後は何人かとバトルがあったし、楽しかった。フェリペやミハエルなんかとレースをした。なにかにトライして、ギャップを見つけたときには、彼らも十分にそれにわかっているものなので、最後の20周はとても楽しかったよ。ここは雰囲気が素晴らしくて、いつも良いレースだよね」

8位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「楽しかったし、かなり面白いレースだった。最初にロングスティントにトライしたかったので、ハードタイヤでスタートしたけど、序盤はタイヤがうまく働いてくれなかったのであまり可能性はなかった。クルマに十分なグリップがなかったので、早めにピットインしてソフトタイヤに替えた。他のみんなとは真逆な戦略だったね。最後の10周はタフだったけど、うまく働いてくれた。でも、管理できたし、シューマッハやベッテルと本当に良い戦いができた。良いレースだったし、最終ラップまでベッテルに倒してポジションをうまく守っていたけど、そのあと彼は僕にぶつかってきたように思う。僕はレーシングラインを失って、ポジションを譲ることになってしまった。それがなければ、彼に抜かれたとは思わない。それでも最終的に8位は良い結果だった。多くのポイントを獲れたし、勢いを維持できている。次のドイツでのホームレースを本当に楽しみにしている」

9位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「またしても喜べないレースになってしまった。ニコが表彰台に立ったのは嬉しいが、自分の結果については、努力が報われていない気がする。レースの大半でトラフィックに引っかかってしまい、ほとんどクリアラップが取れなかった。ピットストップ直後は、どうにかしてルーベンス(バリチェロ:ウィリアムズ)の前に出ようと頑張ったが、低速コーナーでミスを犯し、コースオフしてしまった。タイムをロスしただけでなく、ポジションもふたつ落とした。あれがすべてだったようだ。次戦のホッケンハイムでは、最良の結果が得られるよう最大限の努力をするつもりだ」

10位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ウィリアムズ)
「大体においてポジティブなレースだった。スタートでポジションを失ったのは残念だ。ハンガーストレートでペトロフに外側からオーバーテイクされてしまった。それと最終的にミハエルを追い抜くことができなかったこともあり、今日は10位だった。オプションタイヤでの最初のロングスティントは正しい戦略だったし、チームの努力によるものだ」

20位 山本左近 (ヒスパニア・レーシング)
「2台のクルマが完走するというチームの目標を達成できたのでとても満足しています。再びF1でレースをすることはいい経験でした。週末にわたって改善することができましたし、クルマに対して良いフィーリングを得ることができました。ここシルバーストンでレースをするチャンスを与えてくれたチームに感謝しています。コックピットに戻る準備ができていることを示せましたし、再びレースをするチャンスが得られるときはいつでも準備はできています。長年にわたってずっと僕を応援してくれたファンにも感謝したいです。非常に特別でエキサイティングな週末でした」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP