F1シンガポールGP FP3レポート:ランド・ノリスが別格の速さでトップタイム
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このセッションは、マリーナ・ベイで行われる予選のコンディションを反映したものではなかったが、2番手のメルセデス・ジョージ・ラッセルに0.479秒の大差をつけたノリスのタイムは、マクラーレンの強さを示すものだった。
オスカー・ピアストリが3番手に入り、4番手のマックス・フェルスタッペンはノリスから0.894秒遅れでセッションを終えたものの、レッドブルの挙動には満足していた。
FP3は、アストンマーティンのドライバーがコース上での走行を始めただけで、のんびりとスタートした。しかし、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールに加えて、トラックウォークを楽しむにはタイミングの悪い時に現れたトカゲがいた。
結局、シンガポールでは保護されているこの地元の生き物は、安全に避難させるために赤旗が振られた。
トラックがグリーンに変わると、すぐに交通量が増えた。一晩で改善されたマシンに勇気づけられたフェルスタッペンは、ノリスとルクレールより早くベンチマークタイムを出し、3人ともミディアムタイヤを履いていた。
昨日と同様に、トラックがゴムで覆われるにつれ、全員がペースを上げ、アルピーヌのピエール・ガスリーやラッセルを含む数人のドライバーが危うくクラッシュしそうになる場面もあった。
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一方、ミディアムコンパウンドのタイヤを履いたままのルクレールは、フェルスタッペンとノリスよりも速く、1分31秒525というタイムを記録した。
ウィリアムズのフランコ・コラピントはソフトタイヤのポテンシャルを垣間見せ、ルクレールから0.294秒差の6番手につけた。これにより、上番手ドライバーたちはレッドウォールのタイヤを装着した。
ラッセルが1分30秒125の好タイムを叩き出してトップに躍り出ると、その激しさはさらに増した。しかし、ノリスの2つの紫のセクターが、マクラーレンが猛烈なペースで走っていることを示し、ラッセルのベストタイムをほぼ0.5秒縮めた。
ピアストリは3番手につけたが、ルクレールとサインツのソフトタイヤは10番手と11番手にとどまった。2人はその後もペースを上げ、最終的には5番手と6番手まで順番手を上げたが、彼らのSF-24はマクラーレンやメルセデスのライバル勢、さらにはレッドブルにも明らかに遅れをとっていた。
セッションはこうして終了し、ノリスは週末最速ラップを記録して予選に臨み、ラッセルに0.479秒差で余裕の首位に立った。
その後、ピアストリ、フェルスタッペン、そしてフェラーリの2人のドライバーが続き、トップ6を占めた。7番手のルイス・ハミルトンは、またしてもチームメイトのペースに追いつくことができず、アレックス・アルボン、コラピント、アロンソがトップ10を締めくくった。
RBの角田裕毅は後半の集団をリードしたが、ダニエル・リカルドは17番手にとどまり、期待外れのランス・ストロール、ザウバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇が最後尾となった。
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