F1スペインGP予選 ランド・ノリスが自身2度目のPP獲得 角田裕毅Q1敗退
2024年のF1世界選手権 第10戦 スペイングランプリの予選が6月22日(土)にバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。
ランド・ノリスは、最後のアタックで1分11秒383をマーク。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を0.020秒上回り、2021年F1ロシアGP以来の3シーズンふりとなる自身2度目のポールポジションを獲得した。
土曜日のバルセロナは晴れ。気温24度、路面温度37度のドライコンディションで予選はスタートしたが、トラックエボリューションが大きく、後にアタックするほどタイヤが改善するという状況。Q2では5分が経過した時点で多くのマシンがピットレーンに列をなし、最終的にポールポジションを獲得したノリスは、フェルスタッペンよりも後にアタックできたこと要因になったかもしれない。
2番手のマックス・フェルスッタッペンは、予選までタイムシートのトップに立つことはなかったが、Q2でトップタイムをマーク。Q3でも暫定ポールに立っていたが、最後の最後のでランド・ノリスに上回られた。チームメイトのセルジオ・ペレスのトウを使っても敗れたことで、レッドブル・レーシングがこれまでのような優位性を失ったことは明らかだ。ペレスは8番手だが、前戦から引き継がれる3グリッド降格ペナルティにより、11番グリッドからスタートすることになる。
3番手にはルイス・ハミルトン、4番手にはジョージ・ラッセルとメルセデスの2台が2列目をロックアウト。モナコ、カナダとアップグレードによって競争力を高めてきたメルセデスは、より典型的なサーキットであるバルセロナでポール争いに絡んだことで、そのパフォーマンスが本物であることを証明した。
5番手はシャルル・ルクレール、6番手はカルロス・サインツJr.とスクーデリア・フェラーリの2台が3列目。今大会で全チームで最も多くのアップグレードパーツを投入したが、ダブルリタイアに終わった前戦カナダでの失望を忘れ去るほどのパフォーマンスは発揮できていない。
7番手にはピエール・ガスリーが入り、9番手のエステバン・オコンとともにアルピーヌF1チームが2台揃ってトップ10入り。序盤は最も遅いマシンだったアルピーヌだが、着実に競争力をつけている。
10番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2度のアタックともトラックリミット違反をとられてノータイムに終わった。
地元のヒーローであるフェルナンド・アロンソは11番手でQ敗退。チームメイトのランス・ストロールは14番手と、アストンマーティンは苦しい戦いが続いている。
一方、ザウバーがバルテリ・ボッタスが12番手、周冠宇が15番手とミッドフィールドの戦いのなかで序列を上げてきた印象。
対照的に序列を下げたのはRBだ。フェラーリに次いで多くのアップグレードを持ち込んだが、初日に新しいリアウイングのDRSにトラブルが発生したことで、旧スペックに戻すことを余儀なくされた。新しいパッケージのなかでリアウイングだけ旧型という中途半端な状態で競争力を発揮できず、角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが18番手と最後から2列目。今週末に関してはレースでもこの状態は続くと考えられる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP
ランド・ノリスは、最後のアタックで1分11秒383をマーク。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を0.020秒上回り、2021年F1ロシアGP以来の3シーズンふりとなる自身2度目のポールポジションを獲得した。
土曜日のバルセロナは晴れ。気温24度、路面温度37度のドライコンディションで予選はスタートしたが、トラックエボリューションが大きく、後にアタックするほどタイヤが改善するという状況。Q2では5分が経過した時点で多くのマシンがピットレーンに列をなし、最終的にポールポジションを獲得したノリスは、フェルスタッペンよりも後にアタックできたこと要因になったかもしれない。
2番手のマックス・フェルスッタッペンは、予選までタイムシートのトップに立つことはなかったが、Q2でトップタイムをマーク。Q3でも暫定ポールに立っていたが、最後の最後のでランド・ノリスに上回られた。チームメイトのセルジオ・ペレスのトウを使っても敗れたことで、レッドブル・レーシングがこれまでのような優位性を失ったことは明らかだ。ペレスは8番手だが、前戦から引き継がれる3グリッド降格ペナルティにより、11番グリッドからスタートすることになる。
3番手にはルイス・ハミルトン、4番手にはジョージ・ラッセルとメルセデスの2台が2列目をロックアウト。モナコ、カナダとアップグレードによって競争力を高めてきたメルセデスは、より典型的なサーキットであるバルセロナでポール争いに絡んだことで、そのパフォーマンスが本物であることを証明した。
5番手はシャルル・ルクレール、6番手はカルロス・サインツJr.とスクーデリア・フェラーリの2台が3列目。今大会で全チームで最も多くのアップグレードパーツを投入したが、ダブルリタイアに終わった前戦カナダでの失望を忘れ去るほどのパフォーマンスは発揮できていない。
7番手にはピエール・ガスリーが入り、9番手のエステバン・オコンとともにアルピーヌF1チームが2台揃ってトップ10入り。序盤は最も遅いマシンだったアルピーヌだが、着実に競争力をつけている。
10番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2度のアタックともトラックリミット違反をとられてノータイムに終わった。
地元のヒーローであるフェルナンド・アロンソは11番手でQ敗退。チームメイトのランス・ストロールは14番手と、アストンマーティンは苦しい戦いが続いている。
一方、ザウバーがバルテリ・ボッタスが12番手、周冠宇が15番手とミッドフィールドの戦いのなかで序列を上げてきた印象。
対照的に序列を下げたのはRBだ。フェラーリに次いで多くのアップグレードを持ち込んだが、初日に新しいリアウイングのDRSにトラブルが発生したことで、旧スペックに戻すことを余儀なくされた。新しいパッケージのなかでリアウイングだけ旧型という中途半端な状態で競争力を発揮できず、角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが18番手と最後から2列目。今週末に関してはレースでもこの状態は続くと考えられる。
2024年 F1スペインGP 予選 順位・ラップタイム
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分12秒386 | 1分11秒872 | 1分11秒383 |
2 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分12秒306 | 1分11秒653 | 1分11秒403 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分12秒143 | 1分11秒792 | 1分11秒701 |
4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分12秒456 | 1分11秒812 | 1分11秒703 |
5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分12秒257 | 1分12秒038 | 1分11秒731 |
6 | 55 | カルロス・サインツJr. | フェラーリ | 1分12秒403 | 1分11秒874 | 1分11秒736 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1分12秒708 | 1分12秒079 | 1分11秒857 |
8 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分12秒477 | 1分12秒054 | 1分12秒061 |
9 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分12秒651 | 1分12秒109 | 1分12秒125 |
10 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分12秒460 | 1分12秒011 | No Time |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1分12秒505 | 1分12秒128 | |
12 | 77 | バルテリ・ボッタス | ザウバー | 1分12秒758 | 1分12秒227 | |
13 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 1分12秒691 | 1分12秒310 | |
14 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分12秒881 | 1分12秒372 | |
15 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1分12秒880 | 1分12秒738 | |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分12秒937 | ||
17 | 22 | 角田裕毅 | RB | 1分12秒985 | ||
18 | 3 | ダニエル・リカルド | RB | 1分13秒075 | ||
19 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分13秒153 | ||
20 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 1分13秒509 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP