F1ラスベガスGP シャルル・ルクレールがトップでフェラーリが1-2発進
2023年F1第22戦ラスベガスGPのフリー走行2回目が11月17日(金)にラスベガス・ストリップサーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。
41年ぶりのラスベガスでのレースは、ラスベガスグランプリの名称では初開催。ラスベガスの煌びやかな背景、そして、F1とそのオーナーであるリバティ・メディアが主催する初めてのグランプリということもあり、5チームがマシンにスペシャルカラーを施し、多くのドライバーがスペシャルヘルメットを着用して特別なグランプリを演出している。
だが、フリー走行1回目はカルロス・サインツ(フェラーリ)がコース上でストップして赤旗が提示された後、ストリップのマンホールの蓋(ウォーターバルブカバー)の周りのコンクリートフレームが破損していることが判明。わずか10分足らずで中止となる思わぬ躓きをみせた。サインツの他に、エステバン・オコン(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)もマシンにダメージを負った。
FIA(国際自動車連盟)は、コース上にあるすべてのマンホールを検査。フリー走行2回目は開始が2時間30分延期され、さらにFP1が短縮されたことを考慮して、セッションは90分に拡大された。
気温13度、路面温度15度。予想されていた1桁台の温度よりは高いものの、ドライコンディションでは他のサーキットにはないようなコンディションでセッションはスタート。現地時間2時30分という異例の真夜中の時間帯にラスベガスをF1マシンが疾走し、午前4時に終了した。
カルロス・サインツは「モノコック、エンジン、バッテリー、シート」が破損し、エステバン・オコンとともにシャシーの交換を余儀なくされたが、FP1の終了から延期されたFP2のスタートまでに作業を終了し、FP2セッションの開始からコースに出ることができた。
事実上、全ドライバーが初の本格走行となるFP2セッションでは、FP1で失った時間を取り戻すべく、コースの習熟から始まり、各チームが様々なプログラムを実施した。マシンを壊してはいけない状況でのやや抑えた走行となったが、あ終盤までソフトタイヤでのショートランが多く行われていたのが印象的だった。
フリー走行2回目のトップタイムをマークしたのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールで1分35秒265。2番手にチームメイトのカルロス・サインツが0.517秒差で続き、フェラーリが初開催となるラスベガスグランプリを1-2発進。両ドライバーはソフトタイヤしか使用しなかった。
3番手には0.528秒差でフェルナンド・アロンソ。アストンマーティンは前戦サンパウロから来季よりも今季のパフォマーマンスに焦点を向け直しており、チームメイトのランス・ストロールも8番手に入るなど、好調をキープしている。
レッドブル・レーシングは、セルジオ・ペレスが4番手、マックス・フェルスタッペンが6番手とスロースタート。最後はミディアムのロングランで仕上げ、まずまずのペースを見せていた。
レッドブル勢に割って入ったのはバルテリ・ボッタス。だが、対照的にアルファロメオのチームメイトである周冠宇は18番手だった。
7番手はニコ・ヒュルケンベルグ。ハースF1チームは好みの問題でパッケージを分けており、ヒュルケンベルグは旧スペックに戻している。新スペックを走らせたケビン・マグヌッセンは13番手だった。
9番手はルイス・ハミルトン。メルセデスは前戦サンパウロでセットアップの方向性を間違ったことを認めており、チームメイトのジョージ・ラッセルも12番手とまずまずのスタートを切った。
10番手にはアレクサンダー・アルボンが入り、“直線番長”のウィリアムズで競争力を見せた。マクラーレンはランド・ノリスが11番手、オスカー・ピアストリが14番手と言うスタートとなった。
スクーデリア・アルファタウリは初日に競争力を発揮できず、角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが19番手に沈んだ。
ラスベガスグランプリ2日目は、日本時間11月18日の13時30分からフリー走行3回目、17時から予選が行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ラスベガスGP
41年ぶりのラスベガスでのレースは、ラスベガスグランプリの名称では初開催。ラスベガスの煌びやかな背景、そして、F1とそのオーナーであるリバティ・メディアが主催する初めてのグランプリということもあり、5チームがマシンにスペシャルカラーを施し、多くのドライバーがスペシャルヘルメットを着用して特別なグランプリを演出している。
だが、フリー走行1回目はカルロス・サインツ(フェラーリ)がコース上でストップして赤旗が提示された後、ストリップのマンホールの蓋(ウォーターバルブカバー)の周りのコンクリートフレームが破損していることが判明。わずか10分足らずで中止となる思わぬ躓きをみせた。サインツの他に、エステバン・オコン(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)もマシンにダメージを負った。
FIA(国際自動車連盟)は、コース上にあるすべてのマンホールを検査。フリー走行2回目は開始が2時間30分延期され、さらにFP1が短縮されたことを考慮して、セッションは90分に拡大された。
気温13度、路面温度15度。予想されていた1桁台の温度よりは高いものの、ドライコンディションでは他のサーキットにはないようなコンディションでセッションはスタート。現地時間2時30分という異例の真夜中の時間帯にラスベガスをF1マシンが疾走し、午前4時に終了した。
カルロス・サインツは「モノコック、エンジン、バッテリー、シート」が破損し、エステバン・オコンとともにシャシーの交換を余儀なくされたが、FP1の終了から延期されたFP2のスタートまでに作業を終了し、FP2セッションの開始からコースに出ることができた。
事実上、全ドライバーが初の本格走行となるFP2セッションでは、FP1で失った時間を取り戻すべく、コースの習熟から始まり、各チームが様々なプログラムを実施した。マシンを壊してはいけない状況でのやや抑えた走行となったが、あ終盤までソフトタイヤでのショートランが多く行われていたのが印象的だった。
フリー走行2回目のトップタイムをマークしたのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールで1分35秒265。2番手にチームメイトのカルロス・サインツが0.517秒差で続き、フェラーリが初開催となるラスベガスグランプリを1-2発進。両ドライバーはソフトタイヤしか使用しなかった。
3番手には0.528秒差でフェルナンド・アロンソ。アストンマーティンは前戦サンパウロから来季よりも今季のパフォマーマンスに焦点を向け直しており、チームメイトのランス・ストロールも8番手に入るなど、好調をキープしている。
レッドブル・レーシングは、セルジオ・ペレスが4番手、マックス・フェルスタッペンが6番手とスロースタート。最後はミディアムのロングランで仕上げ、まずまずのペースを見せていた。
レッドブル勢に割って入ったのはバルテリ・ボッタス。だが、対照的にアルファロメオのチームメイトである周冠宇は18番手だった。
7番手はニコ・ヒュルケンベルグ。ハースF1チームは好みの問題でパッケージを分けており、ヒュルケンベルグは旧スペックに戻している。新スペックを走らせたケビン・マグヌッセンは13番手だった。
9番手はルイス・ハミルトン。メルセデスは前戦サンパウロでセットアップの方向性を間違ったことを認めており、チームメイトのジョージ・ラッセルも12番手とまずまずのスタートを切った。
10番手にはアレクサンダー・アルボンが入り、“直線番長”のウィリアムズで競争力を見せた。マクラーレンはランド・ノリスが11番手、オスカー・ピアストリが14番手と言うスタートとなった。
スクーデリア・アルファタウリは初日に競争力を発揮できず、角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが19番手に沈んだ。
ラスベガスグランプリ2日目は、日本時間11月18日の13時30分からフリー走行3回目、17時から予選が行われる。
F1ラスベガスGP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分35秒265 | 37 | |
2 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分35秒782 | 0.517 | 37 |
3 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1分35秒793 | 0.528 | 36 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分36秒085 | 0.820 | 34 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分36秒129 | 0.864 | 33 |
6 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分36秒183 | 0.918 | 35 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 1分36秒489 | 1.224 | 31 |
8 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分36秒496 | 1.231 | 39 |
9 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分36秒663 | 1.398 | 40 |
10 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分36秒688 | 1.423 | 40 |
11 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分36秒864 | 1.599 | 31 |
12 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分36秒890 | 1.625 | 35 |
13 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分36秒917 | 1.652 | 35 |
14 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分36秒987 | 1.722 | 33 |
15 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1分37秒134 | 1.869 | 31 |
16 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分37秒241 | 1.976 | 35 |
17 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分37秒412 | 2.147 | 39 |
18 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1分37秒656 | 2.391 | 34 |
19 | 3 | ダニエル・リカルド | アルファタウリ | 1分37秒680 | 2.415 | 38 |
20 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 1分38秒140 | 2.875 | 40 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ラスベガスGP