決勝:フェルスタッペンが5連勝!通算42勝目でアイルトン・セナ超え
2023年F1第10戦オーストリアGPの決勝レースが7月2日(日)にレッドブルリンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が今季7勝目を挙げた。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、ピットストップのシークエンスの違いでこれまで続いてきた全ラップリードの記録は途絶えたが、コース上で抜き返すと圧倒的な速さで後続を引き離し、最後はソフトタイヤに交換してファステストラップも獲得してハットトリックを達成。それでも2位に5秒差で優勝を果たした。
フェルスタッペンは5連勝となる今季7勝目。通算42勝目となり、アイルトン・セナの勝利数を抜いて、最多勝利数で単独5位に躍り出た。
2位にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)。2番グリッドからスタートして同じポジションでフィニッシュ。4月の第4戦アゼルバイジャンGP以来となる今季2度目の表彰台を獲得した。
3位はセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)。金曜日の予選でトラックリミット違反によるタイム抹消を連発してQ2敗退を喫して15番グリッドからのスタートとなったが、12ポジションアップで3位でフィニッシュ。第5戦マイアミGP以来となる表彰台を手にした。
トラックリミット違反は決勝でも乱舞。複数のドライバーがブラック&ホワイトフラッグの後に5秒ペナルティを科された。
4位入賞を果たしたカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)もペナルティを科されたドライバーのひとり。序盤は3番手を走行していたが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のストップによるバーチャルセーフティカーで、ルクレールに続いてダブルスタックでのピットストップしたことで6番手まで順位を落とした後、3番手まで挽回していたが、ペレスに抜かれてしまった。ペレスから4秒後方でフィニッシュであり、その2つが悔やまれる結果となった。
5位はランド・ノリス(マクラーレン)。アップデート版のMCL60は着実に競争力を発揮。フェラーリは抑えられなかったが、印象的な走りを見せた。マクラーレンは3戦連続でのアップデートを予定しており、今後に期待できるレースとなった。
6位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。比較的静かなレースとなったが、ベテランらしい着実なレースをみせた。
7位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。トラックリミット違反による5秒ペナルティを科さられ、他のドライバーへの対応が遅いことに無線でしきりと文句とマシンの扱いにくさを伝えていた。8位にはチームメイトのジョージ・ラッセルが11番グリッドから挽回した。
9位はピエール・ガスリー(アルピーヌ)、10位はランス・ストロール(アストンマーティン)が入賞を果たした。
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、オープニングラップの1コーナーでアルピーヌと接触してフロントウイングのエンドプレートを破損。コースアウトした後、ピットに戻ってノーズを交換。この接触によるデブリを撤去するためにセーフティカーが入った。その後、トラックリミット違反による5秒ペナルティを2回科され、18位でフィニッシュ。
ピットレーンからスタートした角田裕毅のチームメイトのニック・デ・フリースは15位。同じくピットレーンからスタートしたケビン・マグヌッセン(ハース)は完走中最下位の19位だった。
リタイアはヒュルケンベルグ1台のみ。11位のアレクサンダー・アルボン以降は周回遅れでのフィニッシュとなった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、ピットストップのシークエンスの違いでこれまで続いてきた全ラップリードの記録は途絶えたが、コース上で抜き返すと圧倒的な速さで後続を引き離し、最後はソフトタイヤに交換してファステストラップも獲得してハットトリックを達成。それでも2位に5秒差で優勝を果たした。
フェルスタッペンは5連勝となる今季7勝目。通算42勝目となり、アイルトン・セナの勝利数を抜いて、最多勝利数で単独5位に躍り出た。
2位にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)。2番グリッドからスタートして同じポジションでフィニッシュ。4月の第4戦アゼルバイジャンGP以来となる今季2度目の表彰台を獲得した。
3位はセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)。金曜日の予選でトラックリミット違反によるタイム抹消を連発してQ2敗退を喫して15番グリッドからのスタートとなったが、12ポジションアップで3位でフィニッシュ。第5戦マイアミGP以来となる表彰台を手にした。
トラックリミット違反は決勝でも乱舞。複数のドライバーがブラック&ホワイトフラッグの後に5秒ペナルティを科された。
4位入賞を果たしたカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)もペナルティを科されたドライバーのひとり。序盤は3番手を走行していたが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のストップによるバーチャルセーフティカーで、ルクレールに続いてダブルスタックでのピットストップしたことで6番手まで順位を落とした後、3番手まで挽回していたが、ペレスに抜かれてしまった。ペレスから4秒後方でフィニッシュであり、その2つが悔やまれる結果となった。
5位はランド・ノリス(マクラーレン)。アップデート版のMCL60は着実に競争力を発揮。フェラーリは抑えられなかったが、印象的な走りを見せた。マクラーレンは3戦連続でのアップデートを予定しており、今後に期待できるレースとなった。
6位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。比較的静かなレースとなったが、ベテランらしい着実なレースをみせた。
7位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。トラックリミット違反による5秒ペナルティを科さられ、他のドライバーへの対応が遅いことに無線でしきりと文句とマシンの扱いにくさを伝えていた。8位にはチームメイトのジョージ・ラッセルが11番グリッドから挽回した。
9位はピエール・ガスリー(アルピーヌ)、10位はランス・ストロール(アストンマーティン)が入賞を果たした。
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、オープニングラップの1コーナーでアルピーヌと接触してフロントウイングのエンドプレートを破損。コースアウトした後、ピットに戻ってノーズを交換。この接触によるデブリを撤去するためにセーフティカーが入った。その後、トラックリミット違反による5秒ペナルティを2回科され、18位でフィニッシュ。
ピットレーンからスタートした角田裕毅のチームメイトのニック・デ・フリースは15位。同じくピットレーンからスタートしたケビン・マグヌッセン(ハース)は完走中最下位の19位だった。
リタイアはヒュルケンベルグ1台のみ。11位のアレクサンダー・アルボン以降は周回遅れでのフィニッシュとなった。
通算42勝目を挙げてアイルトン・セナを抜いて歴代勝利数で単独5位に浮上したマックス・フェルスタッペン。
2023年 F1オーストリアGP 決勝 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 4 | ||
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 5.155 | 5.155 | 3 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 17.188 | 12.033 | 3 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 21.477 | 4.189 | 3 |
5 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 26.327 | 4.950 | 3 |
6 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 30.317 | 3.990 | 3 |
7 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 39.196 | 8.879 | 3 |
8 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 48.403 | 9.207 | 3 |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 57.667 | 9.264 | 3 |
10 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 59.043 | 1.376 | 4 |
11 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 69.767 | 10.724 | 3 |
12 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1L | 12.977 | 3 |
13 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 1L | 9.244 | 3 |
14 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1L | 3.249 | 3 |
15 | 21 | ニック・デ・フリース | アルファタウリ | 1L | 10.070 | 3 |
16 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1L | 8.074 | 3 |
17 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1L | 3.792 | 4 |
18 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1L | 8.304 | 4 |
19 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1L | 1.780 | 3 |
DNF | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 59L | 58L | 2 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP