F1アブダビGP 決勝:王者フェルスタッペンが今季15勝目 ルクレールが2位
2022年 F1最終戦 アブダビGPの決勝が11月20日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、王者マックス・フェルスタッペンが今季15勝目。ラストレースとなったセバスチャン・ベッテルは10位入賞でF1キャリアに終止符を打った。

日没が近づいた照明が灯されたヤス・マリーナ・サーキットでそれぞれの目標と思いを込めた今季最後の58周のレースはスタートが切られた。

優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。オープニングラップから他を寄せ付けない走りを見せて後続に8.771秒差をつける王者らしい別次元のレース展開で優勝。年間優勝記録を15勝目まで伸ばしてシーズンを締めくくった。

エキサイティングな展開となったのは2位争い。ドライバーズランキング2位をかけた戦いは、1ストップ戦略を採用したシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が、2ストップ戦略のセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)を1.322秒差で抑えてチェッカー。レッドブルのドライバーズランキングでのワンツーを阻止してランキング2位を獲得した。

4位はカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)、5位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)、6位にはランド・ノリス(マクラーレン)、7位にはエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位にはランス・ストロール(アストンマーティン)。

マクラーレンとの契約が終了して来季はシートがないことが確定しているダニエル・リカルドは9位入賞。そして、今季限りでF1を引退する4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が10位入賞でF1キャリアに終止符を打った。

11位は角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)。ポイント獲得まで5秒届かなかったが、トップと同一周回でレースを終えた。

12位以下は周回遅れ。スクーデリア・アルファタウリでのラストレースとなったピエール・ガスリーは14位。来季はアルピーヌF1チームに移籍する。

来季はひとまずF1を離れるミック・シューマッハ(ハースF1チーム)は16位でフィニッシュ。

今季限りでF1を離れることにあるニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)はリタイア。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)はハイドロリックの問題でリタイア。前日のポールポジションの連続記録に続き、15年間続いていた毎年優勝の記録は途絶えた。ランキング6位とキャリアで最低の結果でシーズンを終えることになった。

来季アストンマーティンに移籍し、アルピーヌF1チームでのラストレースとなったフェルナンド・アロンソはウォーターリークでリタイア。信頼性に悩まされた1年となった。

残念ながら、二人のワールドチャンピオンは、かつてタイトルを争ったセバスチャン・ベッテルのラストレースをコース上で祝うことはできなかった。

2022年 F1アブダビGP 決勝 結果・順位

順位NoドライバーチームGAPINTPIT
11マックス・フェルスタッペンレッドブルLAP581
216シャルル・ルクレールフェラーリ8,7718.7711
311セルジオ・ペレスレッドブル10.0931.3222
455カルロス・サインツJr.フェラーリ23.89214.7992
563ジョージ・ラッセルメルセデス35.88810.9962
64ランド・ノリスマクラーレン56.23420.3462
731エステバン・オコンアルピーヌ57.2401.0062
818ランス・ストロールアストンマーティン76.93119.6912
93ダニエル・リカルドマクラーレン83.2686.3371
105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン83.8980.6301
1122角田裕毅アルファタウリ89.3715.4732
1224周冠宇アルファロメオ1L21.9592
1323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1L0.8802
1440ピエール・ガスリーアルファタウリ1L0.6191
1577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1L9.1541
1647ミック・シューマッハハース1L14.3672
1720ケビン・マグヌッセンハース1L6.6581
DNF44ルイス・ハミルトンメルセデス  2
DNF6ニコラス・ラティフィウィリアムズ  3
DNF3フェルナンド・アロンソアルピーヌ  2

2022年のF1世界選手権 アブダビグランプリ


このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アブダビGP