F1日本GP:優勝のフェルスタッペンがホンダの母国でチャンピオン獲得
2022年F1日本GPの決勝レースが10月9日(日)に鈴鹿サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝。ホンダの地元で自身2度目のF1ワールドチャンピオン獲得を決めた。
3年ぶりの開催となったF1日本GP。決勝前セレモニーでは、岸田文雄内閣総理大臣が出席。水樹奈々の国家独唱を聞き、8年ぶりに日本GPを戦う日本人ドライバーとなった角田裕毅からレーシングスーツをプレゼントされ、「頑張ってください」と声をかけた。
決勝前に降り出した雨によってウェットコンディションとなったF1日本GPは波乱のスタート。カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がクラッシュリタイア。跳ね飛ばされた看板がピエール・ガスリー(アルファタウリ)に当たるアクシデントを含めて混乱し、2周目を終了した後、赤旗が提示されて中断となった。
約2時間の中断を経て、レースは16時15分にセーフティカー先導のローリングスタートで再開。フルウェットとインターミディエイトのクロスオーバーぎりぎりの難しい路面コンディションでの再開となった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。1回目のスタートで1コーナー手前までシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)に前に出られたが、リスクを冒してアウトサイドでリードを奪い返し、再開後も抜群のタイミングでインターミディレイトに交換。全員のタイヤ交換が終わってトップに返り咲いてからは危なげないレース運びで今季12勝目、通算32勝目を挙げた。
マックス・フェルスタッペンは、F1日本GPでシャルル・ルクレールに8ポイント差、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)に6ポイント差をつければタイトル獲得という状況だった。
レースはシャルル・ルクレールが2位でチェッカーを受けたが、ターン16でコースオフした後、順位を戻さなかったことで5秒ペナルティを科されて3位に降格。セルジオ・ペレスが2位に昇格した。その結果、ルクレールに13ポイント差、ペレスに7ポイント差となり、マックス・フェルスタッペンの2度目のF1ワールドチャンピオンが確定した。
今大会ではレッドブルのF1マシンにHONDAロゴが復活。ホンダのF1エンジンでマックス・フェルスタッペンがタイトルを2連覇。そして、ホンダF1エンジンは1-2フィニッシュを達成した。表彰台にはコンストラクターの代表としてホンダ・レーシングの浅木泰昭が上がった。
付与されるポイントには混乱があった。昨年の雨でセーフティカー先導で終わったF1ベルギーGPを受け、レースの周回数に応じて細かくポイントが変わるシステムが可決されており、53周中2時間レースで29周しかできなかった今回のF1日本GPではそれが適用されると思われた。実際、マックス・フェルスタッペンもまだポイントが足りないと考えていた。
だが、実際にそのシステムが適用されるのは中断後にレースが行われなかった場合のみとの発表がFIA(国際自動車連盟)からあり、今回のF1日本GPではフルポイントが与えられた。
4位はエステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)。チームメイトのフェルナンド・アロンソが7位に入り、コンストラクターズ選手権で4ポイント差をつけられていたマクラーレンがランド・ノリス10位、ダニエル・リカルドが11位に終わったことで、アルピーヌF1が再びランキング4位に奪取した。
5位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、6位は“ラスト鈴鹿”となるセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が続いた。8位にジョージ・ラッセル(メルセデス)。
9位のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は今シーズン初ポイント。レース再開後のラップですぐにピットに入ってインターミディエイトに交換する作戦が当たった。セバスチャン・ベッテルも同じタイミングでピットに入っている。
凱旋レースとなった角田裕毅は、レース再開後に2セット目のインターミディレイトを投入したことが裏目に出て13位でフィニッシュ。来季のアルピーヌF1チームへの移籍が決まり、ホンダドライバーとして最後の鈴鹿となったピエール・ガスリーはピットレーンからスタートして17位だった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1日本GP
3年ぶりの開催となったF1日本GP。決勝前セレモニーでは、岸田文雄内閣総理大臣が出席。水樹奈々の国家独唱を聞き、8年ぶりに日本GPを戦う日本人ドライバーとなった角田裕毅からレーシングスーツをプレゼントされ、「頑張ってください」と声をかけた。
決勝前に降り出した雨によってウェットコンディションとなったF1日本GPは波乱のスタート。カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がクラッシュリタイア。跳ね飛ばされた看板がピエール・ガスリー(アルファタウリ)に当たるアクシデントを含めて混乱し、2周目を終了した後、赤旗が提示されて中断となった。
約2時間の中断を経て、レースは16時15分にセーフティカー先導のローリングスタートで再開。フルウェットとインターミディエイトのクロスオーバーぎりぎりの難しい路面コンディションでの再開となった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。1回目のスタートで1コーナー手前までシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)に前に出られたが、リスクを冒してアウトサイドでリードを奪い返し、再開後も抜群のタイミングでインターミディレイトに交換。全員のタイヤ交換が終わってトップに返り咲いてからは危なげないレース運びで今季12勝目、通算32勝目を挙げた。
マックス・フェルスタッペンは、F1日本GPでシャルル・ルクレールに8ポイント差、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)に6ポイント差をつければタイトル獲得という状況だった。
レースはシャルル・ルクレールが2位でチェッカーを受けたが、ターン16でコースオフした後、順位を戻さなかったことで5秒ペナルティを科されて3位に降格。セルジオ・ペレスが2位に昇格した。その結果、ルクレールに13ポイント差、ペレスに7ポイント差となり、マックス・フェルスタッペンの2度目のF1ワールドチャンピオンが確定した。
今大会ではレッドブルのF1マシンにHONDAロゴが復活。ホンダのF1エンジンでマックス・フェルスタッペンがタイトルを2連覇。そして、ホンダF1エンジンは1-2フィニッシュを達成した。表彰台にはコンストラクターの代表としてホンダ・レーシングの浅木泰昭が上がった。
付与されるポイントには混乱があった。昨年の雨でセーフティカー先導で終わったF1ベルギーGPを受け、レースの周回数に応じて細かくポイントが変わるシステムが可決されており、53周中2時間レースで29周しかできなかった今回のF1日本GPではそれが適用されると思われた。実際、マックス・フェルスタッペンもまだポイントが足りないと考えていた。
だが、実際にそのシステムが適用されるのは中断後にレースが行われなかった場合のみとの発表がFIA(国際自動車連盟)からあり、今回のF1日本GPではフルポイントが与えられた。
4位はエステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)。チームメイトのフェルナンド・アロンソが7位に入り、コンストラクターズ選手権で4ポイント差をつけられていたマクラーレンがランド・ノリス10位、ダニエル・リカルドが11位に終わったことで、アルピーヌF1が再びランキング4位に奪取した。
5位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、6位は“ラスト鈴鹿”となるセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が続いた。8位にジョージ・ラッセル(メルセデス)。
9位のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は今シーズン初ポイント。レース再開後のラップですぐにピットに入ってインターミディエイトに交換する作戦が当たった。セバスチャン・ベッテルも同じタイミングでピットに入っている。
凱旋レースとなった角田裕毅は、レース再開後に2セット目のインターミディレイトを投入したことが裏目に出て13位でフィニッシュ。来季のアルピーヌF1チームへの移籍が決まり、ホンダドライバーとして最後の鈴鹿となったピエール・ガスリーはピットレーンからスタートして17位だった。
2022年 F1日本グランプリ 決勝 結果・順位
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | LAP | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | LAP | 28 | 2 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 27.066 | 27.966 | 2 |
3 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 31.763 | 4.697 | 2 |
4 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 39.685 | 7.922 | 2 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 40.325 | 0.641 | 2 |
6 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 46.358 | 6.032 | 2 |
7 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 46.369 | 0.011 | 3 |
8 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 47.661 | 1.292 | 2 |
9 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 70.143 | 22.482 | 2 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 70.782 | 0.639 | 2 |
11 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 72.877 | 2.095 | 2 |
12 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 73.904 | 1.027 | 3 |
13 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 75.599 | 1.695 | 3 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 86.016 | 10.417 | 2 |
15 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 86.496 | 0.480 | 2 |
16 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 87.043 | 0.547 | 3 |
17 | 40 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 88.091 | 1.048 | 4 |
18 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 92.523 | 4.432 | 2 |
DNF | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 0 | ||
DNF | 55 | カルロス・サインツJr. | フェラーリ | 0 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1日本GP