F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行1回目:雨でもフェラーリが1-2の強さ
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPのフリー走行1回目が4月22日(金)にイタリアのイモラ・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムを記録した。
F1エミリア・ロマーニャGPは、2022年シーズンで最初の“スプリント(スプリント予選から改名)”フォーメットで実施される週末となる。そのため、車に変更を加えられるのは基本的にこのFP1セッションだけとなる。
だが、金曜日のイモラは生憎の雨模様。気温11度、路面温度15度のウェットコンディションのなか、全マシンがフルウェットタイヤを装着して60分間のセッションは開始となった。
ヨーロッパラウンドの緒戦となるF1エミリア・ロマーニャGPには、多くのチームがアップグレードを持ち込んでいるが、60分という限られた時間に加え、ウェットコンディションと状況は複雑化した。
開始から30分が経過したところで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が最初にインターミディエイトに交換。しかし、すぐに他チームが追従することはなく、10分ほど経過したところで、他のドライバーもインターで走行を開始する。
残り5分でランド・ノリス(マクラーレン)がグラベルにはみ出して赤旗中断。しかし、ノリスは自力でグラベルを抜け出すことができ、赤旗は数分で終了。終了間際にはバルテリ・ボッタス(アストンマーティン)がグラベルにはまったが、すでにチェッカーが振られていた。
本来ならば、フリー走行1回目、さらにウェットという実力差が見えづらい状況だが、スクーデリア・フェラーリの2台は群を抜いていた。カルロス・サインツがエンジンを交換した以外はアップデートを投入せず、開幕3戦で競争力のあったままのパッケージを基本としている2台は、お互いにタイムを出し合いながら別次元の走行。
シャルル・ルクレールが1分29秒402でタイムシートのトップに立つと、チームメイトのカルロス・サインツは0.877秒差の2番手につけ、今後の週末がどのようなコンディションになってもスクーデリア・フェラーリは速いという予想を呼ぶ走りをみせた。
3番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。トップとの差は1.465秒差。チームメイトのセルジオ・ペレスは6番手。フェラーリに比べてピーキーな特性のRB18は今週末も苦戦を強いられることになりそうだ。
4番手にはケビン・マグヌッセン、5番手にはミック・シューマッハとフェラーリのF1エンジンを搭載するハースF1チームの2台がランクイン。VF-22の基本的なパッケージの良さが際立つ結果となった。
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を挟んで、9番手には角田裕毅(アルファタウリ)がランクイン。チームメイトのピエール・ガスリーも12番手につけており、ホームレースとなるアルファタウリがミッドフィールドでそれなりの速さをみせた。
10番手はメルセデスF1のジョージ・ラッセル。チームメイトンのルイス・ハミルトンは、インターミディエイトでもタイヤの熱入れに苦しんで18番手。いまだポーパシングの解決策を見いだせていないメルセデスが、予選にむけてどこまでタイムを上げてくるかも注目のポイントとなる。
F1エミリア・ロマーニャGPはこのあと24時(現地時間17時)から予選が行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1エミリア・ロマーニャGP
F1エミリア・ロマーニャGPは、2022年シーズンで最初の“スプリント(スプリント予選から改名)”フォーメットで実施される週末となる。そのため、車に変更を加えられるのは基本的にこのFP1セッションだけとなる。
だが、金曜日のイモラは生憎の雨模様。気温11度、路面温度15度のウェットコンディションのなか、全マシンがフルウェットタイヤを装着して60分間のセッションは開始となった。
ヨーロッパラウンドの緒戦となるF1エミリア・ロマーニャGPには、多くのチームがアップグレードを持ち込んでいるが、60分という限られた時間に加え、ウェットコンディションと状況は複雑化した。
開始から30分が経過したところで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が最初にインターミディエイトに交換。しかし、すぐに他チームが追従することはなく、10分ほど経過したところで、他のドライバーもインターで走行を開始する。
残り5分でランド・ノリス(マクラーレン)がグラベルにはみ出して赤旗中断。しかし、ノリスは自力でグラベルを抜け出すことができ、赤旗は数分で終了。終了間際にはバルテリ・ボッタス(アストンマーティン)がグラベルにはまったが、すでにチェッカーが振られていた。
本来ならば、フリー走行1回目、さらにウェットという実力差が見えづらい状況だが、スクーデリア・フェラーリの2台は群を抜いていた。カルロス・サインツがエンジンを交換した以外はアップデートを投入せず、開幕3戦で競争力のあったままのパッケージを基本としている2台は、お互いにタイムを出し合いながら別次元の走行。
シャルル・ルクレールが1分29秒402でタイムシートのトップに立つと、チームメイトのカルロス・サインツは0.877秒差の2番手につけ、今後の週末がどのようなコンディションになってもスクーデリア・フェラーリは速いという予想を呼ぶ走りをみせた。
3番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。トップとの差は1.465秒差。チームメイトのセルジオ・ペレスは6番手。フェラーリに比べてピーキーな特性のRB18は今週末も苦戦を強いられることになりそうだ。
4番手にはケビン・マグヌッセン、5番手にはミック・シューマッハとフェラーリのF1エンジンを搭載するハースF1チームの2台がランクイン。VF-22の基本的なパッケージの良さが際立つ結果となった。
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を挟んで、9番手には角田裕毅(アルファタウリ)がランクイン。チームメイトのピエール・ガスリーも12番手につけており、ホームレースとなるアルファタウリがミッドフィールドでそれなりの速さをみせた。
10番手はメルセデスF1のジョージ・ラッセル。チームメイトンのルイス・ハミルトンは、インターミディエイトでもタイヤの熱入れに苦しんで18番手。いまだポーパシングの解決策を見いだせていないメルセデスが、予選にむけてどこまでタイムを上げてくるかも注目のポイントとなる。
F1エミリア・ロマーニャGPはこのあと24時(現地時間17時)から予選が行われる。
2022年 F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAPS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分29秒402 | 24 | |
2 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分30秒279 | 0.877 | 25 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分30秒867 | 1.465 | 21 |
4 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分32秒439 | 3.037 | 23 |
5 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分32秒988 | 3.586 | 23 |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分33秒012 | 3.610 | 17 |
7 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分33秒160 | 3.758 | 13 |
8 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分33秒365 | 3.963 | 22 |
9 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分33秒611 | 4.209 | 18 |
10 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分34秒262 | 4.860 | 21 |
11 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分34秒615 | 5.213 | 19 |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分35秒104 | 5.702 | 19 |
13 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分35秒420 | 6.018 | 14 |
14 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分35秒502 | 6.100 | 12 |
15 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分35秒625 | 6.233 | 15 |
16 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分36秒033 | 6.631 | 23 |
17 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分36秒464 | 7.059 | 17 |
18 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1分37秒450 | 7.062 | 17 |
19 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分38秒194 | 8.048 | 22 |
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分39秒698 | 10.296 | 15 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1エミリア・ロマーニャGP