F1イタリアGP フリー走行2回目:ハミルトン首位でメルセデスがワンツー
2021年 第14戦 F1イタリアGPのフリー走行2回目が9月11日(土)にモンツァサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。
『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、17周のレース形式のスプリント予選が行われる。
土曜日のモンツァは快晴となり、気温24.5度、路面温度34.8度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、セッションの存在意義を疑問視する声も挙がっているが、パフォーマンスを向上させるセットアップを変更できない代わりに、スプリント予選と決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤでロングランを実施していたのが印象的だったが、上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。そのため、各チームは使用するタイヤがほぼバラバラ。燃料搭載量についても53周の決勝の序盤に合わせるのか、18周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
セッションが30分に差し掛かろうとしたところで、カルロス・サインツ(フェラーリ)がアスカリシケイン付近でクラッシュ。高速でのクラッシュだったが、サインツに怪我はないようだ。ただ、マシンはフロント部分が大きく破損しており、通常よりもインターバルは長いとはいえ、スプリント予選までに修復が間に合うかは微妙なところだ。
したがって、フリー走行2回目のタイムから読み取れることはひとつではないが、タイムシートではルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップに立った。ソフトとハードで25周を走行したハミルトンは1分23秒246をマーク。2番手には0.222秒差で同じタイヤ構成で走行したチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いた。おそらく日曜日の決勝を見据えたプログラムと考えられる。
3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップから0.416秒差で続いた。この差は今週末であまり変わっていない。4番手でチームメイトのセルジオ・ペレスととにソフトとミディアムで走行。主にミディアムでロングたんに費やしており、こちらはスプリント予選を焦点に当てていると考えられる。
アルファタウリ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが9番手、角田裕毅が15番手。ソフトとミディアムで周回を重ねた。
F1イタリアGP スプリント予選は、この後23時30分(現地時間16時30分)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、17周のレース形式のスプリント予選が行われる。
土曜日のモンツァは快晴となり、気温24.5度、路面温度34.8度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、セッションの存在意義を疑問視する声も挙がっているが、パフォーマンスを向上させるセットアップを変更できない代わりに、スプリント予選と決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤでロングランを実施していたのが印象的だったが、上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。そのため、各チームは使用するタイヤがほぼバラバラ。燃料搭載量についても53周の決勝の序盤に合わせるのか、18周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
セッションが30分に差し掛かろうとしたところで、カルロス・サインツ(フェラーリ)がアスカリシケイン付近でクラッシュ。高速でのクラッシュだったが、サインツに怪我はないようだ。ただ、マシンはフロント部分が大きく破損しており、通常よりもインターバルは長いとはいえ、スプリント予選までに修復が間に合うかは微妙なところだ。
したがって、フリー走行2回目のタイムから読み取れることはひとつではないが、タイムシートではルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップに立った。ソフトとハードで25周を走行したハミルトンは1分23秒246をマーク。2番手には0.222秒差で同じタイヤ構成で走行したチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いた。おそらく日曜日の決勝を見据えたプログラムと考えられる。
3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップから0.416秒差で続いた。この差は今週末であまり変わっていない。4番手でチームメイトのセルジオ・ペレスととにソフトとミディアムで走行。主にミディアムでロングたんに費やしており、こちらはスプリント予選を焦点に当てていると考えられる。
アルファタウリ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが9番手、角田裕毅が15番手。ソフトとミディアムで周回を重ねた。
F1イタリアGP スプリント予選は、この後23時30分(現地時間16時30分)から行われる。
2021年 第14戦 F1イタリアGP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAPS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分23秒246 | 25 | |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分23秒468 | 0.222 | 24 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分23秒754 | 0.416 | 23 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分23秒917 | 0.671 | 29 |
5 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分24秒263 | 1.017 | 20 |
6 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1分24秒280 | 1.034 | 28 |
7 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分24秒502 | 1.256 | 26 |
8 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分24秒539 | 1.293 | 16 |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分24秒654 | 1.408 | 24 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分24秒665 | 1.419 | 27 |
11 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分24秒770 | 1.524 | 21 |
12 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分24秒774 | 1.528 | 24 |
13 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分24秒805 | 1.559 | 23 |
14 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分25秒083 | 1.837 | 22 |
15 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分25秒422 | 2.176 | 32 |
16 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分25秒729 | 2.483 | 23 |
17 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分25秒763 | 2.517 | 28 |
18 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分25秒935 | 2.689 | 28 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分26秒012 | 2.766 | 25 |
20 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分26秒124 | 2.878 | 14 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP