F1第3戦:バーレーンGP予選 (ドライバーコメント)
2008 FORMULA 1 Gulf Air Bahrain Grand Prix
1位 ロバート・クビサ (BMW)
「とても幸せだよ。オーストラリアではポールポジションのチャンスを逃したけど、今回はうまくいった。Q3での最初の走行はかなり良かったけど、1コーナーで小さなミスをしてしまった。2回目の走行では、9コーナーで再び小さなミスをしてしまったけど、もっとうまくいった。僕たちはシーズン前にコンピューターシミュレーションと風洞作業の結果からマシンが良いことはわかっていた。僕たちが決して懸命に作業することを諦めなかったことが成果をあげたんだ。先月からとても懸命に作業してくれたチーム全体に感謝したい。これからデータを研究して、明日のために準備をするつもりだ。長いレースになるだろうね。」
2位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「全体的に見て、僕は予選を終えてまだ自信があるよ。僕たちは、ここサヒールで見せたように、本当に良いクルマを期待できる。Q3では、僕は常に少しトラフィックにはまっていた。でも、それはよくあることだ。僕たちは集中しなければならないし、すべてのリソースを最大限に活用して、最高の仕事をしなければならない。ロバート、おめでとう。とてもよいドライブだったよ。」
3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「予選での最速ラップはOKだったけど、完璧でなかった。マシンのバランスは良かった。タイムはもっとよくなると思うし、フロントローのポジションは可能性があるけど、タイムはとても接近している。昨日のターン5で起こった事故は、僕にとってなにも問題にならなかったし、金曜より今日のほうが速かった。そのための事故たっだのかもね。昨日の事故のあと、みんながマシンを準備するために今朝まで作業してくれたので、彼らにとても感謝している。これからエンジニアと一緒にデータを分析sるつもりだし、明日は面白いレースを楽しみにしているよ。僕たちには良い戦略があるし、自信があるんだ。」
4位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日の状態にはあまり満足していない。でも、4番手はレースのためには良いスタート位置だし、可能性はあるよ。マシンのバランスは今朝から完璧ではなかったし、望んでいたほど速くなくて、少し苦しんだ。これから理由を見つけるためにデータを見てみなければならない。明日のレースでは、ポイントを獲得できるし、僕たちはとても強いと思うよ。僕たちは戦略面で異なる選択をしているかもしれないが、それが本当かどうかはレースを見てみよう」
5位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「マシンの感触は良かった。特にソフトタイヤではね。でも、ラップタイムはより高いグリッドを得るには十分に速くはなかった。昨日より少し風があったけど、特に影響はなかったよ。みんなのタイムはかなり接近している。明日のレースを前向きに考えているし、いくつポジションを上げられると思っている。僕たちはトップのドライバーの近くにいるし、明日はどんなことでもできるよ。僕たちは良い戦略を持っている自信があるし、最も重要なのは、最初の2レースのようにポイントを獲り続けることだ。」
6位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「まず第一に、ロバートを祝福したい。チームにとっての最初のポールポジションは大きな成功だし、僕たちが達成できるマシンを持っていることは素晴らしいね。この点では、6番手にはもちろん満足できない。でも、タイヤの最大限とシングルラップでグリップを得ることができないなどの多くの困難を抱えたフリー走行の後で、最悪な1日になる可能性もあったんだ。金曜日から僕たちはマシンのバランスを変更し、今はずっと良くなっている。とにかく、ロングランは最初から上手くいっているから、レースを前にがっかりする理由はないよ」
7位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「我々はまさに望んでいたポジションを獲得した。7番グリッド獲得は、このコンディションで我々が達成できる最高のポジションだ。フェラーリ、マクラーレン、BMWが我々よりもまだ少し速いからね。再び問題なくトップ10入りできてとても嬉しいよ。第3セッションの前に給油装置に問題が生じて、装置を交換しなくてはならなかったんだけれど、最終的に解決できた。車はよくバランスが取れているし、満足はしているんだ。だけれど勿論、我々は車がもう少し良くなることを望んでいる。我々は先頭集団に追いついてきているし、より近づいていっているよ。レースが風の強いコンディションで厳しくても、レースでは予選のときより強いという自信があるので、確実にポイントを獲得できると思っている。」
8位 ニコ・ルズベルグ (ウィリアムズ)
「今の時点で、期待していた位置に戻ってくることができて満足してる。トップ3チームの後ろの8番手は、多かれ少なかれ僕たちができる最高のポジションだからね。ヤルノ・トゥルーリの前になれれば最高だったけど、全体的に僕より少し速かったね。僕たちには良いレースカーがあるし、予選よりは強いだろうから、レースには良いポジションだし。戦略も狙い通りだね。すべてが正しい方向に向いているのは間違いないよ。」
9位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「今日の予選セッションはすばらしかった。第3セッションに進出して9番手を獲得し、明日は路面のきれいな側に並ぶことができるのは、チームにとっても僕自身にとっても、とても満足な結果だ。今朝は少し苦戦していたが、予選前には問題を解決でき、午後にはマシンの感触がよくなった。このポジションからであれば力強いレースを期待できる。明日のことを考えると、とても興奮する。開幕2戦から大きな変更を施したわけではなく、ただひたすら今のパッケージを最大限に生かそうと懸命に取り組んだ。新しい空力パッケージを開幕戦の直前に投入したこともあって、マシンはまだ僕らにとって馴染めないものだ。だから、ここまでの進化に満足している。レースごとに僕らは前進しているし、マシンに新しいアップデートを施す次戦のバルセロナでも、さらに前進する自信がある」
10位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「Q3に到達したことには満足しているよ。今朝の僕たちは疑わしかったからね。でも、予選前にいくつか変更して、Q1のあとにはそれらを改善できたと感じた。そして、それはQ2でよりアグレッシブに行くための自信になったんだ。Q3において、すでに限界まで攻めていたから、僕たちはトップチームのペースにあわせることは困難だとわかっていた。だから僕たちは明日のレースに備えることに決めたんだ。今から今週末ポイントが取れるか調査するつもりだ。」
11位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日の予選はスムーズだった。最初のセッションで僕たちは最初のラッにハードタイヤを選択し、Q2でオプションタイヤを2セット使った。Q3に進出するのは非常に厳しいことはわかっていたし、実際にそうだったよ。今日は、フェルナンド(・アロンソ)とジェンソン(・バトン)に対抗することは非常に難しかった。僕たちはQ3に進出するのに十分な速さがなかたね。」
12位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「昨日からマシンに数多くの改良を施せたので、今日の予選にはとても満足している。エンジニアは夜を徹して本当にいい仕事をしてくれた。残念ながら、ギアボックストラブルを抱えたため、第2セッションの走行に影響が出た。それがなければ、トップ10に入ることができたという自信がある。僕はこのトラックが好きだし、明日もマシンパフォーマンスがよければ、ポイントを狙える位置にいると思う。このサーキットでは、わずかなミスがタイムロスにつながる。重要なことは、集中力を保ち、ブレーキワークに自信を持つことだ。これができれば、いいレースになると思う」
13位 ティモ・グロック (トヨタ)
「今日は少々厳しい日だった。特に第2セッションのタイヤセットは厳しかった。第1セッションの時は、車に自信があったし、もっと速く行けると分かっていた。しかし、最終走行のアウトラップでは、車が同じように動いていないことを感じたんだ。強い風がさらに車の動きを難しいものにしたために、パーフェクトな走行ができずに、タイムを上げることができなかった。その結果、今回はトップ10に入ることが出来なかった。前の2レースの予選は、我々にとって良い結果だったのに、今回は明日の第1コーナーの争いが厳しくなるので残念だ。それでも、レースの間は、ライバルに追いつくためにどんどんプッシュしていくつもりだよ。」
14位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「難しいことはわかっていたけど、最終予選に到達したかったから、少し残念だ。Q2での最終走行は完璧なラップではなかったけど、明日取り返せるだろうし、戦うことができればと思っている。レースはとても接戦だし、僕たちは懸命に戦わなければならないけど、攻めるつもりだし、学び続けるよ」
15位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「初めてのQ2進出だね。これまで近づいていたけど、今回とうとうたどり着いた。僕たちのライバルは同じようなポジションにいるから、これ以上は望めなかった。完璧な予選ができるなら12位に挑戦したかったけど、ギャップは明らかに大きすぎたね。僕たちはベストを尽くしたし、チームはうまくやったし、本当に懸命に作業をした。これには満足できるし、作業を続け、新車を待っている。昨日のレース仕様の走行では、2回のロングランでマシンはかなり良かったし、しっかりとペースは一貫していた。僕たちが完走できて、他のチームにトラブルがあれば、ポイントを狙えるかもしれないね」」
16位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「今日は僕にとってあまり良い予選セッションではなかった。Q2に進出したことは良かったけど、マシンとタイヤのすべてを引き出すことができなくて、それが響いてしまった。明日どこからスタートするかを考えると、ここは少なくともオーバーテイクが可能なサーキットなので、そこが重要になるだろう。」
17位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「今日のマシンバランスは決して快適ではなかったし、コーナーの進入でアタックしなければならなかった。Q1でのプライムとオプションタイヤでの2つの走行は酷かった。オプションタイヤでのラップはQ2に進出するのに十分ではなかった。ターン13の進入でオーバーステアになって最後から2つ目のコーナーまで良くなかった。最終コーナーでは、ブレーキバランスを前に持っていき、プッシュしたけど、状況は同じでコンマ数秒落としてしまった。それはQ2進出を逃すには十分だった。明日は明日だし、毎日トラック上でマシンのセットアップを変えるけど、このサーキットでは週末を通してオーバーステアが強かったので、そうなると思う。」
18位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「マレーシアは0.05秒差だったけど、ここでも再び間近だった。ほとんどそこにいてから、本当に残念だ。僕たちはフロントブレーキに問題があって、両方のラップでフロントがロックしていまったことは少し残念だ。近づけたことは重要だし、レースでは順位を上げたいね」
19位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「Q2に進出できなくてがっかりしている。週末すべてが困難だったし、昨日はマシンのセットアップに苦しんで、やっぱり正しいセットアップを見つけられなかった。予選では1回の速いラップを生み出すためには、マシンがすべてが揃っている必要があるので、予選も厳しいものになってしまった。僕たちは十分に強くなかった。もちろん、僕にも多少は責任があるよ。マシンを運転してるのは僕だからね!セットアップに苦しんでいて、僕がマシンを運転しているというより、マシンが僕を振り回しているという感じだった」
20位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「今日の状況はかなり難しかったね。残り4分の赤旗のあとのセッションのリスタートのとき、みんなが最速ラップを出すために出て行ったんだ。アウトラップでトラフィックを判断し、スペースを見つけるのは非常に困難だった。でも、全体的にかなり良かったよ。マシンの感触は最後のレースよりも良くなったので、改善できたと思う。でも、フィールドはとても接近しているし、トップ16に到達するのはとても難解だよ。僕たちは近づいているけど、現時点ではそこにいない。でも、次のレースでは確実に改善されているだろう」
21位 アンソニー デビッドソン (スーパーアグリ)
「良い予選の日だった。車のバランスにも満足していたし、ここのサーキットでの走行をずっと楽しむことができた。今日は僕達にとって良かった。というのも、前の車を最後まで追いかけ、スーティルと僕はほとんど離れていなかった。今日は本当にマシンの限界が見えたと思うため、かなり僕達にとっては嬉しいことだ」
22位 佐藤琢磨 (スーパーアグリ)
「昨晩からの取り組みのお陰でかなり前進した。今朝のフリー走行の間に車が出来上がってきて、バランスに満足できた。予選では最初の走行は少しすべりやすかったが、妥当だったと思う。二度目の走行ではグリップレベルが上がったため、嬉しかった。最後のコーナーまではとても良い感触だったが、外側の縁石に接触し、外側に膨らみ、すぐに飛び出してしまった。予選を完走することができなかったことは本当に残念だが、明日のレースではいい走りを見せたいと思う」
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP