F1オーストリアGP 予選 結果:バルテリ・ボッタスがポールポジション
2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの予選が7月4日(土)にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデスF1)がトップタイムを記録。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続き、メルセデスF1がフロントローを独占した。
本来、3月にF1オーストラリアGPで開幕する予定だった2020年のF1世界選手権だが、マクラーレンのチームスタッフに新型コロナウイルスの感染者が出たことを受け、金曜フリー走行の数時間前に中止が決定。
その後、新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るい、序盤10戦のキャンセルが決定。F1チームのファクトリーは強制的なシャットダウン期間が設けられ、数か月にわたってF1界は活動休止状態となった。
しかし、今週末にオーストリアでいよいよシーズンは再開。グランプリ週末は観客を入れないクローズドイベントとして開催され、サーキットを含めたF1舞台は外界から隔離されたバブル環境のなかで行われる。チームメンバーを含めた関係者はフェイスガートやマスクの着用が義務付けられ、メカニックハソーシャルディスタンスを守りながら作業を行う。
舞台となるのは豊かな自然に囲まれた風光明媚な「レッドブルリンク」。オーストリアにはレッドブルの本社があり、レッドブルとトロロッソの両チームにとってはホームグランプリとなり、特別なレース週末になる。全長の短いサーキットだが、高速コーナーにロングストレートが組み合わされ、パワーユニットへの負荷が高いコースとなる。
ピレリは、オーストリアにじC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。今年は新型コロナウイルスの影響でドライバーのタイヤ選択制が廃止となり、2組のタイヤのハード、3組のミディアム、8組のソフトが配分される。
土曜日のシュピールベルクは好天に恵まれ、気温25度、路面温度53.8度のドライコンディションで予選セッションはスタートした。
Q1では、全ドライバーがソフトタイヤでアタックを開始。1回目のアタックではマックス・フェルスタッペンが1分04秒326でトップに立つ。その後、フェルスタッペンはさらに1分04秒024までタイムを更新してQ1をトップで通過。ケビン・マグヌッセン(ハース)、アルファロメオの2台、ウィリアムズの2台が脱落する。
Q2では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がミディアムタイヤで1回目のアタックを行い、5周して1分4秒フラットで6番手となる。上位勢が1分3秒台に突入するなか、フェルスタッペンは2回目のアタックでソフトタイヤで最後尾でコースイン。他のドライバーの様子を見て、アタックを中止して8番手でクリア。決勝では唯一ミディアムスタートとなる。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、アルファタウリ・ホンダの2台、エステバン・オコン(ルー)、ロマン・グロージャン(ハース)が脱落する。
迎えたQ3。1回目のアタックでバルテリ・ボッタスが1分02秒939でトップに立つ。2番手は0.122秒差でルイス・ハミルトン、3番手に0.612秒差でマックス・フェルスタッペンが続く。ランド・ノリス、ランス・ストロール、ダニエル・リカルドは1アタックにかける。
2回目のアタックでは、バルテリ・ボッタスがコースアウトしてタイムを更新できず。それでも1回目のボッタスのタイムを上回る者は現れず、ボッタスが記念すべき2020年最初のポールポジションを獲得。通算12回目。
2番手にはルイス・ハミルトンが続いてメルセデスF1がフロントローを独占。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続いたが0.5秒の差がついた。4番手にはマクラーレンのランド・ノリスが続いた。
F1オーストリアGPの決勝は7月5日(日)の22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
本来、3月にF1オーストラリアGPで開幕する予定だった2020年のF1世界選手権だが、マクラーレンのチームスタッフに新型コロナウイルスの感染者が出たことを受け、金曜フリー走行の数時間前に中止が決定。
その後、新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るい、序盤10戦のキャンセルが決定。F1チームのファクトリーは強制的なシャットダウン期間が設けられ、数か月にわたってF1界は活動休止状態となった。
しかし、今週末にオーストリアでいよいよシーズンは再開。グランプリ週末は観客を入れないクローズドイベントとして開催され、サーキットを含めたF1舞台は外界から隔離されたバブル環境のなかで行われる。チームメンバーを含めた関係者はフェイスガートやマスクの着用が義務付けられ、メカニックハソーシャルディスタンスを守りながら作業を行う。
舞台となるのは豊かな自然に囲まれた風光明媚な「レッドブルリンク」。オーストリアにはレッドブルの本社があり、レッドブルとトロロッソの両チームにとってはホームグランプリとなり、特別なレース週末になる。全長の短いサーキットだが、高速コーナーにロングストレートが組み合わされ、パワーユニットへの負荷が高いコースとなる。
ピレリは、オーストリアにじC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。今年は新型コロナウイルスの影響でドライバーのタイヤ選択制が廃止となり、2組のタイヤのハード、3組のミディアム、8組のソフトが配分される。
土曜日のシュピールベルクは好天に恵まれ、気温25度、路面温度53.8度のドライコンディションで予選セッションはスタートした。
Q1では、全ドライバーがソフトタイヤでアタックを開始。1回目のアタックではマックス・フェルスタッペンが1分04秒326でトップに立つ。その後、フェルスタッペンはさらに1分04秒024までタイムを更新してQ1をトップで通過。ケビン・マグヌッセン(ハース)、アルファロメオの2台、ウィリアムズの2台が脱落する。
Q2では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がミディアムタイヤで1回目のアタックを行い、5周して1分4秒フラットで6番手となる。上位勢が1分3秒台に突入するなか、フェルスタッペンは2回目のアタックでソフトタイヤで最後尾でコースイン。他のドライバーの様子を見て、アタックを中止して8番手でクリア。決勝では唯一ミディアムスタートとなる。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、アルファタウリ・ホンダの2台、エステバン・オコン(ルー)、ロマン・グロージャン(ハース)が脱落する。
迎えたQ3。1回目のアタックでバルテリ・ボッタスが1分02秒939でトップに立つ。2番手は0.122秒差でルイス・ハミルトン、3番手に0.612秒差でマックス・フェルスタッペンが続く。ランド・ノリス、ランス・ストロール、ダニエル・リカルドは1アタックにかける。
2回目のアタックでは、バルテリ・ボッタスがコースアウトしてタイムを更新できず。それでも1回目のボッタスのタイムを上回る者は現れず、ボッタスが記念すべき2020年最初のポールポジションを獲得。通算12回目。
2番手にはルイス・ハミルトンが続いてメルセデスF1がフロントローを独占。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続いたが0.5秒の差がついた。4番手にはマクラーレンのランド・ノリスが続いた。
F1オーストリアGPの決勝は7月5日(日)の22時(現地時間15時)から行われる。
2020年 第1戦 F1オーストリアGP 予選結果
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分04秒198 | 1分03秒015 | 1分02秒939 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分04秒111 | 1分03秒095 | 1分02秒951 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分04秒024 | 1分04秒000 | 1分03秒477 |
4 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分04秒606 | 1分03秒819 | 1分03秒626 |
5 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分04秒661 | 1分03秒746 | 1分03秒868 |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分04秒543 | 1分03秒850 | 1分03秒868 |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分04秒500 | 1分04秒041 | 1分03秒923 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分04秒537 | 1分03秒971 | 1分03秒791 |
9 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分04秒309 | 1分03秒955 | 1分04秒029 |
10 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分04秒556 | 1分04秒023 | 1分04秒239 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分04秒55 | 1分04秒206 | |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分04秒603 | 1分04秒305 | |
13 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分05秒031 | 1分04秒431 | |
14 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分04秒933 | 1分04秒643 | |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分05秒094 | 1分04秒691 | |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分05秒164 | ||
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分05秒167 | ||
18 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分05秒175 | ||
19 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分05秒224 | ||
20 | 88 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分05秒757 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP