F1アブダビGP 結果:王者ルイス・ハミルトンが今季11勝目で有終の美
2018年のF1世界選手権 最終戦 アブダビGPの決勝が11月25日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、王者ルイス・ハミルトンが優勝で有終の美を飾った。
トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが12位、ピエール・ガスリーはマシントラブルによってリタイアでレースを終えた。
21戦で争われた2018年のF1シーズンもいよいよ最終戦を迎えた。舞台となるヤス・マリーナ・サーキットはヘルマン・ティルケの最新作として2009年に登場。マリーナを周回する一部市街地を利用した高速レイアウトはモナコさながらの魅力を持っている。レースは太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するグランプリであり、日没の暗さを避けるため、人工照明はスタート時から点灯される。
ピレリは、ヤス・マリーナ・サーキットにスーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)、ハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかいコンパウンドを選択。レースではスーパーソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。
現地時間17時10分。気温32.6℃、路面温度35℃のドライコンディションで55周のレースはスタート。降水確率40%となっている。
序盤は荒れた展開。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がロマン・グロージャン(ハース)に乗り上げるかたちで横転してクラッシュ。セーフティカーが導入される。レース再開後にはキミ・ライコネン(フェラーリ)がホームストレートでストップ。メカニカルトラブルによるリタイアでフェラーリでの最後のレースを終えることになった。
優勝はポールポジションのルイス・ハミルトン。序盤のピットストップで順位を落とすものの、実質的にトップを譲ることなくトップでチェッカー。今季11勝目、通算73勝目を挙げて今シーズンの有終の美を飾った。
2位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入り、表彰台を獲得。
以下、ダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(ルノー)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ロマン・グロージャン(ハース)、ケビン・マグヌッセン(ハース)がトップ10入り。
F1最後のレースとなったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は311戦目のレースを惜しくも11位で終えた。
最後は、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソという3人のワールドチャンピオンがホームストレートでドーナツターンを披露。2018年シーズンを感動的に締めくくった。
■F1アブダビGP レース展開
トップ5台がウルトラソフト、その後の5台がハイパーソフト、トップ10圏外では4台(サインツ、ペレス、アロンソ、ハートレー)がウルトラソフト、6台がスーパーソフトタイヤを選択。
ホールショットを奪ったのはポールポジションのルイス・ハミルトン。2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、フェラーリ勢がその後を追う。シャルル・ルクレールが5番手に順位を上げ、ダニエル・リカルドが6番手、マックス・フェルスタッペンは9番手まで順位を落とす。
その後、ターン9でニコ・ヒュルケンベルグがロマン・グロージャンとして接触。ヒュルケンベルグのマシンは横転してバリアにクラッシュ。この事故でセーフティカーが導入される。
その間にブレンドン・ハートレーがピットインしてノーズ交換するとともにウルトラソフトからスーパーソフトに交換する。
5周目にレースは再開するも翌周にキミ・ライコネンがマシントラブルでホームストレートでストップ。フェラーリでの最後のレースをリタイアで終える。
ライコネンのストップでバーチャルセーフティカーが導入され、首位を走行していたルイス・ハミルトンがタイヤを交換して5番手でコースに復帰。また、4番手を走行していたシャルル・ルクレール、7番手を走行していたロマン・グロージャンがピットイン。3台ともスーパーソフトタイヤに交換した。
バルテリ・ボッタスがトップでレースは再開。ベッテル、リカルド、フェルスタッペン、ハミルトンというトップ5でレースは進行する。
16周目に2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがピットイン。スーパーソフトに交換して6番手でコースに復帰し、すぐに5番手に順位を上げる。翌周にはトップのバルテリ・ボッタスがスーパーソフトに交換。ベッテルの前、ハミルトンの後ろでコースに復帰する。
18周目にはハイパーソフトでスタートして2番手を走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ベッテルの3秒後ろでコースに復帰する。
サーキットには雨がパラついてきたが、コースコンディションが変化するほどの強さではない。
26周目、マーカス・エリクソンがコース外にマシンを停めてリタイア。ザウバー、そして、F1での最後のレースは残念ながらリタイアとなった。
30周目、7番手を走行していたピエール・ガスリーがウルトラソフトに交換して16番手でコースに復帰する。
34周目、トップを走行していたダニエル・リカルドがスーパーソフトに交換して5番手でコースに復帰する。
35周目、セバスチャン・ベッテルがバルテリ・ボッタスを交わして2番手に浮上。
38周目、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスを抜いて3番手に浮上。翌周にはダニエル・リカルドもボッタスを抜いて4番手に順位を上げる。ボッタスはピットインしてウルトラソフトに交換する。
47周目、9番手を走行していたエステバン・オコンがピットレーンでストップしてリタイアする。
48周目、10番手を走行していたピエール・ガスリーのマシンから白煙が。コース外にマシンを停めてリタイアする。
優勝はルイス・ハミルトン。2位にセバスチャン・ベッテル、3位にマックス・フェルスタッペンが入った。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アブダビGP
トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが12位、ピエール・ガスリーはマシントラブルによってリタイアでレースを終えた。
21戦で争われた2018年のF1シーズンもいよいよ最終戦を迎えた。舞台となるヤス・マリーナ・サーキットはヘルマン・ティルケの最新作として2009年に登場。マリーナを周回する一部市街地を利用した高速レイアウトはモナコさながらの魅力を持っている。レースは太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するグランプリであり、日没の暗さを避けるため、人工照明はスタート時から点灯される。
ピレリは、ヤス・マリーナ・サーキットにスーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)、ハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかいコンパウンドを選択。レースではスーパーソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。
現地時間17時10分。気温32.6℃、路面温度35℃のドライコンディションで55周のレースはスタート。降水確率40%となっている。
序盤は荒れた展開。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がロマン・グロージャン(ハース)に乗り上げるかたちで横転してクラッシュ。セーフティカーが導入される。レース再開後にはキミ・ライコネン(フェラーリ)がホームストレートでストップ。メカニカルトラブルによるリタイアでフェラーリでの最後のレースを終えることになった。
優勝はポールポジションのルイス・ハミルトン。序盤のピットストップで順位を落とすものの、実質的にトップを譲ることなくトップでチェッカー。今季11勝目、通算73勝目を挙げて今シーズンの有終の美を飾った。
2位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入り、表彰台を獲得。
以下、ダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(ルノー)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ロマン・グロージャン(ハース)、ケビン・マグヌッセン(ハース)がトップ10入り。
F1最後のレースとなったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は311戦目のレースを惜しくも11位で終えた。
最後は、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソという3人のワールドチャンピオンがホームストレートでドーナツターンを披露。2018年シーズンを感動的に締めくくった。
2018年 最終戦 F1アブダビGP 決勝 順位・結果
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
6 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー |
8 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア |
9 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン |
12 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ |
13 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ |
14 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン |
15 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ |
10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | |
31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | |
9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
6 | キミ・ライコネン | フェラーリ | |
27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
■F1アブダビGP レース展開
トップ5台がウルトラソフト、その後の5台がハイパーソフト、トップ10圏外では4台(サインツ、ペレス、アロンソ、ハートレー)がウルトラソフト、6台がスーパーソフトタイヤを選択。
ホールショットを奪ったのはポールポジションのルイス・ハミルトン。2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、フェラーリ勢がその後を追う。シャルル・ルクレールが5番手に順位を上げ、ダニエル・リカルドが6番手、マックス・フェルスタッペンは9番手まで順位を落とす。
その後、ターン9でニコ・ヒュルケンベルグがロマン・グロージャンとして接触。ヒュルケンベルグのマシンは横転してバリアにクラッシュ。この事故でセーフティカーが導入される。
その間にブレンドン・ハートレーがピットインしてノーズ交換するとともにウルトラソフトからスーパーソフトに交換する。
5周目にレースは再開するも翌周にキミ・ライコネンがマシントラブルでホームストレートでストップ。フェラーリでの最後のレースをリタイアで終える。
ライコネンのストップでバーチャルセーフティカーが導入され、首位を走行していたルイス・ハミルトンがタイヤを交換して5番手でコースに復帰。また、4番手を走行していたシャルル・ルクレール、7番手を走行していたロマン・グロージャンがピットイン。3台ともスーパーソフトタイヤに交換した。
バルテリ・ボッタスがトップでレースは再開。ベッテル、リカルド、フェルスタッペン、ハミルトンというトップ5でレースは進行する。
16周目に2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがピットイン。スーパーソフトに交換して6番手でコースに復帰し、すぐに5番手に順位を上げる。翌周にはトップのバルテリ・ボッタスがスーパーソフトに交換。ベッテルの前、ハミルトンの後ろでコースに復帰する。
18周目にはハイパーソフトでスタートして2番手を走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ベッテルの3秒後ろでコースに復帰する。
サーキットには雨がパラついてきたが、コースコンディションが変化するほどの強さではない。
26周目、マーカス・エリクソンがコース外にマシンを停めてリタイア。ザウバー、そして、F1での最後のレースは残念ながらリタイアとなった。
30周目、7番手を走行していたピエール・ガスリーがウルトラソフトに交換して16番手でコースに復帰する。
34周目、トップを走行していたダニエル・リカルドがスーパーソフトに交換して5番手でコースに復帰する。
35周目、セバスチャン・ベッテルがバルテリ・ボッタスを交わして2番手に浮上。
38周目、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスを抜いて3番手に浮上。翌周にはダニエル・リカルドもボッタスを抜いて4番手に順位を上げる。ボッタスはピットインしてウルトラソフトに交換する。
47周目、9番手を走行していたエステバン・オコンがピットレーンでストップしてリタイアする。
48周目、10番手を走行していたピエール・ガスリーのマシンから白煙が。コース外にマシンを停めてリタイアする。
優勝はルイス・ハミルトン。2位にセバスチャン・ベッテル、3位にマックス・フェルスタッペンが入った。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アブダビGP