F1イタリアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが逆転優勝!
2018年のF1世界選手権 第14戦 イタリアGPの決勝レースが9月2日(日)にモンツァ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が逆転優勝。ポールポジションからスタートしたキミ・ライコネン(フェラーリ)は2位でレースを終えた。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが15位、ブレンドン・ハートレーはスタート直後の接触でサスペンションを壊してリタイアした。
前日の予選ではフェラーリは母国イタリアGPでは18年ぶりとなるフロントローを独占。熱狂的なティフォシを沸かせた。
日曜日の明け方に雨が降り、路面が再びリセットされたモンツァ・サーキット。気温20.9℃、路面温度28.8℃のドライ路面でレースはスタートする。
ピレリは、スパ・フランコルシャンにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3つのコンパウンドを持ち込んでおり、レースではミディアムもしくはソフトのいずれかの使用が義務付けられている。
レースはオープニングラップから波乱。スタート直後、ブレンドン・ハートレーがザウバーと接触して右フロントサスペンションを壊してストップ。ポールポジションのキミ・ライコネンがホールショットを奪う。
その後、2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルにルイス・ハミルトンがターン4で仕掛けて前に出たところにベッテルが接触。ベッテルはフロントウイングを壊してスピン。タイヤにもフラットスポットを作って最下位付近まで後退する。
レースはキミ・ライコネンがトップを走行する展開。しかし、徐々にタイヤに苦しみだし、ルイス・ハミルトンが45周目にオーバーテイク。その後、キミ・ライコネンは失速。ルイス・ハミルトンは差を広げていき、トップでチェッカー。今季6勝目を挙げた。2位にはキミ・ライコネンが続き、キャリア100回目の表彰台。母国グランプリでの今季初勝利はならなかった。
3位マックス・フェルスタッペン、4位バルテリ・ボッタス、5位セバスチャン・ベッテルの順でチェッカーを受けたが、フェルスタッペンはレース中のボッタスとの接触で5秒加算ペナルティを科せられており、5位に後退。
3位にはバルテリ・ボッタスが浮上し、メルセデスがダブル表彰台を獲得。ドライバーズ選手権、コンストラクターズ選手権でのリードを広げた。
以下、ロマン・グロージャン(ハース)、エステバン・オコン(フォースインディア)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、カルロス・サインツ(ルノー)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)までがポイントを獲得した。
■レース展開
ケビン・マグヌッセン(ハース)、シャルル・ルクレールとマーカス・エリクソン(ザウバー)、ダニエル・リカルド(レッドブル)がソフトタイヤでのスタートを選択。
レースはオープニングラップから波乱。スタート直後、ブレンドン・ハートレーがザウバーと接触して右フロントサスペンションを壊してストップ。ポールポジションのキミ・ライコネンがホールショットを奪う。
その後、2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルにルイス・ハミルトンがターン4で仕掛けて前に出たところにベッテルが接触。ベッテルはフロントウイングを壊してスピン。タイヤにもフラットスポットを作って最下位付近まで後退する。
ブレンドン・ハートレーのクラッシュによってセーフティカーが導入。ベッテル、ニコ・ヒュルケンベルグ、ダニエル・リカルド、マーカス・エリクソンがピットイン。ベッテルとヒュルケンベルグがソフト、リカルドとエリクソンがスーパーソフトに交換する。1周遅れてケビン・マグヌッセンがピットインしてミディアムに交換する。
4周目にレースは再開。リスタートでルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンを交わしてトップに立つが、すかさずライコンネンが抜き返す。3番手にはマックス・フェルスタッペン、4番手にはバルテリ・ボッタスが続いてる。
10周目。フェルナンド・アロンソがスローダウンしてピットに戻る。エンジントラブルでリタイアする。
15周目。後方から追い上げていたセバスチャン・ベッテルが10番手まで順位を取り戻す。トップのキミ・ライコネンと2位のルイス・ハミルトンは1秒間隔の攻防を続けている。3番手のマックス・フェルスタッペンと4番手のバルテリ・ボッタスの攻防も同じような状況。
21周目。トップを走行していたキミ・ライコネンがピットインしてソフトに交換して4番手でコースに復帰。これを見て、ルイス・ハミルトンのタイヤ交換の準備をしていたメルセデスはステイアウトを選択してプッシュするよう指示する。
24周目。ダニエル・リカルドがエンジンブロー。ルノーの“Cスペック”エンジンが故障してリタイアとなった。次戦でもペナルティを受ける可能性が高まった。
キミ・ライコネンがバックストレートで雨が降っていることを伝える。セバスチャン・ベッテルが5番手まで浮上している。
27周目。マックス・フェルスタッペンがピットインしてソフトに交換。6番手でコースに復帰。ベッテルが4番手に浮上する。メルセデスはバルテリ・ボッタスにキミ・ライコネンを抑えるよう指示を出す。
28周目。トップを走行していたルイス・ハミルトンがピットインしてソフトに交換。キミ・ライコネンの後ろで戻り、オーバーカットに失敗する。
30周目。4番手まで浮上していたセバスチャン・ベッテルが2度目のピットイン。スーパーソフトに交換して10番手でコースに復帰する。
まだピットストップを行っていないバルテリ・ボッタスを抜きあぐねているキミ・ライコネンにルイス・ハミルトンが1秒以内まで迫る。
37周目。バルテリ・ボッタスがピットイン。マックス・フェルスタッペンの後ろの4番手でコースに復帰する。
43周目。3番手を争っていたマックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスが1コーナーで接触。押し出されたボッタスはランオフエリアを走行することになる。このインシデントは審議対象となり、フェルスタッペンに5秒のタイムペナルティが科せられる。
45周目。ルイス・ハミルトンがタイヤに苦しむキミ・ライコネンを抜いてトップに浮上する。
最終的にルイス・ハミルトンは8.7秒差をつけて優勝。2位にはキミ・ライコネン。3位マックス・フェルスタッペン、4位バルテリ・ボッタス、5位セバスチャン・ベッテルの順でチェッカーを受けたが、フェルスタッペンはレース中のボッタスとの接触で5秒加算ペナルティを科せられており、5位に後退。3位にバルテリ・ボッタスが浮上し、メルセデスがダブル表彰台を獲得した。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが15位、ブレンドン・ハートレーはスタート直後の接触でサスペンションを壊してリタイアした。
前日の予選ではフェラーリは母国イタリアGPでは18年ぶりとなるフロントローを独占。熱狂的なティフォシを沸かせた。
日曜日の明け方に雨が降り、路面が再びリセットされたモンツァ・サーキット。気温20.9℃、路面温度28.8℃のドライ路面でレースはスタートする。
ピレリは、スパ・フランコルシャンにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3つのコンパウンドを持ち込んでおり、レースではミディアムもしくはソフトのいずれかの使用が義務付けられている。
レースはオープニングラップから波乱。スタート直後、ブレンドン・ハートレーがザウバーと接触して右フロントサスペンションを壊してストップ。ポールポジションのキミ・ライコネンがホールショットを奪う。
その後、2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルにルイス・ハミルトンがターン4で仕掛けて前に出たところにベッテルが接触。ベッテルはフロントウイングを壊してスピン。タイヤにもフラットスポットを作って最下位付近まで後退する。
レースはキミ・ライコネンがトップを走行する展開。しかし、徐々にタイヤに苦しみだし、ルイス・ハミルトンが45周目にオーバーテイク。その後、キミ・ライコネンは失速。ルイス・ハミルトンは差を広げていき、トップでチェッカー。今季6勝目を挙げた。2位にはキミ・ライコネンが続き、キャリア100回目の表彰台。母国グランプリでの今季初勝利はならなかった。
3位マックス・フェルスタッペン、4位バルテリ・ボッタス、5位セバスチャン・ベッテルの順でチェッカーを受けたが、フェルスタッペンはレース中のボッタスとの接触で5秒加算ペナルティを科せられており、5位に後退。
3位にはバルテリ・ボッタスが浮上し、メルセデスがダブル表彰台を獲得。ドライバーズ選手権、コンストラクターズ選手権でのリードを広げた。
以下、ロマン・グロージャン(ハース)、エステバン・オコン(フォースインディア)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、カルロス・サインツ(ルノー)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)までがポイントを獲得した。
2018年 第14戦 F1イタリアGP 決勝 順位・結果
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
2 | 6 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
4 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
6 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
7 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア |
8 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア |
9 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー |
10 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ |
11 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ |
12 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー |
13 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン |
14 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
15 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ |
16 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | |
14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | |
28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ |
■レース展開
ケビン・マグヌッセン(ハース)、シャルル・ルクレールとマーカス・エリクソン(ザウバー)、ダニエル・リカルド(レッドブル)がソフトタイヤでのスタートを選択。
レースはオープニングラップから波乱。スタート直後、ブレンドン・ハートレーがザウバーと接触して右フロントサスペンションを壊してストップ。ポールポジションのキミ・ライコネンがホールショットを奪う。
その後、2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルにルイス・ハミルトンがターン4で仕掛けて前に出たところにベッテルが接触。ベッテルはフロントウイングを壊してスピン。タイヤにもフラットスポットを作って最下位付近まで後退する。
ブレンドン・ハートレーのクラッシュによってセーフティカーが導入。ベッテル、ニコ・ヒュルケンベルグ、ダニエル・リカルド、マーカス・エリクソンがピットイン。ベッテルとヒュルケンベルグがソフト、リカルドとエリクソンがスーパーソフトに交換する。1周遅れてケビン・マグヌッセンがピットインしてミディアムに交換する。
4周目にレースは再開。リスタートでルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンを交わしてトップに立つが、すかさずライコンネンが抜き返す。3番手にはマックス・フェルスタッペン、4番手にはバルテリ・ボッタスが続いてる。
10周目。フェルナンド・アロンソがスローダウンしてピットに戻る。エンジントラブルでリタイアする。
15周目。後方から追い上げていたセバスチャン・ベッテルが10番手まで順位を取り戻す。トップのキミ・ライコネンと2位のルイス・ハミルトンは1秒間隔の攻防を続けている。3番手のマックス・フェルスタッペンと4番手のバルテリ・ボッタスの攻防も同じような状況。
21周目。トップを走行していたキミ・ライコネンがピットインしてソフトに交換して4番手でコースに復帰。これを見て、ルイス・ハミルトンのタイヤ交換の準備をしていたメルセデスはステイアウトを選択してプッシュするよう指示する。
24周目。ダニエル・リカルドがエンジンブロー。ルノーの“Cスペック”エンジンが故障してリタイアとなった。次戦でもペナルティを受ける可能性が高まった。
キミ・ライコネンがバックストレートで雨が降っていることを伝える。セバスチャン・ベッテルが5番手まで浮上している。
27周目。マックス・フェルスタッペンがピットインしてソフトに交換。6番手でコースに復帰。ベッテルが4番手に浮上する。メルセデスはバルテリ・ボッタスにキミ・ライコネンを抑えるよう指示を出す。
28周目。トップを走行していたルイス・ハミルトンがピットインしてソフトに交換。キミ・ライコネンの後ろで戻り、オーバーカットに失敗する。
30周目。4番手まで浮上していたセバスチャン・ベッテルが2度目のピットイン。スーパーソフトに交換して10番手でコースに復帰する。
まだピットストップを行っていないバルテリ・ボッタスを抜きあぐねているキミ・ライコネンにルイス・ハミルトンが1秒以内まで迫る。
37周目。バルテリ・ボッタスがピットイン。マックス・フェルスタッペンの後ろの4番手でコースに復帰する。
43周目。3番手を争っていたマックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスが1コーナーで接触。押し出されたボッタスはランオフエリアを走行することになる。このインシデントは審議対象となり、フェルスタッペンに5秒のタイムペナルティが科せられる。
45周目。ルイス・ハミルトンがタイヤに苦しむキミ・ライコネンを抜いてトップに浮上する。
最終的にルイス・ハミルトンは8.7秒差をつけて優勝。2位にはキミ・ライコネン。3位マックス・フェルスタッペン、4位バルテリ・ボッタス、5位セバスチャン・ベッテルの順でチェッカーを受けたが、フェルスタッペンはレース中のボッタスとの接触で5秒加算ペナルティを科せられており、5位に後退。3位にバルテリ・ボッタスが浮上し、メルセデスがダブル表彰台を獲得した。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP