F1ベルギーGP 予選 | 雨の混乱のなかルイス・ハミルトンがPP獲得
2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPの予選が8月25日(土)にスパ・フランコルシャンで行われ、Q3で急に雨が強くなる“スパウェザー”に見舞われる中、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、そして、2列目には新生レーシングポイント・フォースインディアの2台が並ぶことになった。
トロロッソ・ホンダは、2台ともQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手だった。
スパ・フランコルシャンは年間カレンダーで最長となる1周7.004kmというコースレイアウトと“オー・ルージュ”と呼ばれる急激な登りコーナーに代表される高速セクションが特徴のサーキット。
今年4月、ポルシェがレギュレーションの枠を超えて改良したLMP1カー『ポルシェ919ハイブリッドEvo』で2017年のF1ベルギーGPの予選でルイス・ハミルトンが記録した1分42秒553を0.783秒上回る1分41秒770を記録してコースレコードを樹立。今年、ワイド&ロー化されたF1マシンがそれを上回れるかも注目のポイントとなった。
これまでのセッションでは、セクター1はフェラーリ、セクター2はメルセデス、セクター3はレッドブルが優勢で、フェラーリが3回のセッションですべてメルセデスを抑えてタイムシートのトップに立っている。
ピレリは、スパ・フランコルシャンにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3つのコンパウンドを持ち込んでおり、スーパーソフトがQ3用タイヤに指定されている。
現地時間15時。太陽が顔を出し、気温は14.6℃、路面温度は16.7℃に上昇。ただし、降水確率は90%と予測できないコンディションで予選セッションは開始した。そして、Q2まではドライコンディションで行われていたが、Q3では雨脚が強まり、一気にウェットコンディションへと変化した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今シーズ6回目、通算78回目、スパ・フランコルシャンで5回目のポール獲得となった。2番手には0.726秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。
そして、エステバン・オコンがベストリザルとなる3番グリッド獲得。4番手にもセルジオ・ペレスが続き、新生レーシングポイント・フォースインディアの初レースで2列目からスタートすることになった。
以下、ロマン・グロージャン(ハース)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン((レッドブル)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップ10入り。ボッタスはPU交換により最後列スタートが決定している。
トロロッソ・ホンダは、2台ともQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手。ドライの場合はタイヤを自由に選択できるドライバーのなかで最前列からスタートすることになる。
マクラーレンは2台揃ってQ1で敗退。ストフェル・バンドーンは決勝までの全てのセッションを最下位で終えた。
ちなみにQ2でセバスチャン・ベッテルが1分41秒501を記録してポルシェが記録したコースレコードを更新した。
F1ベルギーGPの決勝は8月26日(日)の22時10分(現地時間15時10分)から行われる。
【Q1】
18分間のQ1。フェラーリの2台、ルイス・ハミルトンはソフトタイヤでアタックを開始。それ以外のドライバーはスーパーソフトでセッションをスタートしている。
Q1をトップで通過したのは1分42秒585を記録したフェラーリのキミ・ライコネン。2番手には0.220秒差でバルテリ・ボッタス、3番手には0.382秒でルイス・ハミルトン。フェラーリの2台とルイス・ハミルトンはソフトタイヤでQ1を突破した。
Q1で敗退したのはカルロス・サインツ(ルノー)、マクラーレンの2台、ウィリアムズの2台。ストフェル・バンドーンはすべてのセッションを最下位で終えることになった。
【Q2】
15分間のQ2。全ドライバーがスーパーソフトで1回目のアタックを実施。キミ・ライコネンが1分41秒627を記録。ポルシェが樹立したコースレコードを更新した。
その後、観客席では傘をさすファンの姿が。だが、コンディションはドライのまま。2回目のアタックではセバスチャン・ベッテルが1分41秒501を記録してコースレコードをさらに更新してトップ通過。2番手には0.032秒差でキミ・ライコネン、3番手には0.052秒差でルイス・ハミルトンが続いた。
PU交換により最後列スタートが確定しているバルテリ・ボッタス(メルセデス)がソフトタイヤで4番手タイムを記録してQ2を突破。Q3ではハミルトンの引っ張り役を務めると思われる。
Q2で敗退したのはトロロッソ・ホンダの2台とザウバーの2台、そして、PU交換によって最後列スタートが確定しているニコ・ヒュルケンベルグはアタックを行わなかった。
【Q3】
12分間のQ3。Q2終盤から降っていた雨脚は強まり、各車がドライのうちにタイムを出そうとするもバルテリ・ボッタスがスピンするなど困難な状況に。各車インターミディエイトに交換するためにピットイン。しかし、タイヤや燃料が用意されていないチームもありパニック状態となった。
その後、雨は弱まり、ウェットながらもラップタイムはどんどん上昇。アタックのタイミングが鍵を握る展開となる。キミ・ライコネンはマシンを降りている。
ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続いた。そして、2列目にはエステバン・オコン、セルジオ・ペレスと新生レーシングポイント・フォースインディアが並ぶことになった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ベルギーGP
トロロッソ・ホンダは、2台ともQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手だった。
スパ・フランコルシャンは年間カレンダーで最長となる1周7.004kmというコースレイアウトと“オー・ルージュ”と呼ばれる急激な登りコーナーに代表される高速セクションが特徴のサーキット。
今年4月、ポルシェがレギュレーションの枠を超えて改良したLMP1カー『ポルシェ919ハイブリッドEvo』で2017年のF1ベルギーGPの予選でルイス・ハミルトンが記録した1分42秒553を0.783秒上回る1分41秒770を記録してコースレコードを樹立。今年、ワイド&ロー化されたF1マシンがそれを上回れるかも注目のポイントとなった。
これまでのセッションでは、セクター1はフェラーリ、セクター2はメルセデス、セクター3はレッドブルが優勢で、フェラーリが3回のセッションですべてメルセデスを抑えてタイムシートのトップに立っている。
ピレリは、スパ・フランコルシャンにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3つのコンパウンドを持ち込んでおり、スーパーソフトがQ3用タイヤに指定されている。
現地時間15時。太陽が顔を出し、気温は14.6℃、路面温度は16.7℃に上昇。ただし、降水確率は90%と予測できないコンディションで予選セッションは開始した。そして、Q2まではドライコンディションで行われていたが、Q3では雨脚が強まり、一気にウェットコンディションへと変化した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今シーズ6回目、通算78回目、スパ・フランコルシャンで5回目のポール獲得となった。2番手には0.726秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。
そして、エステバン・オコンがベストリザルとなる3番グリッド獲得。4番手にもセルジオ・ペレスが続き、新生レーシングポイント・フォースインディアの初レースで2列目からスタートすることになった。
以下、ロマン・グロージャン(ハース)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン((レッドブル)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップ10入り。ボッタスはPU交換により最後列スタートが決定している。
トロロッソ・ホンダは、2台ともQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手。ドライの場合はタイヤを自由に選択できるドライバーのなかで最前列からスタートすることになる。
マクラーレンは2台揃ってQ1で敗退。ストフェル・バンドーンは決勝までの全てのセッションを最下位で終えた。
ちなみにQ2でセバスチャン・ベッテルが1分41秒501を記録してポルシェが記録したコースレコードを更新した。
F1ベルギーGPの決勝は8月26日(日)の22時10分(現地時間15時10分)から行われる。
2018年 第13戦 F1ベルギーGP 予選 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分42秒977 | 1分41秒553 | 1分58秒179 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分43秒035 | 1分41秒501 | 1分58秒905 |
3 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分44秒003 | 1分43秒302 | 2分01秒851 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分44秒004 | 1分43秒014 | 2分01秒894 |
5 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分43秒597 | 1分43秒042 | 2分02秒122 |
6 | 6 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分42秒585 | 1分41秒533 | 2分02秒671 |
7 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分43秒199 | 1分42秒554 | 2分02秒769 |
8 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分43秒604 | 1分43秒126 | 2分02秒939 |
9 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分43秒834 | 1分43秒320 | 2分04秒933 |
10 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分42秒805 | 1分42秒191 | |
11 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分44秒221 | 1分43秒844 | |
12 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1分44秒153 | 1分43秒665 | |
13 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1分43秒654 | 1分44秒062 | |
14 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分43秒846 | 1分44秒301 | |
15 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分44秒145 | ||
16 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分44秒489 | ||
17 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1分44秒917 | ||
18 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分44秒998 | ||
19 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分45秒134 | ||
20 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分44秒307 |
【Q1】
18分間のQ1。フェラーリの2台、ルイス・ハミルトンはソフトタイヤでアタックを開始。それ以外のドライバーはスーパーソフトでセッションをスタートしている。
Q1をトップで通過したのは1分42秒585を記録したフェラーリのキミ・ライコネン。2番手には0.220秒差でバルテリ・ボッタス、3番手には0.382秒でルイス・ハミルトン。フェラーリの2台とルイス・ハミルトンはソフトタイヤでQ1を突破した。
Q1で敗退したのはカルロス・サインツ(ルノー)、マクラーレンの2台、ウィリアムズの2台。ストフェル・バンドーンはすべてのセッションを最下位で終えることになった。
【Q2】
15分間のQ2。全ドライバーがスーパーソフトで1回目のアタックを実施。キミ・ライコネンが1分41秒627を記録。ポルシェが樹立したコースレコードを更新した。
その後、観客席では傘をさすファンの姿が。だが、コンディションはドライのまま。2回目のアタックではセバスチャン・ベッテルが1分41秒501を記録してコースレコードをさらに更新してトップ通過。2番手には0.032秒差でキミ・ライコネン、3番手には0.052秒差でルイス・ハミルトンが続いた。
PU交換により最後列スタートが確定しているバルテリ・ボッタス(メルセデス)がソフトタイヤで4番手タイムを記録してQ2を突破。Q3ではハミルトンの引っ張り役を務めると思われる。
Q2で敗退したのはトロロッソ・ホンダの2台とザウバーの2台、そして、PU交換によって最後列スタートが確定しているニコ・ヒュルケンベルグはアタックを行わなかった。
【Q3】
12分間のQ3。Q2終盤から降っていた雨脚は強まり、各車がドライのうちにタイムを出そうとするもバルテリ・ボッタスがスピンするなど困難な状況に。各車インターミディエイトに交換するためにピットイン。しかし、タイヤや燃料が用意されていないチームもありパニック状態となった。
その後、雨は弱まり、ウェットながらもラップタイムはどんどん上昇。アタックのタイミングが鍵を握る展開となる。キミ・ライコネンはマシンを降りている。
ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続いた。そして、2列目にはエステバン・オコン、セルジオ・ペレスと新生レーシングポイント・フォースインディアが並ぶことになった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ベルギーGP