イタリアグランプリ ルイス・ハミルトン F1
2017年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリの決勝が3日(日)にモンツァ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトンが優勝。メルセデスが1-2フィニッシュを成し遂げた。

前戦F1ベルギーGPからの連戦、そして、ヨーロッパラウンドの最終戦となるF1イタリアGP。日曜日のモンツァは前日とは打って変わって快晴に恵まれ、現地時間14時、気温22.9℃、路面温度37.8℃のドライコンディションでレースはスタートした。

優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。スタートからトップを維持し、危なげないレース展開でトップでチェッカー。前戦F1ベルギーGPに続いて今シーズン初の2連勝、ポール・トゥ・ウィンで今季6勝目を挙げて3ポイント差をつけてチャンピオンシップ首位に浮上した。

2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季3度目の1-2フィニッシュを達成。

3位にはセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリの地元イタリアでティフォシの前で表彰台に上がった。

4位のダニエル・リカルド(レッドブル)は12ポジションアップ。

以下、キミ・ライコネン(フェラーリ)、エステバン・オコン(フォース・インディア)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)、フェリペ・マサ(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)までがトップ10入り。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーンともにリタイアだった。

2017 第13戦 F1イタリアGP 決勝 結果

順位Noドライバーチーム
144ルイス・ハミルトンメルセデス
277バルテリ・ボッタスメルセデス
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ
43ダニエル・リカルドレッドブル
57キミ・ライコネンフェラーリ
631エステバン・オコンフォース・インディア
718ランス・ストロールウィリアムズ
819フェリペ・マッサウィリアムズ
911セルジオ・ペレスフォース・インディア
1033マックス・フェルスタッペンレッドブル
1120ケビン・マグヌッセンハース
1226ダニール・クビアトトロ・ロッソ
1327ニコ・ヒュルケンベルグルノー
1455カルロス・サインツトロ・ロッソ
158ロマン・グロージャンハース
1694パスカル・ウェーレインザウバー
1714フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ
189マーカス・エリクソンザウバー
 2ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ
 46ジョリオン・パーマールノー

F1 イタリアグランプリ レース展開

ピレリは、F1イタリアGPにミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類のタイヤを持ち込んでいる。ミディアムとソフトのうち1セットはレースで使用されなければならない。

53周のレース。スタートタイヤには、レッドブル勢、ジョリオン・パーマー(ルノー)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が4台がソフトを選択。それ以外はスーパーソフトでのスタートを選択した。

スタートではポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)がホールショットを奪い、エステバン・オコン(フォース・インディア)が2番手にアップ、ランス・ストロール(ウィリアムズ)が3番手に順位を下げる。

オープニングラップではマックス・フェルスタッペンが5つポジションを上げて8番手までアップ。しかし、3周目の第1シケインでフェリペ・マッサと接触。右フロントタイヤをパンクさせた。ピットまでの距離は長く、最下位まで順位を落とす。

その間、バルテリ・ボッタスがオコンとストロールをかわして2番手までポジションアップ。8周目にはセバスチャン・ベッテルも3番手まで順位を上げる。

メルセデス勢は、フェラーリのベッテルよりもコンマ5秒速いペースで引き離す。

10周目にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がスーパーソフトからソフトに交換。1ストップでチェッカーまで走る切る戦略だ。18番手でコースに復帰する。12周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)が同じようにタイヤを交換し、ヒュルケンベルグの前でコースに復帰する。14周目にはカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)がピットイン。ヒュルケンベルグの後ろでコース復帰する。

キミ・ライコネン(フェラーリ)はリアエンドの不安定さを訴えており、オコン、ストロールを攻略できるずに6番手を走行している。フェルナンド・アロンソはアップシフトに問題を訴え、前のジョリオン・パーマー(ルノー)よりも1秒遅いペースで走行している。

16周目にキミ・ライコネン(フェラーリ)がピットイン。翌周にはエステバン・オコン(フォース・インディア)がピットに入り、ライコネンの前でコース復帰を果たす。18周目にはランス・ストロールがピットインするが、タイヤ交換に手間取り、ライコネンの後ろでコース復帰する。

ジョリオン・パーマーにアロンソへの防御に対して5秒ペナルティが科せられる。

22周目、フェリペ・マッサがピットイン。オコン、ライコネン、ストロール、ストフェル・バンドーンの後ろでコース復帰する。数周でバンドーンを抜いて前のグループを追いかける。

キミ・ライコネンがエステバン・オコンをかわして1つ順位を上げる。

28周目、マックス・フェルスタッペンが2度目のピットイン。18番手からスーパーソフトで挽回を目指す。

30周目、ジョリオン・パーマー(ルノー)がマシントラブルでリタイア。

31周目にフェルナンド・アロンソがソフトからスーパーソフト、セバスチャン・ベッテルがスーパーソフトからソフトに交換。

32周目、トップのルイス・ハミルトンがピットイン。ボッタスの後ろでコース復帰。セルジオ・ペレスもピットインし、フェリペ・マッサの後ろでコースに戻る。

翌周にはバルテリ・ボッタスがピットイン。ハミルトンの後ろでコースに復帰する。ストフェル・バンドーンが「ノーパワー」と無線で伝え、リタイアする。

38周目。ダニエル・リカルド(レッドブル)がピットイン。全マシンがタイヤ交換を終える。キミ・ライコネンの後ろでコース復帰。41周目にライコネンを楽々とかわして4番手に浮上する。3番手のベッテルを追う。

残り2周、フェルナンド・アロンソがリタイアした。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP