F1 ベルギーグランプリ キミ・ライコネン
2017年 F1世界選手権 第12戦 ベルギーGPのフリー走行1回目が25日(金)、スパ・フランコルシャンで行われ、キミ・ライコネン(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

サマーブレイク明けの緒戦となるF1ベルギーGP。舞台となるスパ・フランコルシャンは、高速セクションの連続するレイアウト。平均時速233㎞とシーズン中最速の部類に入り、マシンとドライバーに厳しい試練を与える。

ピレリは、今年のF1ベルギーGPに昨年よりも一段階軟らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトというコンパウンドを選択している。

昨年のポールタイムは、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)が記録した1分46秒744。コースレコードは、2009年に予選Q2でトヨタのヤルノ・トゥウーリが1分44秒503となっている。

現地時間10時。気温17度、路面温度23℃と比較的涼しいコンディションでセッションはスタートした。

インスタレーションラップでは、ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マーカス・エリクソン(ザウバー)が、2018年から導入されるコックピット保護デバイス『ハロー(Halo)』を装着して走行を行った。

また、フェルナンド・アロンソはパワーに不調を訴えて4速ギアのままでピットに戻ったが、すぐにコース復帰を果たしている。

開始15分を回った時点でフェリペ・マッサがクラッシュ。クルマは激しく損傷したが、フェリペ・マッサは自力でマシンを降りて、サーキット内のメディカルセンターに向かった。この事故でセッションは一時赤旗中断となった。

トップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。昨年のポールタイムを1秒以上上回る1分45秒502をマークした。

2番手には0.053秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)。ハミルトンはソフトタイヤでこのタイムを記録している。3番手には0.145秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。

4番手にはマックス・フェルスタッペン、5番手にはダニエル・リカルドとレッドブル勢。6番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、セッション終盤にコースオフしてフロントウィングを壊している。

7番手にはカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)、8番手にはエステバン・オコン(フォース・インディア)、9番手にはダニール・クビアト(トロ・ロッソ)が続いた。

マクラーレン・ホンダは、母国グランプリとなるストフェル・バンドーンが10番手タイムを記録、フェルナンド・アロンソは13番手タイムだった。

F1ベルギーGP フリー走行2回目は、このあと21時(現地時間14時)から行われる。

2017 第12戦 F1ベルギーGP フリー走行1回目

順位Noドライバーチームベストタイム周回
17キミ・ライコネンフェラーリ1分45秒50213
244ルイス・ハミルトンメルセデス1分45秒55519
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分45秒64713
433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分46秒30218
53ダニエル・リカルドレッドブル1分46秒35222
677バルテリ・ボッタスメルセデス1分46秒42420
755カルロス・サインツトロ・ロッソ1分47秒44622
831エステバン・オコンフォース・インディア1分47秒67027
926ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分47秒85120
102ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分47秒86518
1146ジョリオン・パーマールノー1分47秒90314
1227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分48秒03715
1314フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分48秒25218
1411セルジオ・ペレスフォース・インディア1分48秒45219
1518ランス・ストロールウィリアムズ1分48秒54124
168ロマン・グロージャンハース1分48秒61520
1720ケビン・マグヌッセンハース1分48秒62620
189マーカス・エリクソンザウバー1分50秒16021
1994パスカル・ウェーレインザウバー1分51秒26313
2019フェリペ・マッサウィリアムズ 3
関連:F1ベルギーGP フリー走行1回目:キミ・ライコネンが最速タイム

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ベルギーGP