F1 イギリスGP
2011 FORMULA 1 SANTANDER BRITISH GRAND PRIX

1位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「なんて素晴らしいサプライズだ! チームは素晴らしい仕事をしたし、この勝利はマラネロとトラックで僕とフェリペにこのような良いクルマを走らせられるように働いてくれたみんなに捧げたい。シルバーストンのような伝統のトラックで、そしてマシンに非常に熱狂的な観客の前で手に入れられたので、非常に特別な勝利だ。サーキット特性は、僕たちのクルマにそれほど適していなかったけど、僕たちがここに持ち込んだ改善が大きく役立ったのは明らかだ。スタートはサーキットの一部がとてもウェットだったし、他の部分もダンプがあったので運転するのは簡単ではなかった。ハミルトンが僕をオーバーテイクしたときのように何度かトリッキーな瞬間があったけど、ずっと冷静なままでいられたし、何かを手に入れられると確信していた。最後のピットストップでトラックに戻ったときに初めて優勝できるかもしれないと認識した。ベッテルのピットストップのトラブルが助けになったのは確かだけど、僕たちはドライで非常に強かったと言いたい。僕たちは士気を高め、より自信を持ってドイツに向かうことができる。レッドブルはまだ最強のマシンだけど、僕たちが投入した改善はうまく働いている。シーズン序盤は苦戦したけど、落胆はしていなかった。その代わりに僕たちは反応した。それが今、成果を上げた」

2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「素晴らしいスタートができたし、後から考えれば、インターミディエイトでレースをしていたときのコンディションが本当に好きなので、もっと雨が降っても苦にはなからなかったと思う。僕たちはとても良い状態だったと思うし、引き離すことができていた。ドライタイヤに交換するのに少し待ち過ぎたかもしれないけど、リスクを冒す必要はなかったし、コントロールできていたので正しかったと思う。ピットストップでトラブルがあった。マシンはすでにフロアを戻していたけど、再び持ち上げなければならなかった。それでリードを失ってしまったし、3番手で戻った。ルイスをパスするのに手こずってしまった。ずっと速く走れたと思うけど、チャンスはなかった。かなり近づいていたけど、うまくいかなかった。ピットストップで彼をかわすことができたけど、すでにフェルナンドはいなくなっていた。良い結果だけど、いくつかトラブルがあったし、最高の状態でなければ、常に誰かにやられてしまう。フェラーリは週末ずっと速かったし、彼らは今日の勝利に相応しかった」

3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「複雑なレースだったし、インターミディエイトでのスタートはとても滑りやすかった。トラックの半分はドライだったけど、半分はウェットだったし、スリックが作用し始めるのを待たなければならなかった。ミハエルが最初にピットストップして、彼のペースがどんな感じか聞くのを待っていた。インラップのベケッツでヒヤりトする場面があって、フェルナンドが少し差を詰めてきた。芝生にはみ出して少し取り乱してしまったけど、その後は面白いレースができた。各スティントのスタートは強いと感じたけど、スティントの終盤につれて弱まっていた。セブと僕の二人ともレース終盤にタイヤにトラブルを抱えていた。彼を追い抜こうとしたけど十分ではなかった。それがレースだ」

4位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「終盤、燃料をセーブしなければならなかった。惰性で進まなければならなかったし、それでブレーキの温度が下がってしまった。なのでブレーキがなかった。それがロックアップし続けていた理由だ。それでマークに前に出られてしまったし、最後のラップではフェリペ(マッサ)から順位を守らなければならなかった。ファイナルラップで、チームは僕にできるだけハードにプッシュするように伝えてきたけど、すでにその時点でフェリペがギャップを縮めてきていたので防御するのは難しかった。最後のラップはこれまでにないくらい接戦だったよ! 最終コーナーで僕はインサイドにいて、可能な限りハードにブレーキングした。幸い、二人とも1つの部分でコーナーを回れたし、ギリギリで彼を打ち負かすことができた。ラインを横切ったときの声援はレースに優勝したかのようだった。みんなに心からありがとうと言いたい」

5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「まずなりより、素晴らしいレースをして、フェラーリに非常に重要な勝利を与えたフェルナンドを祝福したい。60年前にゴンザレスが初優勝し、今日、その歴史が繰り返された。今週末、僕たちは予選のレースの両方においてパフォーマンス面で前進を果たしたと思う。今日の僕のペースは素晴らしいとは言えなかったけど、ターン6で何かにヒットしてフロアにダメージを負ったことが関係していたあるかもしれない。他のマシンのパーツかもしれない。戦略面では、2ストップであればもう前進をもたらしてくれたかもしれないけど、タイヤがあまりに消耗していたので、チームはそのタイヤでレースの最終部分を終えることを望まなかった。最後、ハミルトンが手こずっていて、かなり近づいたけど、僕が後ろにいるときも彼は戦っていたし、ほんのわずかのところで彼を追い抜くことができなかった。僕たちはマシンの開発をプッシュし続けていかなければならない。この先まだ多くのレースがあるし、マシンを改善させたことで、僕たちはシーズン後半により自信を感じることができる」

6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今週末の結果にはかなり満足している。まず第一に僕たちには予選でトップ5にあるポテンシャがあったし、第二に僕たちはレースで良い戦略を採ることができた。スタートは良くなかったので、最終的に6位でフィニッシュできたことは素晴らしい結果だ。次のドイツでのホームレースでは上昇傾向が始まることを期待しているし、ニュルブルクリンクでパフォーマンスを確認するのを楽しみにしている。今後数日間で週末全体のマシンの新しい開発物を分析する予定だし、さらに改善するために懸命に作業していく」

7位 セルジオ・ペレス (ザウバー)
「良いレースだったと思うし、チームにとって非常に良い結果だ。序盤はコンディションがかなり難しかったけど、なんとかトラブルを避けることができた。戦略も良かったし、ピットストップは完璧だった。残念ながら、ニコ(ロズベルグ)をオーバーテイクすることはできなかった。とても近づいていたけど、彼はストレードで速過ぎた。全体的に満足しているし、もう大変な時期は終わった。事故のあと、シーズンのリズムを取り戻して、以前の勢いを見つけるのに時間がかかった。2週間後はさらに強くなっているだろう」

8位 ニック・ハイドフェルド (ロータス・ルノーGP)
「土曜日に今回はタフな週末になるとわかったけど、いつも“決して諦めない”と言ってきた。良いスタートができたけど、最初の数コーナーは信じられないくらいタイトだったので、マシンにダメージを負わずに通り抜けられたことに満足している。いつインターミディエイトからスリックに交換するかがレースの大きな問題だったし、僕たちは最初にそれをやった一人だった。良い決断だったけど、うまいタイミングでストップできたときに得られるほどのアドバンテージは得られなかった。その後は面白いレースだった。タイヤを労わりながら攻めなければならなかったし、そのうえ特にミハエルとエイドリアンによって異なるタイミングでディフェンスしなければならなかった。攻めて戦うこととタイヤを殺さないようにすることのバランスを見つけられたことは、非常に満足なだっただけでなく、貴重な4ポイントを獲得するためにもうまく働いた」

9位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「今日の結果は少し残念だし、もちろん満足はしていない。今日は5位、もしくは4位さえ可能だったと思うし、ブラックリーとブリックスワースのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ。今晩、彼らの家族とファクトリーでバーベキューをするときに彼らに相応しいポイントを持って行きたかった。でも、残念ながら、そして僕のミスによって、そうすることはできなかった。レースで初めてDRSを使ったときにコーナーでオーバーランしてしまった。効果を過小評価していたし、ブレーキが良くなかった。それが衝突が起こってしまった原因だ。ペナルティを受けたのは正しいことだったけど、なぜドライブスルー・ペナルティーではなく、ストップ&ゴーだったのかわからない。厳しい過ぎると感じたので、もっと理解したい。いずれにせよ、段階的に、そしてチームのハードワークがますます成果をあげているのは良いことだし、次のホームレースにむけてのフィーリングは良い」

10位 ハイメ・アルグエルスアリ (トロ・ロッソ)
「序盤はとても滑りやすかったので、トラックに留まることだけに集中していた。ミスはしたくなかったし、フィニッシュしたかった。バレンシアのように、大部分のラップでハイドフェルドやシューマッハより明らかに速かった。でも、ストレートでは彼らに負けていたので、それを生かすことができなかった。なぜそうなったのかはわからないし、彼らより少しダウンフォースをつけて走っていたのかもしれない。でも、チームのために嬉しく思っているし、良い仕事をしてくれたことに感謝したい。予選でソフトタイヤを最大限に生かすことができず、18番グリッドからポイント圏内に戻れたのは良い結果だ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP