ルノーF1、新型コロナで撤退の噂に「抜本的な対策を講じる必要がある」
新型コロナウイルス危機がルノーのF1撤退の引き金になると囁かれるなか、F1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、F1が新型コロナウイルス危機後に“抜本的な対策”が講じられれば、ルノーとしてF1を継続することになるだろうと語る。

「抜本的な対策が講じられなければ、リスクが生じる可能性がある」とシリル・アビテブールは L’Equipe に語った。

「だが、私は恐怖の中で生活することに慣れておらず、市場に影響を与えることもできない。私にできることは、FIAに協力することだけだ」と

シリル・アビテブールは、F1の前例のない危機は“上からの優れた対応が必要”だとし、最初の決定が迅速に行われたこのは“良かった”と語る。

だが、現在、2021年の予算上限を1億7,500万ドルから引き下げることについては、さらに難しい議論が行われている。

「この危機により、スポーツの経済モデルを評価できるようになった。そうすることで我々はF1を保証することができる」とシリル・アビテブールは続ける。

「アイデアはすべてのチームをグリッド上に保つことだ。講じられた措置は、個々のチームの希望に関係なく、これが機能することを保証しなければならない」

「FIAはそれに同意し、いかなる代償を払ってでもF1を守りたいと思っている」

ルノーの大きな問題の1つは、ダニエルリカルドだ。ルノーは2018年末にレッドブルからリカルドを引き抜くことに成功したが、契約は2020年末までとなっており、それ以降について現在再交渉中となっている。

シリル・アビテブールは、2021年についてのダニエル・リカルドとの交渉は今では“問題”だと認る。

「通常、私たちは合意に向けて継続的に取り組み、パフォーマンスを評価する。今、我々は盲目的な決定をしなければならない」とシリル・アビテブールは語る。

「アラン・プロスト、ジェローム・ストール、委員会とよく話し合っており、シーズンが始まる前にも選択する必要がある」

ダニエル・リカルドが2020年以降ルノーにとどまらない可能性についてシリル・アビテブールは「もし、それが起こり、私たちがそれを予測していないとしてら問題になるだろう」と語る。

「それが我々がすでにアカデミーのドライバーと話している理由だ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム