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ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングの“今がある”のはルノーのおかげだと主張している。

レッドブルとルノーは2010年から2013年までドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇。しかし、2014年にV6ターボハイブリッド時代が幕を開けるとルノーのパフォーマンスは低下し、レッドブルとの関係は悪化。

レッドブル・レーシングは2018年末でルノーとの12年間のパートナーシップを解消し、今年からホンダのワークスパートナーとしてチャンピオンシップ奪還を目指している。

レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、2015年に改善するかF1を離れるかの選択を迫られたことでルノーへの批判を高めることになったと語っていた。

この発言についてシリル・アビテブールは「クリスチャン(ホーナー/レッドブル チーム代表)とレッドブルに敬意を表したいことのひとつは彼らの素晴らしいコミュニケーション戦略だ」とコメント。
「コミュニケーションは、この世界、F1の一部であり、戦略と戦術の一部だ」

「この世界であらゆる武器を使用する最初のチームではないし、最後のチームでもないだろう。率直にいて、起こっていることに影響を与えているのはメディアだ」

「昨日、マックス(フェルスタッペン)がエンジンペナルティを受けることに満足しているという記事を読んだ。素晴らしいことだね!」

「それがこの世界の一部だ。だが、私は事実を見失いたくない。我々のエンジンが2014年と2015年にい求められたレベルになかったことにいついてはクリスチャンに同意する。だが、状況は緩和されている」

「我々はかなり満足しているし、レッドブルがチャンピオンシップを4連覇して今があるのはルノーの貢献のおかげだ」

「スポンサーとの財政的な面、才能、リクルートによる技術的な面でも、レッドブルの今があるのはルノーのおかげだ」

シリル・アビテブールは、レッドブルとのタイトル獲得の後、“2014年のレギュレーションのためにやるべき必要のあることについて少し勢いと見通しを失っていた”と認める。

エイドリアン・ニューウェイの発言についての考えについて質問されたクリスチャン・ホーナーは、ルノーが新しいエンジン時代の開始時にルノーが改善に失敗したと同意する。

「我々は何度も会話を重ねた。パリに行ったこともあれば、カルロス・ゴーン(当時のルノーのCEO)に会いに行って何を懸念しているかについて提示したこともあった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「2014年よりもエンジンが間違いなく悪くなった2015年には『OK、我々が何についてフラストレーションを感じているかをもっとオープンにすれば、否が応でも反応せざるを得なくなるだろう』という地点までフラストレーションは高まっていた」

「シリルはその矢面に立った。それは競争力を生み出すために試みることができるあらゆるメカニズムのうちのひとつだった」

「その当時位、ルノーは競争力もなく、信頼性もなく、結果も出ていないエンジンを恥ずかしいと思うことすらないかもしれないと感じていた」

「残念ながら、それはうまくいかなかったがね」

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