SUPER GTマレーシア大会延期決定 中東情勢悪化と輸送費高騰が直撃

今回の判断は、中東情勢の悪化と先行きの不透明感を含む世界情勢を総合的に評価した結果によるものだ。SUPER GTのカレンダーで日本国外開催はマレーシア大会のみであり、情勢変化が運営や物流に与える影響が特に大きかったことが、決断の背景にある。
唯一の海外戦に重くのしかかった運営と物流の課題
HARO SportsとGTAは、現在の世界情勢が運営面と物流面の双方で重大な課題をもたらしていると説明した。
とりわけマレーシア大会は、SUPER GTにおいて日本以外で開催される唯一のイベントであるため、国際情勢の変化が大会の計画と実施に不釣り合いなほど大きな影響を及ぼす状況にあった。
加えて、国際輸送費と航空運賃が大幅に上昇しており、大会関係者、ステークホルダー、そしてファンが期待する水準でイベントを実現するうえで、さらなる負担となっていた。
HARO SportsとGTAが理解と支援に謝意
両者は声明の中で、まず中東情勢の影響を受けているすべての人々へ見舞いの意を表した。
「初めに、現在の中東情勢の影響を受けているすべての方々に、心よりお見舞い申し上げます。平和的かつ和解的な解決がもたらされることを祈念いたします」
HARO Sportsのマネージング・パートナーであるファーリザル・ハッサンは、マレーシア大会2年目として目指していた形ではなかったとしつつ、関係者への感謝を示した。
「これはマレーシア大会2年目として私たちが思い描いていた形では決してありませんが、この困難な状況下において、GTA、チームの皆様、そしてパートナー、スポンサー、メディア、そしてファンの皆様をはじめとする全ての関係者の皆様から、多大なるご支援とご理解を賜りましたことを心より感謝申し上げます。マレーシア開催が戻ってくる時には、これまでの倍以上にエキサイティングなイベントにすることをお約束します」
GTAの坂東正明代表取締役も、開催準備を進めてきたマレーシア側関係者への謝意を述べ、日本国内の関係者にも理解を求めた。
「大会開催に向け準備を進めていただいていたHARO Sports ならびに全てのマレーシア関係各位に感謝申し上げます。難しい決断でしたが、日本のファン、エントラント、スポンサー、メディアの皆様にもご理解を賜り感謝いたします。再びマレーシアのファンの皆様にエキサイティングなSUPER GTをお楽しみいただけるよう、引き続きHARO Sports ならびにマレーシアの皆様との協力関係を築いて参ります」
延期は一時的措置 マレーシア再開催への意思は維持
今回の延期について、HARO SportsとGTAは一時的な措置であることを強調している。
両者は、安全かつ安定した環境のもとで質の高いイベントを開催できる状況が整い次第、SUPER GTを再びマレーシアへ招致する決意を改めて示した。今後の最新情報は、公式チャンネルを通じて案内される予定だ。
カテゴリー: F1 / SUPER GT
