アービッド・リンドブラッド F1でハミルトン級と評価 元コーチが比較

F2をわずか1年で通過し3勝を挙げてF1昇格を果たしたリンドブラッドは、開幕戦オーストラリアGPでいきなりポイントを獲得。その後の中国、日本でも恐れを感じさせないアグレッシブな走りを見せ、早くも存在感を示している。
ハミルトンと共通する“速さと適応力”
カート時代にリンドブラッドを指導し、ルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグも育てたディーノ・キエーザは、そのドライビング特性を高く評価する。
「彼はとてもスムーズで賢いドライバーだ。それは非常にポジティブな点だ。必要に応じてドライビングスタイルを変えられる」
「学習が速く、テクニカルなドライバーでもある。タイヤやシャシーに合わせてブレーキングやスタイルを適応させることができる」
「雨でも非常に速い」
そのうえでキエーザは、リンドブラッドの性質がハミルトンに近いと明言した。
「彼はルイスにより近いと思う。ニコは非常に礼儀正しく、ルイスやアービッドほど2位を受け入れないタイプではなかった」
攻撃性とリスク管理のバランス
リンドブラッドの特徴として強調されたのは、攻撃性と判断力の両立だ。
「アービッドはレースで非常にアグレッシブだ。待ったり計算しすぎたりはしない。前にドライバーがいればすぐにオーバーテイクする」
「ただし賢いので、大きなクラッシュやインシデントにはあまり関与しない」
この“即断即決型”のレーススタイルは、現代F1においても武器となる一方で、経験不足の段階ではリスクにもなり得る。
若さゆえの課題とF1で求められる振る舞い
一方でキエーザは、リンドブラッドのメンタリティについても率直に言及している。
「彼は14歳のとき、チームメイトに負けた後で『なぜ彼にベストエンジンを渡したんだ』と言ってきた」
「そういう考え方をしているとキャリアはうまくいかない。与えられたものでベストを尽くす必要がある」
さらに、F1という舞台における振る舞いの重要性も指摘した。
「彼はレッドブルにとって良い存在になるだろう。ただ時には発言する前に一呼吸置く必要がある。情熱的すぎて間違ったことを言うこともある」
「F1に来たばかりの段階では、もっと政治的である必要がある。フェルスタッペンやハミルトンのようになれば好きに言えるが、それまでは違う。アービッドは政治家タイプではない」
若さゆえの率直さと攻撃性、そして高い適応力とスピード。その両面を併せ持つリンドブラッドは、すでに“ハミルトン型”と評される資質を示し始めている。
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