F1 マクラーレン ルノーF1 レッドブル・レーシング 2018年のF1世界選手権
マクラーレンとレッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給するルノーは、F1バルセロナ合同テスト初日に両チームが見舞われたバッテリーは不具合のあるバッチであったことを明らかにした。

マクラーレンは初日に2つの電気系トラブルでストップ。インスタレーションラップ後にピットレーンで電源が落ち、続いてストフェル・バンドーンはメインストレートで同じ問題によってストップして赤旗の原因となった。

午後にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが同じトラブルでコース上にストップして赤旗が提示。両チームは走行時間を失うこといなった。

しかし、ルノーは上記3回のストップの原因となったバッテリーの問題は大きなものではないと語った。

ルノーの最高技術責任者を務めるボブ・ベルは「我々はバッテリーの取り付けとはまったく関係のないものだと思っている」とコメント。

「我々(ワークスチーム)は何も問題は発生しなかった。だが、我々がメルボルンに向けてやっているのは、全てのバッテリーシステムを試し、レースをする全ての在庫が良好な状態にあることを確認することだ」

「それが我々がここでテストをしている理由だ。我々はメルボルンにむけてテストするためにカスタマーチームと我々自身でそれらの全てを回している。なので、問題が見つかることは珍しいことではない」

ボブ・ベルは、マクラーレンとレッドブル・レーシングにはワークスルノーと全く同じ仕様のパワーユニットを供給しており、在庫から問題のあるユニットを取り除くことができるという意味では問題をポジティブに捉えていると語る。

「このような問題は3チームすべてに影響を与える可能性があることだ。もちろん、それは我々の問題だが、メルボルンに行く前に今回のテストでそれらのコンポーネントをテストしている理由は問題を見つけるためだ」

「これは正常なことであり、目的に合っていないものを見つけられることは素晴らしいことだ」

「レギュレーションによって、各ドライバーは年間2基のユニットを使用するので、それに合わせて設計されている。かなりヘビーなサイクルであり、完全に故障がないことを確実にすることが重要だ。そのためにメルボルンに先駆けてテストをしている」

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