フレデリック・バスール
ルノーのレーシングマネージャーに就任したフレデリック・バスールは、モータースポーツの頂点であるF1で仕事を開始するには2016年が適切なタイミングだったとし、ルノーにはワールドチャンピオンになるための5カ年計画があると語った。

長年、フレデリック・バスールは、ニコラス・トッドとともにARTのGP2チームを運営してきた。

3日(水)にパリで開催されたF1体制発表会でルノーのレースマネージャーとして紹介されたフレデリック・バスールは「長年、ルノーと交渉していた」と L’Equipe に述べた。

「我々(ART)は多くの成功を収めた。そして、私は自分自身に『ページをめくる適切なタイミングだ』と問いかけた。また、ルノーには適切な人材、構造、資金があると確信している」

「それは勝ちたいとあなたに言うには十分ではないし、会社の支えが必要だ。それがメルセデスの成功の促進剤だった」

「長い間、あのようにF1プロジェクトを支えるメーカーの関与を見ていなかった。それが私の決定における重要な要因だった」

フレデリック・バスールは、ロータスを買収したばかりで、ワークス体制を確立していく状況のなかルノーを率いるために加入した。

「私が到着したとき、エンストンの状況はやや複雑だった。最終月だけでなく、前年も厳しい財政状況は厳しかったからね」

「一方で、そこには他のチームと比較して高いモチベーションと驚くべき期待があった。多くが成功した日々にエンストンにいた人々だった」

ルノーのカルロス・ゴーンCEOは、2018年までに表彰台を目指すと述べているが、フレデリック・バスールはモチベーションだけでは2016年は難しいと述べた。

「ルノーの野心は明白だ。3年で表彰台に立ち、5年でチャンピオンシップの立場にいることだ。2016年のゴールはチームを編成していくことだ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム