レッドブルF1首脳 「フェルスタッペンの戦略は勝利を失うリスクがあった」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの「リスキー」な戦略はF1イギリスGPで勝利を逃す可能性があったと明かした。

F1ランキングトップのフェルスタッペンはシルバーストーンで6連勝を飾り、チームメイトのセルジオ・ペレスとの差を99ポイントに広げた。

しかし、レース終盤にケビン・マグヌッセンのハースが故障したことで導入されたセーフティカーにより、フェルスタッペンはソフトタイヤでの走行を強いられ、代わりにマクラーレンのランド・ノリスがハードタイヤを装着した。

リスタート直後はソフトコンパウンドが功を奏したが、レースがクライマックスに近づくにつれ、サイドウォールの赤いピレリタイヤを履いていたすべてのドライバーがデグラデーションに苦しみ始めた。

「振り返ってみれば、タイヤの選択はリスクだった」とマルコはORFに語った。

「マックスはタイヤを労わっていたが、彼とハミルトンを見ているとソフトタイヤが消耗しているのがわかった」

「レースが終わってよかった。ノリスはあと3周~5周あれば、大きなタイヤアドバンテージを得ていただろう」

フェルスタッペンはスタートでノリスにリードを奪われ、2番手のマクラーレンを駆るオスカー・ピアストリとの攻防を強いられた。

しかし、挽回を図ったフェルスタッペンは、わずか5周でノリスをパス。マクラーレンの2台との差を広げていった。

「レース序盤、フェルスタッペンは高速コーナーでタイヤに細心の注意を払っていた」とマルコは説明した。

「しかし、その後スピードに乗ってみると、実際に我々はあらゆる領域でマクラーレンよりも速かった。レース終盤には、タイヤにそれ以上何も求めることはできなかった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1イギリスGP / マックス・フェルスタッペン