レッドブルF1首脳 「ペレスはタイトルではなくレースに集中する必要がある」
レッドブルF1のモーターアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ここ数戦の不振の中でセルジオ・ペレスが“厳しいウェイクアップコール”を受けていると語った。

F1スペインGPの予選では、ペレスはRB19のマシンからペースを引き出すのに苦労し、Q2で敗退した。一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、今季4度目のポールポジションを獲得した。

先週末のモナコGPでも、ペレスは予選でクラッシュし、グリッド後方からのスタートとなるなど、難しい週末を過ごした。モナコのトラックはタイトで狭く、オーバーテイクのチャンスがほとんどないため、ペレスは順位を上げることができず、ノーポイントでのフィニッシュとなった。

SkyDeutschlandの取材に応じたマルコは、ペレスが調子を取り戻すためにはタイトルにこだわらないことだと語った。

「セルジオの場合、モンテカルロ以降、うまくいっていない」とマルコは語った。

「彼はタイトルではなく、レースにもっと集中する必要がある。彼が回復することを願っている」

「この週末は、すでにコンマ3~5秒遅かった。これで2週連続の問題のある週末となった」

レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリでは、ルーキーのニック・デ・フリースもスピードアップに苦労している。

しかしマルコは、この2人が直面している困難と比較することはできないと否定した。

「状況が違うし、彼(ペレス)は世界選手権の夢を信じていた。チェコは今、比較的厳しいウェイクアップコールを受けているが、きっとまた自分を取り戻してくれるだろう」

レッドブル・レーシングはレースペースで他のチームよりも大きなアドバンテージを持っているにもかかわらず、マルコはペレスが表彰台に復帰する可能性は低いことを認めている。

「表彰台は非常に楽観的だと思う」とマルコは語った。 「暑くなるとタイヤの摩耗が激しくなるが、3ストップ戦略は可能だ」

「その後、何台かのマシンを追い抜いても3位でフィニッシュする可能性はあるが、それは難しいだろう」

セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1

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