レッドブルF1首脳、フェラーリ代表の楽観的な態度は「理解できない」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、フェラーリのシーズン序盤の苦戦に対するフレデリック・バスールの態度に疑問を呈した。

スクーデリア・フェラーリは昨シーズン、レッドブルの最も近いライバルだったにもかかわらず、新シーズンの開幕3レースを終えてメルセデスとアストンマーティンに次ぐ4番手となり、2023年シーズンはここまで表彰台に上がれずにいる。

開幕戦のバーレーンGPではタイヤのデグラデーションが高く、SF-23のパフォーマンスは今ひとつだったが、パワーユニットに問題があった昨年に続き、信頼性の低さに警鐘が鳴らされた。

シャルル・ルクレールはバーレーンGPでコントロールエレクトロニクスのユニットを2基使用し、サウジアラビアGPでは10グリッド降格を余儀なくされ、シーズン後半にはさらなるペナルティーを受ける可能性が高い。

1月にマティア・ビノットの後任としてアルファロメオを離れ、チームプリンシパルに就任したバスールは、こうした問題から火の洗礼を受けることになった。だが、バスールは、今シーズンのスタートが不調だったにもかかわらず、希望と楽観の見通しを示している。

メルセデスもまた、今年の序盤は新しいマシンを使いこなすのに苦労していたが、オーストラリアGPではルイス・ハミルトンが2位を獲得し、多少は立ち直った。

アゼルバイジャンGPの週末を前にBlickに語ったヘルムート・マルコは「メルセデスは明らかにそれがどんなものか知りたがっているし、新しいアップデートとともにバクーにやってくる」と述べた。

フェラーリの今季ここまでの戦い方を引き合いに出し、マルコは「バスールがすべてをポジティブに捉えているのが理解できない」と付け加えた。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・フェラーリ