レッドブルF1の両ドライバーがRB19の信頼性に懸念を表明
レッドブル・レーシングの両F1ドライバーは、クルマの信頼性に対する懸念を明らかにした。

2023年の2レースを終え、今年の世界選手権争いはマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの2人のドライバーだけの戦いになることがほぼ確定したようなものだ。

ジェッダではペレスがポールポジションを獲得したが、それはフェルスタッペンのドライブシャフトが予選で故障したからに他ならない。

そのため、サウジアラビアはペレスに有利な状況だったが、ペレスは同様のトラブルが遅かれ早かれ自分のレッドブルに影響するのではないかと心配している。

「ある時点で僕たちを襲うだろう」とセルジオ・ペレスは語った。

「バーレーンでさえ、最後までプッシュしなければならなかったとしたら、どうなっていたかわからない。そのため、現時点では信頼性に関して多くの懸念がある」

「僕たちは多くのメカニカル的な問題を抱えている」

サウジアラビアでも、レッドブルのピットウォールでは、レースの最前線でドライバーのペースをコントロールするために、猛烈な努力を重ねていた。

「最大の関心事は、マックスが大きな音を聞いたと言ったときだった。すぐに前日のドライブシャフトの問題を考え始めた」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーは語る。

ペレスは、サウジアラビアのレース中にも「奇妙な振動」を感じたという。

「マックスに起こったことは僕の頭の片隅にあったし、チームのみんなも同じように考えていたはずだ」とペレスは語った。

しかし、その心配は、レッドブルが2戦連続でワンツーフィニッシュを達成するという完璧な記録を止めるものではなかった。


ワールドチャンピオンのフェルスタッペンは、「チーム全体の感触としては、みんなハッピーだよ」と語った。「でも、個人的にはハッピーじゃない」

「2位になるためにここにいるわけではないし、2台で争うことになりそうなときは、その2台が信頼できるものであることを確認しなければならない」

フェラーリの新チーム代表であるフレデリック・バスールでさえ、フェルスタッペンとペレスのどちらがタイトルを獲得するかを最終的に決めるのは、信頼性かもしれないと考えている。

「ペレスがあと2レース勝って、フェルスタッペンがリタイアしたと想像してみよう。ギアボックスが故障して、次のレースでペナルティを受ける」

「モナコの後、ペレスはフェルスタッペンを100ポイント上回っている。こうした状況が発生する可能性がある。ロズベルグとハミルトンとのシーズンを忘れないでほしい」

「ニコが世界選手権で優勝するとは誰も予想していなかったが、彼は優勝した」

レッドブル・レーシング F1

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / セルジオ・ペレス / マックス・フェルスタッペン