レッドブルF1首脳 「フォードとの交渉は最初からうまく調和していた」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングが2023年の準備を順調に進めていることを認め、昨シーズンのマックス・フェルスタッペンの成功の一端はチームがRB18に施した軽量化措置によるものだったと語った。

マックス・フェルスタッペンとレッドブルは開幕から3レースで2回のリタイアを喫し、その間にシャルル・ルクレールがドライバーズランキングで46ポイントのリードを築いたが、1年を通して巻き返し、2022年には史上最多の15勝(うち9勝はシーズン最終11戦)を挙げている。

マックス・フェルスタッペンは、圧倒的なドライビングとフェラーリの苦労の組み合わせで2回のタイトルを獲得したが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーは、以前は重量オーバーだったRB18を798キロの制限に近づけるために重量を減らし、その結果、アップグレードの必要なくパフォーマンスを向上させたことを認めた。

「2023年に向けての準備はすべて順調に進んでいる。すべてが順調に進んだ」とヘルムート・マルコはF1-Insider.comに語った。

「マシンの重量が限界に達していたのはシーズン後半だけだった。それが、その後マックスが逃げた理由のひとつだ」

レッドブルは先日、アメリカの巨人フォードと、2026年シーズンから新しいF1エンジンレギュレーションが適用された際のパワーユニット製造契約を結んだことも明らかにした。

この契約により、レッドブルはフォードと共同でミルトンキーンズでパワーユニットを製造し、自社と姉妹チームのアルファ・タウリに供給する“ファクトリーチーム”となる。

この動きはヘルムート・マルコにとって個人的な思い入れのあるものだであり、その過程で以前のパートナー候補であったポルシェを揶揄しないわけにはいかなかった。

「フォードとはいい取引だった。私はデトロイトにいたが、商談は最初から最初からうまく調和していた」

「我々はかなり早く結論に達した。2026年から、エンジンはレッドブル・フォードと呼ばれるようになる。私にとっては、これで一区切りだ」

「1971年、私は伝説のフォード・カプリRSというツーリングカーでレースをしていました。非常に速かったが、飼いならすのは難しく、テールは常に流れていた。でも、それでどんなポルシェも追い抜くことができた」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / フォード F1