F1:レッドブル・パワートレインズ、アトラスコプトとの提携を発表
完全に独立したF1コンストラクターになるためのレッドブル・レーシングの旅は、レッドブル・パワートレインズが主要な産業用アセンブリソリューションプロバイダーであるアトラスコプコと提携することを発表したことでさらに一歩前進した。

2021年に創設されたレッドブル・パワートレインズは現在、英国のミルトンキーンズにあるレッドブル・テクノロジーズのキャンパス内の最先端の施設の完成に取り組んでいるが、今回、アトラスコプコがスマートファクトリーの中心的な役割を果たすことが発表された。

ファクトリーは、将来のF1レギュレーションを満たすために、最先端のF1パワーユニットの設計と製造を任されている。

アトラスコプコは、革新的で持続可能な工具および組み立てソリューションをメーカーに提供する世界をリードするプロバイダーであり、レッドブル・パワートレインズに、革新を促進し、生産性を高め、組み立てプロセスの品質を向上させるように設計された一連の締め付けテクノロジーを提供する。

アトラスコプコのコントローラー内蔵のTensorIxBシリーズの組立ツールは、生産ラインの運用に革命をもたらし、スマートファクトリー環境での生産性と俊敏性を向上させる。また、Tools Talk 2ツールプログラミングソフトウェアは、単一のプラットフォームから複数の電源コントローラと仮想ツールステーションを同時に構成することにより、組立ラインを合理化する。

アトラスコプコはまた、レッドブル・パワートレインズにToolsNet8データ収集ソフトウェアと、使用後にエンジンを分解するために使用されるSTRデジタルスマートレンチを提供する。

レッドブル・レーシングのF1チーム代表であり、レッドブルパワートレインズのCEOであるクリスチャン・ホーナーは「1年ちょっと前に、我々は、現在のF1グリッドで最初の完全に独立した完全なコンストラクターになり、シャーシとパワーユニットの両方を製造するという驚くべき旅に乗り出した」とコメント。

「それは巨大だが、非常にエキサイティングな事業であり、テクノロジー、迅速なイノベーション、スマートな生産の限界を押し上げるという我々のビジョンを共有する志を同じくする盟友を必要とする」

「アトラスコプコはその点で大きな遺産を持っており、業界のデータ主導の革命の最前線にいる。アトラスコプコのような世界的リーダーとのパートナーシップは、間違いなく我々の旅をより速く、よりスマートに、より効率的にするのに役立つ。ぞれはF1チームが何よりも高く評価している資質のすべてだ」

アトラスコプコ・ツール・アンド・インダストリアルアセンブリソリューションのゼネラルマネージャーであるジェームズ・マカリスターは「アトラスコプコとレッドブル・パワートレインズは、どちらも革新の最前線にあり、製造の卓越性と持続可能な生産の限界を継続的に押し上げたいという願望を共有している」とコメント。

「完璧に他ならない環境で動作するアトラスコプコは、トレーサビリティ、エラーの提供に重点を置いている。 校正とデータ主導の洞察により、レッドブル・パワートレインズは競争力を獲得できる。ミルトンキーンズのチームと相互に有益な関係を築くことを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング